古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

アジアの路上で溜息ひとつ    前川健一

2021-02-13 10:38:47 | 本の紹介

1988年    講談社文庫

 

アジアを中心にリポートを80、90年代を中心に

 

書いていた前川氏だ。

 

90年代はバックパッカーの全盛時代で、若者はこ

 

ぞってアジアに繰り出していた。

 

ボクはそんな90年代にニューヨークに行ったきり、

 

日本にとどまり、苦痛に顔をゆがめていた。苦痛と

 

いうのは病気ではなく、人災である。ボクはあまり、

 

優しい人とか、いい人に巡り合う機会に恵まれない、

 

小学生のころからそれは感じていて、暴力ばかり振

 

るう鬼のような教師とか、そんなような人にばかり

 

出会ってきたから、たまに優しい人に出会って感激

 

すると、ただのおバカだったりするから残念だ。

 

あぁ、そうだ、前川氏の本だった。この本は表現がス

 

ゴく凝っていて、飽きさせない。文学的見地からみる

 

と、そうだが、アジア人類学上で言うと、あまり信用

 

はしてはいけないようである。……合掌。

 

                 (鶴岡 卓哉)


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