札幌の公園で見かける野鳥たち

近くの公園や河川敷中心の野鳥観察日記です。

12/31 年末のご挨拶

2021年12月31日 | 公園の野鳥2021
いつもブログを訪問いただき誠にありがとうございました。

今年も身の回りで色々な事がありましたが、ブログに関して言えば初めて一度も休むこと
なく続けられたことです。これは健康もさることながら新型コロナのために自粛生活が続
き宿泊を伴う外出がなかったことも一因です。
いつまでこのブログを続けられるかわかりませんが、今後ともよろしくお願いします。

いまや幻となったシマアオジ(ウトナイ湖で:過去写真)                                                                            


シマアオジは、スズメ大の大きさの小鳥で、北海道でも草原でごく普通に繁殖がみられる
野鳥でしたが、1980年代以降、急速に繁殖の分布域を狭め、今では道北のサロベツ原野の
一部でのみ繁殖が確認されている状況です。
環境省版レッドリストでも絶滅危惧ⅠA類と最も絶滅のおそれの高いランクで、2017年には
「種の保存法」の指定種となっているとのこと。


12/30 マヒワの先兵隊が到着

2021年12月30日 | 公園の野鳥2021
学校が冬休みに入った影響で、平日でもスキーや雪遊びでにぎやかな公園の中を鳥見。最
近の寒さで完全防寒で行くのですが、手袋を二枚重ねにするのでカメラのシャッターを押
しにくくて不自由しています。

野球場周辺でカワラヒワを写していたら、その中にマヒワも数羽混じっていました。昨冬
はマヒワの大群がアチコチで見られたので、今冬も同じになればと期待しています。
















12/29 ダイエット宣言するなら年末に

2021年12月29日 | 公園の野鳥2021
今年の将棋界は藤井聡太君の四冠で大いに盛り上がりましたが、そのトップ棋士が次々と
年末ダイエット宣言をしたそうです。羽生善治九段曰く「年の初めに言うと典型的に失敗
する」。年の初めはおせち等のごちそう攻めですから三日もしないで挫折しますね。ダイ
エット宣言するなら今でしょ!!・・(かなり古い)

食べすぎなのか寒さのせいでしょうか、いつもより丸めのヒガラ君です。














12/28 引きこもりのツグミ

2021年12月28日 | 公園の野鳥2021
数年に一度の寒波に見舞われている日本列島。といっても北海道ではいつもの年末。ただ
日中の気温がマイナスなのでマスクをしたままだとメガネが曇ります。故についついあご
マスク状態で人とすれ違うたびに鼻まで引き上げてごまかしています。

今冬この公園では初登場のツグミですが、オンコの中から出てきてくれません。ぼっちで
何かするのが人気の昨今ですから、このツグミもぼっちが好きなのかそれともただの引き
こもりなのか・・。
















12/27 今年はカケスが少なかった

2021年12月27日 | 公園の野鳥2021
今年もあと数日となりました。この公園は12/29~1月3日まで管理センターの年末年始の
休みに伴い駐車場も利用できなくなりますので、明日がこの公園での今年最終の鳥見日と
なります。

今年は公園内のドングリも不作だったためか、ミヤマカケスはほとんど現れませんでした。
鮭も不漁でしたので森のヒグマさん、冬眠するだけの体力をつけられたか心配です。お腹
を空かして冬眠を早めに目覚めた春のヒグマさんは怖いですからね~。
ちなみに昨年道内で捕殺されたヒグマは930頭で過去最多というからびっくりです。













12/26 がんばれ ミルクランド北海道

2021年12月26日 | 公園の野鳥2021
最近にわかに耳にする年末年始に生乳が5000トンも余って廃棄されるという問題。首相
や各県知事さんがテレビの前でグイーと一杯飲む姿が映し出されます。

北海道は全国の生産の50%以上を占めていますから大打撃です。2500万人が年末年始まで
にたったコップ1杯飲めばすむ話ですが机上の空論ですね。北海道では2006年から「ミル
クランド北海道」という牛乳の消費拡大運動を進めていますが、ここは頑張りどころです。

ハシブトガラ君にも協力してもらいたいですが無理でしょうね。
昔、カウボーイと言って焼酎の牛乳割りがあったのを思い出しました。














12/24 昔は寒スズメが一番

2021年12月24日 | 公園の野鳥2021
今日はXmasイブ、街にはXmasソングが流れ、スーパーの肉売り場には骨付きの鶏モモ肉
であふれています。鳥類ご難の日々ですね。

そういえば、昔は今の時期のスズメは「寒スズメ」と呼ばれ、脂がのって美味しいと焼き
鳥にしていたとか。さすがに現代では食べられていないと思っていたら、とある地域では
今でも名物として売られているというから驚きです。北海道では豚串でも焼き鳥といいます。

スズメ君、北海道では君たちを食べないから安心していいよ~ (^。^)y-.。o○
 


















12/22 最後の一粒

2021年12月22日 | 公園の野鳥2021
日本の食品ロスは実に年間600万トン、毎日10トントラック1640台分もあるというから驚
きです。そんな人間社会とは別に今年の野鳥の世界は大凶作、今日も最後に残ったヒメリ
ンゴをヒヨドリが大事に食べていました。このヒヨドリ、小さな一粒でも自分で全部食べ
ずに半分を他のヒヨドリのために残しました。私も見習うこと多しです。

小さなヒメリンゴを見つけたヒヨドリ・・

この木には他に実がありませんので、最後の一粒です。

小さいので一口で食べれそうですが、少しづつしか食べません。

大口でかぶり付きましたので一気食いかと思ったのですが・・

やはり下の方をちょっぴりだけつまみます。

あ~全部食べたいなぁ~という顔をしていますが・・

やはり全部食べずに少しつまんで場所を譲りました。

すぐに別なヒヨドリが来て、半分残してくれたヒメリンゴを美味しそうに食べ始めました。
生存競争が厳しい中で心が温まる光景でした。


12/21 高村光太郎の道程のごと

2021年12月21日 | 公園の野鳥2021
こちらの公園は面積が広いことから一部しか除雪が行われません。大半は散歩の方が踏み
固めるのですが、今年のように一日で50センチも積もられると遊歩道に入るのにもためら
いが出来ます。故に私の鳥見コースはまだ立ち入った人がいなく最初の一歩を踏み出すの
は、まるで高村光太郎の「道程」のようです。

・・僕の前に道はない・・


・・僕の後ろに道は出来る・・ああ、自然よ 父よ・・


 参考までに、高村光太郎の「道程」は、大正3年2月9日に作られ、「美の廃墟」3月号
に発表されたときは102行の長詩であったのが、9行の詩として詩集『道程』が刊行され
たのは同年10月。長沼智恵子と結婚したのは12月のことだそうです。

そんな公園にようやくシメが姿を見せてくれました。これも雪のおかげかも知れません。













12/20 降雪量も帳尻が合う

2021年12月20日 | 公園の野鳥2021
今年は雪が降らなくて良いと喜んでいたら、札幌は観測史上一番の大雪で、12月中の降雪
量の帳尻を合わせてくれました。もっと計画的にちょびちょび降ってくれたら除雪作業も
楽なんですけどね。自然に文句を言っても仕方がないので腰を痛めないように気をつけな
がら雪かきをしていました。

突然の大雪で野鳥さん達も大変でしょうが、これで山から下りてくるのが増えると嬉しい
のですが・・・