先日落語を聞いていたら
たんす 三方桐じゃないですよ 総桐ですよ
というフレーズがあって
これ私的には はっきりとわかる話ですけれども
聞いている人のなかのどれほどの人が わかっているのだろうかなぁと思います。
話している本人もわかっているのだろうかなぁ とか思ってしまいますが
業界的に考えれば 少しでもそうしたことが 話の中に出てくるほうが
いくばくかのたしにはなろうというもので ありがたいことに違いはありません。
先日 某きもの屋さんと話をしていた時に
手描友禅の話になって
東京でももう何人もいない 数人だから
希少価値 もうすこししたらできなくなっちゃう という風に言われます。
なるほど これはいわゆる ビジネス用のトークで
だからこれは掘り出し物で 今買っておくと・・ というのにつながるわけだなと
思うわけです。
実際 手描友禅の組合員を何人も知っている人の前で
その言い方はないだろうとは思うのですが
一般の人からすれば そうかなと思ってしまうものでありましょう。
実際にこのきもの屋さんも 同じ業界の人にはそうは話さないのでしょう。
翻って箪笥業界を見ると
うちに来たお客さんが よそへ見に行った時に
もう国産の桐なんてないといわれた とか
桐たんすといっても 表側から貼るんだといわれた とか
昔の職人の技術と今の職人は全然違う とか
国産の桐を使ったら 200万するとか
会津桐なんてほとんどないのに 会津桐だといったらうそつきだ とか
すごい間違った情報があったりするものです。
あんがい名のある店の販売員がそういうことを言ったりするわけで
一般の人からすれば 聞けば聞くほどわけわかんないだろうなぁ と
そんなことを思ったりしています。
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