今回のブログは久しぶりに現場での出来事を話したいと思います。
実は失敗例なので、弊社からするといい話ではありません。が、恐らく皆さんは、失敗例の方が興味があると思うので、たまには書いてみようかと思います。
今回の現場は、約1年ほど前に外構工事をさせて頂いた現場です。
こちらの敷地は道路から約1mぐらい上がっており、外周全てに土留め用の擁壁がある現場です。
※造成工事は弊社工事ではありません※
ある日、担当の営業さんから私の携帯に連絡が入り、
営業『○○様から車庫のコンクリートが割れているので見てほしいと連絡が入りました』
私『クラック(ひび割れ)ですか!?確認に伺います』
現地に行き、クラックを探しました。
車庫が広かった為、意外と見つからず、どこにあるんだ?と思いながら探していると発見しました。
■クラックを確認

コンクリートの表面だけ割れている!?
■前回施工した直後の車庫の写真

こちらの写真は施工した時(1年ほど前)の写真です。
車庫は縦長のコンクリートとなっております。
クラックは、そのコンクリートの一番奥にありました。
車庫にはスリットを入れ、コンクリートを分割して打設はしてましたが、
こちらの現場だと、分割しても比較的大きい、縦長のコンクリートになりました。
それなりに広いコンクリートの為、どこかに負荷がかかかり、クラックが入ってしまったんだろうと私は考えてました。
※コンクリートは面積が広い場合、緩衝材やスリットを入れずに打設するとクラックが入りやすくなります※
ちなみに上記のような場合は、中央付近にクラックが入りやすく、端部に入ることはあまりないです。
割れ方もコンクリートに亀裂が入り、深く割れる感じです。
ですが現地を見ると、完全に端部で、しかもコンクリートの表面だけが割れている。
今までの見てきたクラックとはタイプが違う。と思い、
私だけの判断では危険だと思い、弊社社長に連絡し確認してもらうことにしました。
話を少し戻して、こちらの現場は道路高から1m程、敷地が上がっております。
敷地を上げる為の外周に土留めの擁壁(コンクリート)があります。
※全体図の写真はありますが、お客様に確認を取っていないのでUPは致しません※
■クラックがなぜ起きたか?の弊社の解釈です。
まず、1年前の外構工事に遡ります。
このときの外構工事の際に、外周擁壁の上にブロック1段+フェンス工事を致しました。
その後、車庫コンクリート打設。
この時、擁壁よりもコンクリートの方が高かった為、擁壁の上にある化粧ブロックにぶつける形で打設しております。
※2番目の写真を参考※
施工後、外周の既存擁壁がわずかに動き、当然擁壁の上にある化粧ブロックも一緒に動こうとするので、化粧ブロックとコンクリートの接点に摩擦が起こり表面が割れたのでないか?と判断しました。
■文章だけだと、わかりづらいので図を書いてみます。汚くてすみません(┬┬ω┬┬)

こんなイメージです。
ここで社長から注意を受けました。
『土留めの擁壁が動く可能性は十分にあり、その擁壁に干渉する形で車庫コンクリートを打設したのが間違い。この場合はスリット等を入れ、車庫コンクリートと擁壁が干渉をしないように工事をしないといけない』
・・・
もっともな意見です。
今後、このようなケースは、擁壁が動くことを想定して提案していきたいと思います。
ちなみに今回の対応としては、現在割れているコンクリート部分にカットを入れ、コンクリートを撤去。
スリットになった部分に、他のところで入れていたカラー砕石と同じ砕石を入れて仕上げました。
■対応後の写真


お客様には大変ご迷惑をお掛け致しました。
知らない人が見たら、最初からこのデザインでした。という感じで違和感なく仕上げられたと思います。
実は、こちらの現場は擁壁が動いたことにより、擁壁の上に積んでいた化粧ブロックにも影響が出て、そちらも修復致しました。それもブログ書いていたらとんでもなく時間がかかるので割愛させてもらいます。
正直、今回の件は非常に勉強になり、そして反省しました。
化粧ブロックの割れに関しては、お客様の要望上どうしてもやらなければならないことが多いので、
こちらの場合はあらかじめ説明をし、確認した上で施工したいと思います。
非常に長くなりましたが、今日はこの辺りで失礼致します。
それでは!!