古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

いつも異国の空の下    石井好子

2022-09-07 07:24:03 | 本の紹介

河出文庫    1959年

 

後半も後半で、喫煙者であることが分かり、それを読んで

 

気持ち悪くなってしまって、読むのを諦めていたが、大分

 

経ったので、読んでみようかな、と手に取ると、タバコの

 

ことはなにも書いてないし、すんなり読了。

 

ちょっと読みづらいまでいかないけど、すんなり読めない

 

感じのところもまた、ときに、文章の重さ、というものに

 

繋がっていると思う。

 

決して、軽くないわ、と言う感じ。歌手をされていて、

 

藤田嗣治、ジャコメッティ、マルセル・マルソーなどと交流

 

があった。えっ、そんなに古い人なのか、と思ったが、戦後

 

すぐくらいの人で、その感覚の新しさにびっくりする。今と、

 

時代感覚で言ったら、もっと進んでいるかも。モガってやつだな、

 

と思った。ホントに才能のある人なんだろうなあ、と思う。

 

そうじゃなきゃ、世界で通用しないもの。

 

エライ日本人、それも、女性がいたものだなあ、と感心しきりであ

 

った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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