小学生はまだまだ幼い印象が強い。だが、スポーツの世界では、一般に混じって堂々と戦う競技も増えてきた。卓球もそのひとつ。先週の全日本選手権で11・12歳(小学5・6年生)の選手たちが高校生・大学生を破るシーンがあった。さすがに上位までは食い込めなかったが、選手の「低年齢化」と「実力接近」は着実に進んでいるよう。
男子単で1人だけ出場した出雲卓斗、女子単では加藤美優、平野美宇、伊藤美誠らの活躍ぶりが新聞にも載った。男子では最年少勝利の記録もついた。卓球経験者の親が、子供の3歳時から英才教育を始めたという。そう言えば、福原愛も3歳からだった。11歳で最年少出場しており、第2、第3の“愛ちゃん”がたくさん後に続いているのだ。
その福原愛が女子単決勝でライバルの石川佳純を下して大会初V。すでにロンドン五輪代表が決まっている日本のエースはまだ23歳だ。一方、男子単は18歳の高校生・吉村真晴が、6連覇を狙っていた水谷隼にフルセットの最後、4連続ポイントを奪い逆転勝ちした。水谷が敗れたのは勝負のアヤだったか。それでも後続の躍進はたのもしい。
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