またまた昔の絵手紙でブログ更新です
何年前の絵なのか忘れました
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いつも冷静な友人が珍しく感情的になって話す
先月 地元のショッピングセンターでのこと
日曜日の昼下がり
友人はそのショッピングセンターのフードコートにいた
フードコートは沢山の客でごった返していた
突然 「ばしゃーん」 金属がぶつかるような音がした
見ると 初老の女性が通路の床に倒れている
そばには2本の松葉づえが
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脚の不自由な婦人のつく松葉づえが 滑るか何かで床に転倒したらしい
その女性 膝を打ったのか動けずにいる
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友人はすぐに駆け寄ろうとしたが
あいにく乳飲み子の孫を抱いていた
少し躊躇しているうちに
二人の人がその女性に近づいた
1人は高校生ぐらいの男の子
恐る恐る近づき「大丈夫ですか?」と声をかけた
もう一人は60歳過ぎと思われる女性
「大丈夫? 痛くないですか?」と心配顔で覗き込む
倒れた女性は松葉づえを手繰りよせ 不安定な姿勢で立ち上がりかけた
が なかなか立ち上がることができない
駆け寄ったその女性が「手を貸しましょうか?」と尋ねる
友人は帰ってきた娘に孫を渡して
女性に駆け寄ろうとしたとき
何とか立ち上がったその女性は 痛さに顔をしかめながら松葉づえをつき
その場を去って行った
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「それにしても」と友人
その場には少なくとも100人近くの人がいたはず
なぜ二人しかその女性に駆け寄り、声をかけなかったのか
なぜもっと多くの人が 駆け寄ってその人を助けようとしなかったのか?
ほとんどの人が ただぼーっと見てるだけだった
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「仮にだ」友人が皮肉な笑みを浮かべ切り出す
その場にいた人々に「東日本大震災」について語ってもらうとする
十中八九 その人たちは
「私にも何か出来ることがありませんか?」「被災者を助けたい」などと言うだろう
「しかしだ」と友人
「自分の目の前で倒れて困っているいる人すら助けようとしない者に はたして
震災で苦しむ人を助けることが出来るのか?」
「しかも」と友人の話は続く
その婦人の転倒した場所は あの「スマイルは0円」のハンバーガー店の真横
多くのスタッフがいたにもかかわらず 助けようとする人は0名
「床に倒れた人がいたら助ける」とはマニュアルに書かれてなかったのだろう
友人はこんなところにまで話をひろげる
もうここまで聞かされると苦笑だ
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思うに友人の言ってることはかなり偏屈ではあるが
あながちはずれてはいまい
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それにしても 「類は類を呼ぶ」と言うが
「偏屈じーさんの友は偏屈じーさん」ですなぁ~
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ブログ情報
右サイドバーにフォトアルバム「晩ごはんイラスト」を新設しました。
「ガリガリ君」も描いてみました
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孫さえ抱いていなければ彼が真っ先にその女性を抱き起していたと思います