駅を降り会社に向かう。歩きなれた道だ。左に公園、その横に埼京線の電車が走っている。公園の中に池袋水天宮という小さな神社がある。その神社に猫がたくさんたむろしている。この一帯はこの猫たちのテリトリーらしい。人間が近づいても全く動じる様子がない。びっくりして逃げないのだ。猫たちと阿仁金造はここで無為徒食の生活をしている。
いつもと違った光景に、僕は思わず立ち止まった。
3匹の犬と、4~5匹の猫が対峙している。といえば、桶狭間の戦い寸前の様相とはチト違う。
両者の仲と言えば小生、犬と猿の仲と同じようなものと思っていた。
一般的には、猫は背中を丸め怖い顔で口を開け「ハー」と犬を威嚇する。犬も攻撃的にワンワンと吠える。しかし、それがないのだ。その犬は、散歩の人が連れてきた犬のようだった。
40~50センチの距離で犬は興味深そうに猫たちを眺めている。猫は全く警戒心もなく、犬に何の興味もなさそうに、寝そべったり、腹を地につけ大きく欠伸をしている。犬も、吠えるわけでなく、ただ漫然と見ている。
ゆっくりと会社に向かって歩いた。
何でだろう? と歩きながら考えた。ふと気づいた。
きっと猫に犬を怯えたり警戒したり攻撃したりする意図がないと犬が感じたから、犬も安心してそこにいられたのではないか、と結論付けた。
人間同様、動物の中にも以心伝心がある。阿仁金造さんにもあるのだろうか?
阿仁屋さん、、、、阿仁やーさん、、、、阿仁83歳、、、、阿仁金蔵は83歳。
彼は、何でもいいんですよ。何でも喜びますから!!!!^^
いつから「金造」さんという名前に
なったんですか^^;