昨日のルノアールでの実話なのだ。
ルノアールに入ると、喫煙・禁煙の両方とも空いていた。禁煙側のおじいさんの隣の席の下に電源があるのでそこに座った。パソコンを開き起動する。しばらくすると、もう一人男がやってきた。興味がないので顔は見なかった。
「ありゃ、嘘だよ。山○組の名前出しゃ、こっちがビビるとでも思ってるんですかね?」
お互い苦笑している様子がうかがえる。しかし二人とも口調は丁寧だ。僕は、そーっと二人の顔を盗み見た。男は、峰岸龍之介というタイプだが、思ったとおり、その筋の者と思える一風変わった風格をしている。やがて不動産の話をし始めた。
「ちょうどいい出ものがあって、これ県庁の正面ですよ。これだけの物件はなかなか出てこない」
「ほうほう。面白そうですね。もう少し詳しく調べてくれ」
「わかりました」
すると男に携帯に電話が入り、ドアの外に行く。戻ってくるなり、
「そういえば、○○さん知ってるでしょう? あの人、今、儲けてますわ。年収で一億くらいは稼いでるんとちゃうかな。もっとも、申告はしてないそうだけど」
「どんな仕事してるの?」
「裏ビデオ。あれで稼ぐだけ稼いでいる。彼は、やくざだから。これで捕まったって知れてる。替え玉出せばいいんだから。ソープと同じやろ、世の中の必要悪だよ。殺しとは違うから、ま、いいんでねえですか」――ふと、あなたたちも同類でしょう、とは口に出せない。
さすがに殺しの話はなかったが、金貸しはもう商売にならない。今は債権回収のほうが仕事になる、なんて話をしていた。男が突然思いついたように、
「携帯電話買う人、誰かいませんか? 使い捨て。二万円」
「ほう、考えておきましょう」
この時間、僕の耳はダンボになっていた。我々一般人には考えられない話が次から次へと出てくる。妙な感心をしたのは、この世界の人たちって、恐ろしいくらいに平然としている。ま、一筋縄ではいかないというのが、ほんとに見て取れた。
でも、おじいちゃんの方は普通のおじいちゃん。人は見かけによらない。その見本みたいな人だった。
アニキン? いや彼は見かけによる。あの通り、おじいちゃんだ。
疑いもなく普通のふにゃふにゃおじいちゃん、そのもの。僕が保証する。人畜無害だ。
印鑑証明なしでいい!!!!!!^^
ルノアールに入ると、喫煙・禁煙の両方とも空いていた。禁煙側のおじいさんの隣の席の下に電源があるのでそこに座った。パソコンを開き起動する。しばらくすると、もう一人男がやってきた。興味がないので顔は見なかった。
「ありゃ、嘘だよ。山○組の名前出しゃ、こっちがビビるとでも思ってるんですかね?」
お互い苦笑している様子がうかがえる。しかし二人とも口調は丁寧だ。僕は、そーっと二人の顔を盗み見た。男は、峰岸龍之介というタイプだが、思ったとおり、その筋の者と思える一風変わった風格をしている。やがて不動産の話をし始めた。
「ちょうどいい出ものがあって、これ県庁の正面ですよ。これだけの物件はなかなか出てこない」
「ほうほう。面白そうですね。もう少し詳しく調べてくれ」
「わかりました」
すると男に携帯に電話が入り、ドアの外に行く。戻ってくるなり、
「そういえば、○○さん知ってるでしょう? あの人、今、儲けてますわ。年収で一億くらいは稼いでるんとちゃうかな。もっとも、申告はしてないそうだけど」
「どんな仕事してるの?」
「裏ビデオ。あれで稼ぐだけ稼いでいる。彼は、やくざだから。これで捕まったって知れてる。替え玉出せばいいんだから。ソープと同じやろ、世の中の必要悪だよ。殺しとは違うから、ま、いいんでねえですか」――ふと、あなたたちも同類でしょう、とは口に出せない。
さすがに殺しの話はなかったが、金貸しはもう商売にならない。今は債権回収のほうが仕事になる、なんて話をしていた。男が突然思いついたように、
「携帯電話買う人、誰かいませんか? 使い捨て。二万円」
「ほう、考えておきましょう」
この時間、僕の耳はダンボになっていた。我々一般人には考えられない話が次から次へと出てくる。妙な感心をしたのは、この世界の人たちって、恐ろしいくらいに平然としている。ま、一筋縄ではいかないというのが、ほんとに見て取れた。
でも、おじいちゃんの方は普通のおじいちゃん。人は見かけによらない。その見本みたいな人だった。
アニキン? いや彼は見かけによる。あの通り、おじいちゃんだ。
疑いもなく普通のふにゃふにゃおじいちゃん、そのもの。僕が保証する。人畜無害だ。
印鑑証明なしでいい!!!!!!^^
あれは、ボクだったんだよ。
ちょっとキミをためしてみたが、やはり気づかなかったようだ。
老人の演技をすることは、若いボクには苦痛だったが、笠智衆には、簡単になれたことは収穫だった。
ボクは、ああいうのは得意なんだ。
キミは、リンゴ山本みたいなのが得意だろう?
ほとんど、そのままでもいけそうだ。
こんど、やってみせてくれ。
そういうわけで、今回もキミの負けだよワトソンくん!
しかし、君の対面に座った男が、、、、ええっと、ええっと、ちょっと待って、歌ってみる。いい? 聴いててよ♪
「これっくらいの、おべんとばこに、おにぎりおにぎり、ちょいとつめて、きざーみしょうがに、ごまふりパッパ、にんじんさん、ごぼうさん、あなーのあいたれんこんさん、すじのとおーったふーき♪」
そうそう、筋入りの人だったんだ。^^
そうだったか。あれは、やはり君だったのか? 君は、一見人畜無害なようでいて人畜有害の人だったんだ。でもね、そうやって自分だったことを自ら暴露したので、今回は許すことにしたよ。だから、卑下することはない。でも髭は僕に任せなさい。
中元は、会社に送っておいてくれ。住所がわからない? 僕は、イングランドだよ。^^
そういえば、君はパパイア鈴木にそっくりだ。
パパイア鈴木似のリンゴ山本君は君のことだ。わっはっはっはっはっは、、、まいったか?
今でもあるんですね。
パパイア鈴木さんに似てる?
パパイア鈴木? アニキンという人にソックリなのよ。^^
めちゃ かっこ良いよね~~
ちょっとジュリーに 似てるよね!(*'ー'*)ふふっ♪
>ぐーさん アニキさんは パパイア鈴木さには 似てないよ(^_^;)
パパイア鈴木に似てませんか? う~む。あ? そうか、ま、いいでしょう。
最近は、アンガールズの田中の姿で出てるけど、これは許してあげてください。本当はパパイア鈴木なんだけどな~。^^
>めちゃ かっこ良いよね~~
ちょっとジュリーに 似てるよね!(*'ー'*)ふふっ♪
↑ここの二行、カット~~~!!(ダウンタウン浜田風)^^
しかし、彼は喜びますよ。自分をパパイア鈴木と思ってますからね。朗報だ。彼に教えてあげよう。
間違いなく彼、有頂天になりますよ。早々に同じ部署の仲間、場合によるとお客さんにまで、
「僕、ジュリーに似てるって言われるんだけど、エヘッ、似てる?」
「……」客は眉根を寄せ、上司のところまで駆けていくと思いますよ。
「あのパパイア鈴木似のおじいさん、なんとかしたほうがいいんですよ」
「すいませんね、彼ね。何度言っても聞かないんですよ。わかりました、なんとかしますよ」