伝統工芸 桐たんす と ともに歩む

伝統工芸桐たんす屋
桐たんす 相徳 四代目のページです。
伝統工芸関連の情報交換の場になればいいと思います。

カビの講習に通う

2008-06-20 09:35:56 | カビ
桐たんすは カビが発生する可能性があります。

桐たんすには
湿気を吸ったりはいたりして 中の湿度を一定に保とうとする働きがあります。
このことによって 中の衣類等が 保存されるわけですが
湿気を吸うということは そこに蓄積する可能性があるということであり
埃などが貼り付いた状態になる可能性があるということです。

おかれている環境 状況によっては そこにカビが発生する可能性があります。

この可能性をさげるためには
一番は環境の改善なのですが 
それ以外には いろいろ考えられても
本来の働きと 相容れない部分が大きくなってしまいます。
薬剤の処理 ということでよいのか ということもありますし
人工物を使うというところにも抵抗があります。
また 天然のものでも その機能に持続性があるかということになると
難しくなってきます。
皮膜をかけるのが 確実性が高いわけですが
それでは本来の機能と 相容れません。

一方で 桐たんすの業者の中には 
カビはえませんをうたっている業者もありますが
何をしているのか どれほどの機能があるのか などを明示していません。
私は これには疑問を持っています。

ここは おもいったったのが幸いですので

都立産業技術研究所の 集中講習に参加することにしました。

しばらく 白衣とマスクで カビのことに詳しくなってきます。 




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