大瀧啓裕・訳 「ディック傑作集2」所収。
タイム・スリップもの。タイム・スリップして、スウィブル
という生物らしき生産物のアフター・サーヴィスをしようと
する。
コートランドは、さあ、スウィブルとはなんぞや、と大騒ぎ。
速記者まで用意して、スウィブルについて、サーヴィス員に
聞きまくる。
イデオロギーに反する者を摘発するというスウィブルに反抗
した気持ちを持つコートランド。それを開発したライトとい
う男を抹殺しようまでいいだすが、オチは、スウィブルがコ
ートランドの家にやってくる、というもの。
社会世相ものとして、弾圧とか、少数を切り捨ててゆく、と
いうことに反発するP・Kらしい作品だった。……合掌。
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