つぶつぶタンタン 臼村さおりの物語

身体の健康と無意識のパワーへ 癒しの旅~Have a Beautiful Day.~

太陽ありがとう、家族だとおもう

2020-04-13 22:09:39 | 太陽

つぶつぶタンタンに愛猫太陽のことを綴るのを楽しみにしています。覚えていることを綴っておきたい。あたしの物語という言葉に甘え、勝手なことを書かせていただいています。
この場を使わせていただけること、感謝申し上げます。

太陽が亡くなってから1か月が経過した。2020年3月13日(金)午前1時50分、愛猫太陽は死んだ。

昼過ぎに起床してしんみり。お湯を沸かしながら、太陽太陽太陽と声に出して呼んでいたら、もう1匹の猫がやってきた。ドライフードを食べだした。20歳で自分から起きてくることはあまりない。
あたしは起きるとアールワンと銀のスプーンを混ぜたものを配達するのが習慣なのだけど、その日は後回しにしていた。そうだよね、この子も大切にしようなのだとおもう。自分から心が離れているのがわかったのだろうね。

太陽がいなくなってとても淋しい。そして一番こたえているのはこのもう1匹の猫だと思う。仲はよくなかったし、悪かったし、もう1匹の猫のほうが一方的に嫌っていたのだけど、けれどもその猫はいつも太陽のことみていた。
監視のつもりなんだろうけれど、太陽のほうが世慣れていて頭もよく、一方のこの子は少し自閉症っぽい感じなので、結果的に観察になった。太陽の行動をみて、真似してできることが増えた。真似してみたらよかったということ多かったのだと思う。できることが格段に増えた。ひとりでも日中に外に出られるようになった。賢くもなった。
そのとき、おもった。猫はいくつになっても買われるのだと、人はいくつになっても変われるのだと。

加えてこの猫は今まで1匹で過ごしたことない。なるべくひとりにしないようにしています。

太陽はよくできた猫だった。苦労した、気を使わなければ生きてこられなかったからゆえだから不憫であるのだけど、とにかく気を使う猫だった。
だからあたしに触らせてくれるのも、根本にある感情は接待なのよね。嫌だとおもっても嫌だといわない。ゴロゴロさえ言ってくれる。だからだっこしてゴロゴロ言われると「あー本当に嫌なんだな」とおもったよ。
最後のほうはだいぶ自分を出せるようになってくれて、あたしが触ろうとするのを避けて通ったりもして、それはそれでうれしいという変な感じになっていた。

触ってうっとおしいとおもっていても、すぐにその場を去ると差しさわりがあるじゃない。だから少し我慢をして、今ならわざとらしくないかなというタイミングで、気づくといなくなるようにサササと消える、そんな猫だった。

気を使ってしまうからくつろげないのでしょう。2階にひとりでいることが多くて、なんというか2世帯住宅状態だった。一緒に散歩をするのは、外を自由に出入りしていたころから好きだったけど、それ以外は個人行動が多かった。2階には太陽が使っていたこたつ、段ボールハウス、パオ、そして窓から外を見張れるようにした見張り台、そのままにしてある。当分、気持ち的に片づけられないな。

だから我が家に3台目の猫こたつがやってきて、1階のあたしの仕事スペースに2台設置することになり、あなたが1階に常駐ぎみになったとき、とてもうれしかった。いま調べてみたら3台目のこたつが来て、ちょうど1か月くらいで亡くなったんだね。2月のことだからちょっと短めの1か月。1階にいたがってくれてうれしかった。こたつに入ったり、暑すぎるとこたつの上に載ったり、こたつが載せてあるベッドの空いたスペースにまわりこんだり。あたしがフローリングの床が冷たくて、足元に置いているスタイロフォームの上でも、よくグデッて横になっていたね。
本当はこたつから半身を出してくつろぎたかったのかもしれないけれど、それやるともう1匹がきっと怒るだろうしね。

いま思うと、あなたが下で過ごしてくれた1か月があることで、家族とおもっていてくれたのかとおもえて、ちょっと救われます。居候感、気遣い感があったからね。

今日は春にしてはとても寒い。雨が降っていて風も強い。縁台にも風が吹き込んでくる状態だったから、今日はあなたと一緒に外に出られなかったかもだね。

何の気遣いもなく触れる猫は太陽が初めてだった。ほかの猫は触るのに気遣いが必要だったり、癒してあげるために工夫したりしたけど、太陽にはそれが必要なかった。つまりはあなたが接待してくれたから。だから太陽ばかり触ったりもしたし、すぐに触ったし、ありがとうね。癒し猫をやってくれた。

本当に偉かった。優しかった。
よほど寒くてほかに手段がないとき以外、人間と一緒に眠るのは好きではなかった。最初は布団にもぐるなんて耐えたられないという感じだったけど、数年して頼めばもぐってくれるようになったときは、うれしいふりをしてゴロゴロ言ってくれたけど、必ず頃合いをみて出て行ったよね。ありがとうね。

太陽はぎっしりとお肉が詰まった体型で重みがあった。毛は毛布みたいで、他の猫とは手触りが違った。今でもエネルギーではそばにいてくれているよね。あなたの体が、個性が、手触りが、猫が懐かしいのだ。

ありがとうね、太陽。楽しかったよ。大好き。

また書く。

臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。

エネルギーサロン・タンタン
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