- 新宿ゴールデン街
- 登場人物、森山、三郎太(=鈴木三郎太=サブ=僕=グー)
(1)
新宿ゴールデン街を歩いた。「なんだこの道、変な道。蛇みたい」三郎太がそういうと、「俺ここ好きなんだよな。なんか情緒的じゃない」森山の感情のこもった一言で、とりあえずここから探すことになった。
森山は中学三年の時おなじクラスだった。これといって特別仲が良いというわけではなかった。彼はのちに都立西高に行き東大を受けたが落ち、翌年再受験しみごと合格を果たした。中学時代も学校委員選挙に立候補し受かり学校委員になって積極的に行動したりする男で、頭も良くなかなかの逸材だった。背は三郎太よりかなり高く恰幅もよく年齢よりもかなり老けて見えた。そこで中学時代はおっさんというあだ名で通っていた。
父とはひと悶着があったが、受かった大学には行かずもう一度早大理工を再受験させてくれと懇願、敢えて浪人の道を選んだ。翌日予備校のメッカ代々木と高田馬場に向かった。昼近くだった。南新宿から代々木に向かっているとき、偶然森山が前から歩いてきた。
それから森山との付き合いが始まった。彼は現役で落ちたけど絶対に東大に行くと意思が固い。森山の兄も東大に行っていて意地があるそうだ。三郎太ももちろん早大だが、もともと森山は中学でも一番だった。デキが違うのだ。三郎太は早稲田予備校、森山は代々木予備校とそれぞれ違った学校だったが二人はよく会うようになった。夏までの約束でつるんで遊びまわった。7月半ば、彼は約束通りスパッと遊びをやめて予備校の夏の講習に行くようになった。だが三郎太はダメだった。夢中になっていたスナックの女にはまり、未練がなかなか断ち切れなくて勉強に身が入らなかった。
翌年、三郎太は早大を早々と断念するしかなかった。現役で合格した二校だけを再度受験することにした。だがサボった期間のツケは大きかった。結局一校は落ち法大しか受からなかった。
大学入学後、学校は休校続き。森山に電話した。
「お前んとこの大学どう?」
「ひどいもんよ。安田講堂は完全に包囲されてるし、みんなその中に籠城している。だから休みばっか」
「だったら今日ヒマだろ? バイト探し手伝えよ」
To be continued
ところでこれ小説みたいね。どうなっていくんだろう。舞台はおそらく私たち、あ、失礼、私がたぶん中学生くらいの時かな? なんとなく聞いたことがある。東大の安田講堂だとか……。面白くなっていくのかなー?(笑)
キミの塩漬けになっている私小説のストックから出してきたのか?
この時代を書くのには、ピッタリの映像をアップしたんだ。
ボクの最新日記「七月の朝」を読めば、その興奮で気持ちが高まり、更なるいい文章が浮かんでくること、まちがいなしだ。
大雨も嫌い。
玲子さんの方、満杯の川で怖いですね。避難準備の方は万全ですか? 気を付けてくださいね。
玲子さんは僕よりも若いわ。
これ、小説? ぐふふふ、、、。茶川賞でも狙おうかな^^
あとで見に行くよ。
といってもこの前、先取りで見に行ってしまった。
すごかった。
感動した。いいね~。またあとで行くよ。
「質月の朝」だろ?オッケー!