大洲市にあるエクステリア設計者のブログです

大洲市 宇和島市 西予市 八幡浜市 鬼北町 松野町 内子町の南予地方で、外構エクステリア工事を紹介していくブログです。

リフォーム工事 インターロッキング敷き 鬼カット

2014年03月26日 18時42分31秒 | 現場完成写真

皆さん、こんにちは。

鬼のような3月が終わろうとしております。

来月から消費税UPですね。

もちろん私も増税は嫌ですが、この税金がまともに使われるのであれば、

仕方がないとは思っております。※注意:正しく使われるなら※

国が破たんしたら、増税どころじゃ済まなくなりますからね( ^ ^ ;

・・・・そこまで政治の事は詳しくないので、もう止めときます(爆)

 

 
今日は、少し前に竣工しました現場を紹介しようと思います。

今回の現場は、

一度外構工事をさせてもらったお客様で、リフォーム工事をさせて頂きました。

   
リフォーム工事の内容は、主に車庫工事です。

現状では、車庫部のコンクリートが、タイヤが上がるところだけ打設していて、

他は錆砂利を敷かせてもらって下の写真で仕上がってました。

1

この写真は最初に外構工事をさせてもらっていた時の写真です。

まだ工事途中の写真ではございますが、轍の部分にコンクリートを打設しております。

最近、よく見る車庫のパターンですね( ^ ^ ) 

 
このコンクリートがない砕石の部分を全てコンクリートにしてほしいとの要望でした。

他にも要望があったのですが、今回は車庫だけを紹介致します。

 

お客様の要望通り、単純にコンクリートを打ってしまうと、

新しいコンクリートと古いコンクリートがはっきりしてしまい、あまり綺麗とは言えません。

且つ、コンクリート打ちだけだと、色もなく殺風景になってしまうので、

違う方法を考えることに致しました。

 

どんなデザインができるのか考えてみましたが、

さすがに轍のコンクリートを残した状態でデザインするとなると、

スペースが制限されすぎて無理があった為、

変なことは考えずにシンプルに行こうと思い、インターロッキングを敷きつめることにしました。


それでは、まず簡単にインターロッキングの説明をします。

インターロッキングは、コンクリート製品でできている敷きブロックの事です。

よく商店街の道路や、歩道などに使用されてます。

 Photo_103

↑この色がついた部分ですね。

インターロッキングも様々な形状があり、上記の商品以外もたくさんあります。

 

インターロッキングの良い点は、私の独断と偏見で答えますと、

・コンクリート製品の為、車が上がっても耐えられる。

 ※外構工事に関して、これはかなり重要な事です!!

・掃除がしやすい

・色がたくさんあり、外壁等に合わせやすい

・施工がしやすい

などです。

 

次に悪い点ですが、

・コンクリート打ちに比べたら、費用がかかる(但し、他の商品に比べると比較的安いです)

・あまりR形状には向かない。(Rも可能ではある)

・コンクリート製品全般に言えますが、乾いているときは白っぽくなりやすい

です。

デメリットがそこまで思い浮かばないのもメリットなのかもしれませんね(*^-^*)

あっ!もう一つ、

色んなところで目にするからオリジナルに欠ける等もあるかもしれません( ^ ^ ;

私の中でインターロッキングという商品は、このようなイメージで捉えてます。

 

それでは前置きが長くなりましたが、工事開始です。

■まず、インターロッキングを敷く部分の砕石や土を処分していきます。

 2

砕石・土を処分した状態です。

インターロッキングの厚み(60mm)+下地の砕石・砂の分をスキ取りしております。

 

ここで補足を。

弊社はインターロッキングを敷く場合、下地にコンクリートを打設することが多いです。

これは車が上がって、インターロッキングの一部が下がってしまうのを極力防ぐ為です。

 

しかし、今回の場合、車は基本、現在あるコンクリートの上にタイヤが乗り、

インターロッキング敷く部分には、ほとんど乗りません。

それならば、費用を抑えるのも兼ねて、下地にコンクリートを打つのを止めることにしました。

 

コンクリートを打たなくてインターロッキングを施工しても構わないのか?ということですが、

インターロッキング工事の場合、下地にコンクリートを打たなくても大丈夫です。

但し、車などが頻繁に乗り入れする場合はコンクリートは打つ事を私は勧めております。

 

 
次は、いきなり仕上がりの写真です・・・。

途中の写真は撮れませんでした。申し訳ありません。

 
■完成(全体像)

5

奥のピンクの色の部分がインターロッキング敷いた部分です。

いかがでしょうか?

私的にはかなりスッキリして上手くいったと満足しております(*^-^*)

 

さて、ここで終わりにしたいのですが、少し裏の話が。

実はこの提案で決まり、施工することになり、

会社で作業する職人に見せた際、職人から悲鳴が・・・。

この図面を見て、作業する人間にはすぐにわかることなのですが、

これ鬼カットなんです(爆)

 

ほぼ全ての部分、インターロッキングをカットしないと敷くことができません。

インターロッキング敷き中で一番大変な作業は、カットです。

私の提案では、ほぼ全てカットなので、作業する人間にとってはこの図面は最悪です(爆)

なので、この図面を見せた時、少し怒られました(爆)

私は、『出来ない作業ではないでしょう(≧∇≦)bイケマスヨ』と言ったら、

また怒られました(´・ω・`)

 

それでは、現場の職人達の苦労の結晶を紹介します。

■完成(拡大)

7_2 8

 9

うん。すごいですね。

図面を描いて、こんなことを言うのもなんなんですが、私には到底できません(爆)

とくに浄化槽のマス付近、これはまさに職人芸。

この写真ではRカットで合わせたんだな~とまでしかわからないと思いますが、

実際、この見えていない浄化槽マスの下の部分はえげつないことになってます。

言葉では説明しづらいですが、わかる人にはわかると思います。

 

それでは今回のブログは以上です(≧∇≦)

さて、もうすぐ新年度!

中学入学・高校入学・大学入学・新社会人の方は、ドキドキものでしょう。

私も学生時代の4月を迎えることは、不安もありましたが正直、楽しみでした。

今となって言えますが、新しい生活にはかなりワクワクしていたと思います。

しかし現在では30歳を迎えてしまい、その気持ちも完全に薄れて、

新しいこと始めてみようと思いますが、なかなかないものですね(。-∀-)

 

最後は少し暗い話になってしまいましたが、

この辺りで失礼します。

ではでは(=∇=)ノ~

 


排水工事 ネトロンパイプ埋設 今日はちゃんとした内容のブログですよ( ^ ^ )/ 

2014年03月05日 17時43分12秒 | 現場進捗写真(工事中の写真です)

皆さん、こんにちは!

久しぶりに時間ができましたので、ブログを更新致します(*^-^*)

ちょうどいいブログネタが出来ましたので、これは、今だ!と思って更新してます。

   

さて今回は、排水工事について話をしようと思います( ̄∇ ̄*)/

 
皆さんが、所有している土地で、雨が降ると水溜まりができて、

その水溜まりがなかなか無くなってくれないから困る。

という事は結構あったりすると思います。

雨が降れば水溜まりができるのなんて普通のことですからね。

でもよっぽどの事がない限り、そのまま普通に見過ごしていると思いますが、

私達はいろんなところに行って工事をしておりますので、

現場によっては、水溜まりがひどく、

次の日は晴れているのに水溜まりは残ったままになっていて、

排水しないと工事ができない。という現場をたくさん見てきております。

そのような現場があった場合は、お客様に排水工事を提案をするようにしております。

 

 
では排水工事とはどんな工事をするのか?ということですが、

まずその前に、水溜まりの仕組みを簡単に話したいと思います。

 

※多分私の考えであっていると思いますが、ちゃんと調べてから、

  話しているわけではありませんので、間違ってたらごめんなさい※

 

 

 
子供の頃から当たり前のように見ている水溜まりですが、

その水溜まりをみて、

これはどんな仕組みでできるんだろう?と深くは考えていないと思わないですよね( ^ ^ ;

 

(敷地が土だと仮定して話をします)

まず雨が降ると、普通に雨水は土の中に吸い込まれていくと思います。

しかし、土も無限に水を吸えるわけではありませんので、

段々土の中に水が溜まってきます。

そして、下の方からだんだん水が溜まっていき、最後には地上に現れてきます。

このような形で、土の上に水溜まりができます。

結局、プールに水を溜めるのと同じ原理で、

目に見えたりはしないのですが、段々下から水が上がってきてるんですよね。

 

この仕組みから排水工事を考えていきますと、

結局、土の中に溜まってきている水を、

地上に現れる前に拾い、ちゃんとした水路等へ、

流してしまうと水溜まりができないという考えになります。

 
 
では、どうやって地中の中で水を広い、水路や川になどの場所に流すのかといいますと、

弊社では、『ネトロンパイプ』という商品を使用します。

※他にも排水する商品もあるとは思いますが弊社はネトロンパイプです※

 

■ネトロンパイプ写真

Photo

・ネトロンパイプは長い筒状のものとなっております。

わかりにくいのですが、上部にだけ穴が開いておりメッシュ状になっております。

これを地中の中に埋設すると、地中から上がってきた水が、

このネトロンパイプの高さに達した時に、

その穴から水が入り、パイプを通って流したい方向にに水を流すことが可能です。

 

それでは弊社が排水工事している写真を紹介したいと思います。

■まず埋設したいところの土を掘っていきます。

 80_2 81_2

・そこまで深くまでは掘る必要はないと思います。

 要は地中に出てくるまでに水をパイプの中で受ければいいのですから。

 そして、水の流したい方向に向かって、深く掘り、水勾配を取ります。
 勾配は、1/100~2/100ぐらいの勾配で施工することが多いです。

 (1/100勾配=距離100cmで高さ1cmの勾配)

 勾配をキツめに取る取らないは、パイプの中の詰まりに関係してきます。

 雨水だけ綺麗に入ればいいのですが、

 やっぱり土も混ざってパイプの中に入ってくるので、

 (極力土が入らないようには施工しますよ)

 勾配が緩すぎると、中で土が溜まり、水が流れにくい状況になります。


■ネトロンパイプ埋設状況

 Bandphoto_2014_03_04_19_24_00_2

・写真のイメージでネトロンパイプを埋めていきます。

 敷地が広い場合は、ある程度ネトロンパイプを埋設しないと、

 パイプのないところに水溜まりが出来てしまいますので、

 1本のみだと厳しいです。

 

どちらにしても、完全に水溜まりを防ぐのは困難です!

排水工事をしたのに水溜まりができてるじゃないか!!と言われた場合、

さすがに、敷地内、全ての水溜まりを防ごうとすると、

ネトロンパイプをこれでもか!っていうほど網目上にいれないといけなくなる場合がある為、

かなりの費用が掛かります。

よって、ここまでしておけば大丈夫だろ?という差し加減で、

ネトロンパイプは埋設しておりますので、そこはご容赦願いますm(_ _)m

 

一般的には、適度にパイプを埋設しておけば、

水は横に広がってから上がってきますので、どこかのパイプが水を拾ってくれますので、

問題はありません。

■ネトロンパイプを既存の雨水マスに接続

 Bandphoto_2014_03_04_19_24_17_2

・このマスは雨水マスと言って、建物の屋根から受けた雨水が樋を伝わって、

 雨水マスに入り、敷地外へ排水しておりますので、

 この雨水マスにネトロンパイプを接続すれば、必然的に水路の方へ排水ができます。

※雨水マスは、必ず家の周りにありますよ※Bandphoto_2014_03_04_19_24_17

 

いや~しかし、今回のネトロンの写真は非常にわかりやすいので助かります( ^ ^ )

写真を撮ってくれた人には本当に感謝感謝ですねm(_ _)mアリガタヤアリガタヤ

 

そしてこの後、ネトロンパイプを埋めたら排水工事は完了致します。

残念ながらそこの写真はありませんでした(爆)すみません。

ただ、ここで気を付けることがあります!!

ネトロンパイプの上に土を被せてしまうと、

パイプの穴から土がもろに入ってしまい、何の意味もなくなってしまいます( ^ ^ ;

よって、ネトロンパイプの上に敷くのは、砕石(さいせき)となります\_(・ω・`)ココ重要

砕石は、砕いた石ですね。

砕石でも粒の小さいものは穴から入ってしまいますので、

ある程度大きさのある砕石を敷いてください。20mm~40mm以上のものかな?

 

 
さてさて、するどい人はここで気づくのですが、

じゃあ、ネトロンパイプ(排水工事)をするときは、全部砕石敷きしかないのか!?

と思われるでしょう。

土でもやりようはありますが、基本は砕石敷きにしてください(〃`・д・)/

土の場合は・・・・もう疲れたので割愛致します(爆)

 

 
ふぅ~これで排水工事は以上です。

なかなかの長文になりましたが、

久しぶりにまともなブログが書けたと思いますよ(≧∇≦)b

 
それでは今日はこの辺で!!!

またね~(=∇=)ノ