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大洲市にあるエクステリア設計者のブログです

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コンクリート擁壁・フェンス工事  石積みは撤去が厄介

2016年05月09日 11時27分49秒 | 音楽
いつもお世話になっております。

GWもあっという間に終わりましたね(´-ω-`)
私は、5日の最後の日に五十崎の凧揚げを少しみて友人宅の庭で昼間から酒飲みながらBBQしたぐらいです。
友人宅は道路に隣接しており、凧揚げの祭りがあった為、歩行者が横を通る通る。
私たちが、かなり丸見え状態になっており、知人も横を通る為、なんとも言えなかったです(笑)


さてさて、本日は現在工事中の現場について話そうと思います。
紹介する現場は、現在建物をリフォームしているお客様で、庭もリフォームしたいとの依頼でした。

工事内容は裏庭にフェンス工事です。
現地でお客様の話を伺ってる際に、気になる点が出ました。

■現況写真




・写真は、2方向から撮影しております。

要望は、こちらの塀の上にフェンスをしたいとの事。
しかし、非常に古いブロック塀です。30年だったかな?
はっきりは覚えておりませんが、かなり前に施工しているようです。
よく見たら、ブロック塀が少し傾いています。

気になる点ですが、
まず、元々あるブロック塀の上にフェンスを追加するのは強度的に不安があることが多いです。
今回のブロック塀の上は、完全にアウトです。

新しくブロック塀を作成して、その際にフェンスすることはよくあります。

ただし、高さのあるフェンス(H1600やH1800等)は、新しいブロック塀であっても、その上に施工するのは基本ダメです。
高さのあるフェンスはカーポートのように完全に独立して建てるのが一般的です。

今回は高さのあるフェンスではありませんが、ブロック塀は壊してやりかえる必要があります。

しかし次の問題点です。
フロック塀の基礎部分が石積みとなっております。

どうやらこのブロック塀は、石積みの上に少しだけコンクリートを乗せて、レベル(水平)を出し、ブロックを積み上げているようです。
この場合、ブロックは石積みの上に乗っているだけでつながっていない状態の為、非常に危ないです。
そのような理由で傾いているんでしょうね。

じゃあ、なぜ倒れないのか?
それはまず複数のコンクリートブロックが鉄筋(縦筋・横筋)でつながっており、
且つ、ところどころ挿し筋が可能なところに無理やり石積みに挿し筋をしているからだと思われます。
石積みに挿し筋はやりづらいですが、場所によってはできる箇所があるので、そのおかげで倒れていないのだと思います。
当たり前ですが、それでも通常施工に比べては断然強度がありません。

数十年前の施工なので、こういう塀はごく当たり前に存在します。


通常施工なら、災害が起こらない限り、自然に傾くということは『絶対』とは言い切れませんが、まず起きないと考えてよいでしょう。

あっ!地盤沈下が起きたら、いくらちゃんとした外構工事でも無理です。傾きます。
外構工事の範疇外で起きた場合、これは外構業者から見ると、もうお手上げです( ̄□ ̄)!!
建物ならもちろん地盤改良などしますが、外構では・・・もちろんできるなら改良するべきですが、地盤改良までする方はほとんどいないでしょうね(´-ω-`)


説明が長くなりましたが、、お客様にこの旨を説明して、既存ブロック塀はもちろんのこと、現在ある石積みも撤去してから、
新しくコンクリート擁壁を作り、その上にフェンス工事という内容で工事することになりました。
費用はかかりますが、今回はそこまでしないとフェンスは取り付けるのは厳しかったです。


それでは工事に移ります。


■まずはブロック解体


解体後に写真を撮りました。
すぐに倒れると思っておりましたが、鉄筋が想像以上に絡んでいて意外と倒れませんでした(*_*;
でも意外と倒れないからといって施工するのはダメですね。
これは昔だから、言われていないだけです。
今、このような工事をすると会社の信頼を失います。
少なくとも土台とブロック塀が鉄筋でつながっていないのは非常に危ないので、そこは最低限守らなければなりません。


○補足
色々書きましたが、では石積みの上に塀は作ったことがないのか?と言われると実は施工したことはあります。
ただし、上記のような施工はせず、どうすれば強度がでて安全かを考えてから施工しております。

さすがに、お客様から要望を聞いて、それは無理です無理です。と頭ごなしに否定していたら、お客様も困るというか、怒りますからね(爆)
じゃあ、どうすれば塀やフェンスを取り付けれるのか?と臨機応変に対応することは大事ですね(#^^#)

今回の場合は、それを踏まえても、石積みを撤去するしか方法がないと判断した為、撤去する方向で話を進めました。



■石積み解体・掘方




上記の写真は既に石積みを撤去した状態ですが、撤去には凄まじく苦戦しました。
説明をしていない、他の撤去工事も含まれるのですが、実質2日間かかっております。

それは埋まっていた石が想像以上にでかく、且つその下からも次から次に石が出てきたからです。
下から出てくる石がコンクリート擁壁工事に干渉する為、なんとかその石も、その石も、と頑張って引っこ抜いた結果、大幅に撤去工事に時間がかかってしまいました。

まぁ、私が苦労したというより、作業員が苦労したのですが、その場に私もいた為、石積みの撤去の大変さを痛感させられました。


■ただし、想定はしていたのですが、石積み撤去がどうしてもできない部分がありました。


写真ではわかりにくいのですが、こちらはお客様の思い出がある、梅の木が石積みの傍に立っております。
この梅の木は幹の一部が腐ってしまい、幹が薄い状態になっており、支柱を加えて、立っている状態です。

写真の箇所の石積みを撤去してしまうと、支柱が外れてしまう為、
木が倒れてくる可能性があり、さすがに倒れて来たら受け止めることは不可能なので、逃げるしかありません。
その際の被害を考えるととてもとても撤去しようとは思えませんでした(*_*;

よって急きょ、お客様を呼び、話し合い、そこだけは石積みを撤去せずにいくことに致しました。

お客様も撤去中ちょくちょく作業を見てくださり、やはり梅の木を心配されていたのですが、掘方はなんとか無事に終わりました。
掘方に苦労した分、ここからはどんどん工事を進めていきます。


■ベースコンクリート打設準備(下地砕石入れ後、転圧・ベース筋・型枠等)




掘った部分に砕石を入れて転圧し、その後、配筋をしていきます。



■撤去できなかった石積み部の配筋


少しでも強度を出す為、現状のコンクリート部に挿し筋をしてます。これだけでも結構違いは出てくると思います。
ただ、石積みでコンクリートの厚みが薄い部分があるので、さすがに将来クラックが行く可能性が高いです(*_*;
そのことはお客様には説明してはおります。


■ベースコンクリート打設





■立ち上がり型枠組み・コンクリート打設








型枠を組み、翌日打設致しました。


■養生し、型枠バラシ、コンクリート基礎完成





石積み撤去の際は、どうなるかとは思いましたが、ここまできました。
あとは、フェンス取付と、撤去の際に既存コンクリートを割って撤去した部分をコンクリート補修すれば完成です。

■フェンス取付






あとはいつも通り、フェンスを取り付けて終了です。
時間はかかりましたが、なんとかここまで来れました。
この後は、擁壁工事に余分に撤去した足元のコンクリートを打設して完了です。


長かったですが、なんとかここまで書くことが出来ました。
また、いい現場があったら紹介していきたいと思います。

それでは!(・ω・)ノ

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