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二年ぶりに雨飾山に登ってきました。
前夜は、白馬村在住のtoshiさん宅に泊めていただき、入山者が少ない大網コースから山頂へ至り、
小谷温泉(雨飾キャンプ場)へと下ってきました。
車の場合はどうしても、ピストンになりがちですが今回は車二台を有効活用です。
まず、小谷温泉登山口に一台をデポし、もう一台に全員が乗り込み目的の大網登山口へと移動します。
小谷温泉登山口から大網登山口までは8kmほどの道のりで、湯峠から先はかなりダートな道に変わります。
すれ違いもままならないほどのガタガタ道なので、車の腹を擦らないようにゆっくり走ること25分で
登山口に到着です。
【山行日】2009年9月27日
【メンバー】toshiさん、も~りさん、mariさん、fu-co
【コース】大網登山口07:15-----下水場08:40-----展望台09:40-----最終水場案内10:05-----山頂11:25/12:20-----分岐12:40-----笹平12:50-----荒菅沢13:35/13:45-----ブナ平14:10-----小谷温泉登山口(雨飾キャンプ場)14:55
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大綱登山口
小谷温泉登山口から標高差にして200m程下った場所にある大網登山口
、5~6台は止められる駐車スペースがあります。
オオツリバナ ヤマブドウ
入山者が少ないせいか、ヤマブドウやマタタビなど山の幸がたわわに実っていました。
ヤマブドウを少しだけ試食してみました。熟したヤマブドウは甘酸っぱくて予想以上においしかったです。
草がおいしげる登山道ですが、踏み跡はしっかり付いています。
登山口から暫らくは平坦な道が続きますが、30分ほどでいよいよ登りに差し掛かります。
この日は湿度が高く、この時期にしてはかなり蒸し暑く感じました。
暫らく登るとブナ林に変わり、少し色づいた木々がやさしく迎えてくれます。
08:40 下水場
18分の6
08:30 ようやく三分の一まで登ってきました。
キノコ
ブナの倒木にびっしり生えたおいしそうなキノコ、でも毒キノコかも?
ほかにもたくさんのキノコを見つけましたが、全員、キノコには疎いのでただただ見るだけ…
下水場から約一時間で、展望台に着きました。
少し前に大休止を取ったばかりなのでここは素通りです。…あと少しでこんな休憩スポットが用意されていたのに残念でした(^^ゞ
ただし、展望台といっても、木々の間から、うっすらと下界が望めるだけで“展望台”
は、チト名前負けかも…(^^ゞ
ユキザサ
ヤマウド
クルマバツクバネソウ
ツバメオモト
瑠璃と黒が美しく調和しています。
そのほか、マイヅルソウの赤い実、マタタビの実などもありました。
高度が上がるとウルシやナナカマドの紅葉も見られるようになり、気分が高まります。
あっちに見えるのは……歩いてきた道を振り返ります。
行く手に雨飾山の山頂らしきコブが見えてきました。
そして
いきなり左手(北側)に展望が開けました。
地図で確認すると、駒ケ岳、鬼ケ面岳のようです。
そして、南東につながる鋸岳
むこうに見える稜線は鎖、ロープが連続する難所続きの険しい山域のようです。
行く手にいよいよ、雨飾山山頂が近づいてきました。
タムラソウ
初秋の花たちも咲き残っていました。
ハバヤマボクチ
先ほど、遠くから眺めて山頂かと期待した場所は山頂ではなく岩の塊でした。
岩が折り重なるこの一帯は、夏の盛りは高山植物が咲き乱れていたことでしょう!
トガクシコゴメグサ
葉の先端が尖っていて、ちょっと変わったコゴメグサ…見た瞬間そのように感じました。
後で調べたらトガクシコゴメグサと分かりました。
リュウノウギク
盛りは過ぎていましたが、リュウノウギクの大群落は圧巻、本当にすごい数でした。
真っ赤に紅葉したハクサンタイゲキ、、シナノオトギリ、赤い実をつけたコケモモ、黒い実のオオバスノキ、
咲き残りのウツボグサ、花後のマルバシモツケなどなどが見られました。
大網コース山頂直下からみる笹平
11:25 山頂です!
タイムは4時間10分でした
そして、お待ちかねのランチ
も~りさん特製のとってもおいしい具だくさんの豚汁です(^-^)v
山の上で食べる豚汁は最高でした。
風もなく心地よい山頂で食欲倍増、またしても超過剰なカロリーを摂取してしまいました
さて、重くなった身体を奮い立たせ、下山にかかります。
イブキジャコウソウ
山頂付近に咲いていました
笹平を見下ろす三人
急坂を下ります
荒菅沢を見下ろす
オヤマリンドウ
雨飾山を振り返る
金山方面はガスに覆われてしまいました。
笹平から先は、梯子、ロープの連続で少し緊張します。
荒菅沢
布団菱を振り返る
ブナ平
オニシオガマ
14:55 小谷温泉登山口(雨飾キャンプ場)
雨飾山は小谷温泉からのルートと北側の雨飾温泉からのルートがよく知られているようですが、今回は、あまり歩かれていない大網ルートからの挑戦でした。
道は、ジグザグに切られて歩きやすく、何より人が少ないのは最大の魅力です。
紅葉の時期にもかかわらず、誰にも会うことなく、まさに独占状態でした。
紅葉の最盛期に少し早すぎましたが、咲き残りの高山植物にも会えたし、大満足の山旅でした。
足はすっかり治ったようですね。
静かな雨飾山、楽しまれたようで何よりでした。
紅葉があまりにも有名ですが
お花はどうなんでしょうね・・・
ちょっと気になります。
カモシカブログを覗いてみて~。
雨飾山は2006年9月3日に小谷温泉から登りましたが、きつくてひいひい言いながら、必死の思いで頂上までたどり着いた思い出があります。
花が多い山でしたので再挑戦したいのですが、その元気がありません。
トガクシコゴメグサ、オニシオガマは思い出の花です。
今回登った大網コースは、地元在住の方の案内と車のお陰で実現することができました。
こちらのコースは紅葉もお花もメインルートに勝るとも劣らぬ素晴らしいものでしたよ!
捻挫の方は、まだ“だましだまし”の状態でしたが、登る前より格段に回復したように感じてます。逆療法が効いたみたい(^^ゞ
一週間違いだったとは…
4日の日曜は素晴らしいお天気でしたね~
私は権現岳でした。
ところで、昨日は雨飾山頂付近で病死された方がおられたようですね?
しばしホバーリング! 何か事故があったなと見上げていましたが、病死されていたんですか? 詳細は存じませんが、お気の毒なことです。
お陰様で捻挫は大分よくなりました!!
違和感がなくなるには、まだ暫らくかかりそうですが、へっぴり腰ながら高い山へも行けるようになり嬉しい限りです。
ちょっと変わったコゴメグサは、もしかして“トガクシコゴメグサ”かな?と考え検索したら、やまそだちさんのサイトに行き着き、やまそだちさんの綺麗な写真と解説で確信することができました。ありがとうございました。
…のようですね~
歳を重ねると無理は出来ませんね~
私も気をつけなければ、、、しみじみ。。。。
ありがとう☆☆☆