峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

スペル

2011年12月07日 | インドネシア語

 インターネット検索でたまたま、1893年のインドネシアの地図を見つけた。当時オランダの植民地支配下にあり、地図はオランダ製である。地名もオランダ語式の綴り。AtjehSoerabajaBatavia…。今ならAcehSurabayaとなり、バタビアは首都のJakartaだ。海もzeeの表示。“オランダ語化”は地図上ではけっこう進んでいたようだ。

 私の大学在学時、インドネシア語の綴りにはオランダ語の影響が残っていた。tj(c)dj(j)oe(u)j(y)など。カッコ内の現行表示に変わったのは1972年から。ちょうど、過渡期に当たってややこしい思いをした同窓生もいるに違いない。卒業後、20年ぐらい経って初めて新スペルを目にした時、「時代の変遷」に戸惑いを感じたのを思い出す。

 古い出版物には“懐かしい”旧綴りのものもあるのではないか。古書店なら置いているだろう。02年に公開され大ヒットしたインドネシア映画(邦題「ビューティフルデイズ」)の中で高校生のカップルが古本屋に出かけるシーンがあった。今度ジャカルタに行った時には、探して古書店も覘いてみたい。

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