
(我が事のようにうれしい)
10月、大阪へのハンマーヘッド釣行の際に、
それを知った1人の若者が、奈良から、わざわざ訪ねてきてくれた。
「『Dear Monster』のテスターにしてほしい!
体質の古いギョーカイで、小塚さんは、ぼくら若者にとって希望。
『自分も頑張ろう』って思えた
ぜひ、小塚さんの竿で、“このルアー”のテストを進めたいんです!」
と言っていた。
「だから、ロッド1本とこのルアー1個を交換してくれ」というのには驚いたが、
(持ち上げといて、ナメてんなと。でも、そういうの、嫌いじゃないw)
“自分から動く”っちゅーこと、この金髪青年には、その価値を理解してる……
……露骨にうれしそうな顔をするのもカッコ悪いかなー?と思って、
「竿なんか、詰まる所、何でもいい。
そういう“どうでもいい部分”に、今は金をかけるな
そのルアーのアイディアを、ちゃんと形にしろ!」
と突っぱねた。私財をブチこみ、1つのルアーに、すべてを賭けていた。
どことなく、グレイズの那須さんところに通じる、
“オーラ”をまとったルアーだった(垢抜けない、とも言う)。
……そんな彼から、メールが来た。以下、メールを転載。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この度は私が企画しました「モーターと電池で動くルアーZOIC」
が完成に近づきましたのでご報告いたしたくメール差し上げました。
大そうな物ではないですが、動画も制作いたしました。
http://www.youtube.com/watch?v=l3vSHqVT890&feature=youtu.be
かねてより相談させていただいておりましたので、いち早く報告したかったのです!
お時間ある時にでもご覧いただければ幸いです。
あれから、プロトルアーにて琵琶湖でオオナマズを釣り上げることに成功し、
琵琶湖博物館に贈呈、いずれ展示していただけることにもなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
発売は、CCベイツさんからとの事。頑張ったなぁ!
思い付きを、ちゃんと形にすること。
“自分から、動く。行動を起こす”そのアイディアが、本当に価値あるものなら、
他人(例えば、オレ)の“色”なんぞ関係なしに、世に広がっていく。
若者はみな“アイディア・モンスター”なんだ。
そんな付加価値(アイディア)を大手やオトナに“ピンハネ”されちゃダメだ。
「こんな大鯰釣ってくるなら、プロトわたしときゃよかったな」と思いつつも、
そうしなくてよかった、とも思う。写真の撮り方や、釣った後の対応にも、好感。
……発売されたら(頼めばくれるんだろうけど)、
僕も、1個“購入”させてもらいます。
(儲かったら、その時は、その金で、ディアモンを手にしてね)
来シーズン、ZOICで釣った魚と、ディアモンが並んだ写真が届くのを、
楽しみにしています!
“自立駆動アクション”を自ら体現した金髪青年へ。
完成、おめでとう!!!!
■15日追記
そして、あまりにもヒネりのないブログ名と、持ち上げ方(笑)
うん、バカなんだ、この子!
『タックルボックスに乾電池ブログ』
http://ameblo.jp/zoic-blog/
ここまで来ると、可愛くなってくる……。
こういうストレートさ、羨ましいし、見習わなきゃなぁ。