伝統工芸 桐たんす と ともに歩む

伝統工芸桐たんす屋
桐たんす 相徳 四代目のページです。
伝統工芸関連の情報交換の場になればいいと思います。

和の問題として たたみが・・

2006-04-04 09:50:36 | 桐たんす
和室とか 洋間 とか 分けて考えられたりしてるわけですが
大きく分類すると たたみがあれば 和室
たたみがないのが 洋室  って感じなのでしょうか。

ですけど 日本家屋は 
すべてがすべて部屋にたたみひいてきたわけではありません。

時代劇は たたみの部屋が多くでてくるけど 江戸時代ですね。

どっちにしても 日本家屋は 板の間もけっこう多くて
板の間 ようは フローリングですが 
そこで座ってご飯食べてたりしたわけですね

ここで書きたいののひとつは
板の上に 箪笥置いても まったく私は違和感ないですが
箪笥はたたみの上のものと思っている人が あんがいに多くて
実際においてみても違和感ないし
民芸調の箪笥でもまったく違和感は感じません。

ついで二つ目。

近年思うのは たたみの質。
どうも たたみの質が 一般的に低下しているような・・・
大の字になって 気持いいと感じにくいたたみが多くなっているようで
たんすは たたみと 直接的には切っても切れない関係とは思いませんが
日本の文化として 密接な関係のものが多いだけに
たたみの心地よさが 減っているのが多いのであれば
それは大きな問題だなぁ  って思います。

こうしたたたみだと フローリングのがいいな となっていくのではと思います。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かに板の間だった (しおみ)
2006-04-05 15:17:27
古い家。(私の育った家は安政年間に建てた家出したが)

確かに板の間が多かった。

水屋は土間で、その隣の食事をするところは板の間でした。

納戸ももちろん板の間。

広縁も板の間。

基本的にお客様をお迎えする場所以外は畳は入れなかったのでは?

畳って江戸時代は高級品だったみたいですから。

当然、箪笥がおいてある部屋は板の間でしたよ。畳ってやっぱり重いものを長いこと置いているとへこむし、板の間が合理的ですよね。
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そうなんですよね (たんす屋)
2006-04-07 09:32:05
実際のところ 板の上の置くのを前提として成立して

進化してきたものが 

いつしか たたみの上が前提になってしまった。



これは不思議で 洋間には合わないわ と

いわれること自体に違和感あったりします。



一方で たたみが前提の お茶とか だと

少なくとも一定以上のたたみでなければしっくりしない と

いくら 着物や道具にこっても まずたたみ って気がします。
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