蓮ちゃんの遺体を入れるために動物病院で段ボールをいただいて帰ってきたときから、家の中が臭くて、悪臭に耐えられなかったこともあり、蓮ちゃんが亡くなった日から、主にトイレ周りの掃除をしておりました。
臭いの正体はマーガレットの香りだと判明しました。
⇒ マーガレットの花が臭かった、猫のおしっこの臭いよりも悪臭
トイレのすぐそば、実際に床におしっこがこぼれて臭いがついてしまっていたところを掃除しました。もともとは電子ピアノが載っていたカーペットで、おしっこがかかったと思しきカーペットを捨てました。
うん、おしっこのシミがあった。蓮ちゃんは最期までトイレは自分でなんとかしていたので、位置的に、どちらかというと太陽君がおしっこをかけた可能性のほうが高い気がしないこともない。
蓮ちゃんが亡くなる前の数日間、エステベッドの上にあったこたつ2台のうち1台をそのカーペットの上に置いていた。カーペットがなければ何か工夫をしただろうけど、カーペットがあったおかげでそこにこたつを置けた。
電子ピアノは太陽君が亡くなった後に処分したばかり。
⇒ 太陽ありがとう、一度小休止させてもらいました
結果的に、蓮ちゃんが横になる場所を部屋のなかに作ることができた。そのときはその必要性が出てくるとは思っていなかったな。
猫のトイレ合計5個。普通サイズのもの4個、ビックトイレ1個をすべて掃除した。トイレシートを捨てて、トイレを分解して、石鹸で洗う。
トイレ下部分についているデオトイレシートを入れる引き出しを開けたところ、敷いてあったシートがシミだらけでした。毎回ペットシーツを取り換えることにしていたけれど、それでもときおり下に染みていたのでしょうね。
またすべて、石鹸で洗い、動物病院で分けていただいた次亜塩素酸水の消毒液で清め、また水洗いして、乾かして、しまい込むためにビニール袋をかけ、位置が高くて使っていなかった収納のなかに仕舞いました。
トイレのなかにはおそらく太陽君が我が家に来る前から使っているものもあり、なかなかの汚さだった。気持ち悪いレベルで汚れがこびりついているものもあった。
「きもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもい」とつぶやきながら洗ったことも。
洗ってよかった。掃除してよかった。太陽君がおしっこをかけた爪とぎ器の台座も洗った。
なんというか、正直なところ、亡くなった今となっては、かつて猫たちがしたおしっこの後も愛おしい。
実際ひとつほど、太陽君がおしっこしたままの状態で残っているトイレもありました。また蓮ちゃん1匹になってからもトイレの数を減らすのが嫌でした。
トイレを掃除したくないシンドロームは、蓮ちゃんが亡くなって猫がゼロになったとしても、続いていたでしょう。
そこになんというかすべてを凌駕するマーガレットのう〇こ臭さがやってきて、だから掃除できて、それはそれで結果的によかったのかなとおもっています。
それもどうかとおもいますが、臭すぎて、思い出に浸る精神的なゆとりがなくなってしまいました。こんなあたしですいません。
蓮ちゃんとは20年一緒にいて、20年には何段階もあって、人生に織り込まれていて、思い出がいっぱい。今は最期の1か月ばかり思い出してしまうけど、楽しい思い出、しあわせだった瞬間、いっぱいあった。そうね、最後の1か月も、1週間も、あたしはあなたと一緒でしあわせだった。
マーガレットの件で、結果的に掃除をすることになり、おもった。まずは蓮ちゃんや太陽君が好きだったものをとっておきたいね。例えば最後の強制給餌セットじゃなくて、好きでおいしく食べていたものをとっておく。
うちは猫がゼロになってしまったけれど、18匹飼っている家があり、今強制給餌のときのもろもろをもらってもらえないかと相談しています。
本当にこれらのおかげで強制給餌できたから感謝している。必要な人は必要だし、なんというかこの段階になると、もういのちのことしか考えていないから、コストはまったく気にならない。本人が喜ぶなら何でもします、とおもう。だからこそいろいろと試していただくためにも、もらっていただければなあと。
不思議なもので、由芽ちゃん、蓮ちゃん、太陽君、みんなが肉体を去ると、みなの思い出をいろいろと思い出す。3年半前に亡くなった由芽のことも、同じくらい記憶がビビッドになる気がします。
本当にありがとうね。
また書かせてください。
臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。エネルギーサロン・タンタン
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