ほぼ、発送準備完了!あとは領収書を入れるだけ!
猫の手も借りたいくらいの師走、
だからこそ、昨日の講演のことについて語ろう。
このブログで公開しているもの(一般公開の講演)以外の企業・団体向けでも、
前半はとりあえず自己紹介的にザーッと旅の話をするのだが(基本的に毎度流用)、
もちろん、後半は依頼者さんからの要望に応じて、味付けを変える。
一通り旅の話をしたあとの、後半。
今回は、こんな感じだった。

(依頼書のA4用紙を、そのままスキャン。
学生さんから事前に上がった質問だそう。僕への興味も感じないし、
僕(演者)に依頼する際の、情報の取りまとめ・調整能力にも欠如を感じる)
これ、釣りのイベントでもそうなんだけど、
「人(たとえばプロ・アングラー)を呼ぶときに、運営側の丸投げ感」
ってのが、超ダメ。
裏方プロデュースもやってるオレ(弊社)とすれば、
「有名人さえ呼んどきゃ人来るだろ」思考は、たんなる怠惰。
特に、大手インフラ企業から依頼された「とりあえず上から言われてますんで仕事」や、
官庁・NPO関係の「生き残りにリアルさが欠けた業種・分野」に多いが、
呼ばれる側としても、「集まる人数=自分の影響力」を外部に示すものになるわけで、
依頼する側も、プロモーション(客寄せ)に尽力すべきだと、僕は考える。
「人よぶ為に(ラクするために)、有名人を使ったのに!」という反論もあろうけど。
……誰でも知ってるバスプロ(ブランドの社長)が、
5人の聴衆を相手にセミナーをやらされた……なんて苦労話は、いくつか聞く。
これは、イベントを企画した側が悪いと、僕は思う。

(次スライド)
……というわけで、今回は正直、引き受けたのを後悔しつつ、
「絶対、人来ないだろー!」と思って行った。
5人ということはなかったが、せいぜい30人、過去最低人数の講演だった。
用意していったパワーポイントも、
「大盛況、満員御礼だったらヤバいな。ま、そうであれば、現場で修正しよう」
と、ハチャメチャなスケジュールの中、出番の2時間前に行ったのだが、
案の定、修正の必要はなかった(笑)
の~~~~~んびり、“富山な時間&空気”が、流れておりましたw
「大学生向け」と聞いていたが、
実際は運営に駆り出されている大学生がほとんどで、
その他は、むしろ「たまたま来た」妙齢のお姉さまや、30年前のイケメンが多かった。
予想通り、聴衆の半分が運営スタッフという構図だ(笑)
「このイベントの現状を実例に、“地方”の問題点を浮かび上がらせる。
そのうえで、僕&(株)モンスターキスの“文脈”から、前向きな意見を添える」
という、呼んでくださったイベントをダメ出しするなんていう、
失礼なコンセプトに自信を持った!

(依頼された、どーどもいいテーマを、青字で)
大学生に言った。
「君ら、ほんとに、こんなこと(青字)のことに興味あんの?」と。
空気読みすぎて、空気になっとるぞと。
言わされてる(受動的)だけじゃなくて、能動的にいかんと、アカンぞと。

まず、イベントの名前がダメ。
人材が少なく、東京コンプレックスみたいなシンポジウム開いても演者も聴衆も
集まらないんだから、それに予算もないんだから、頭使わないと。
キーボードの打ち込み一つで変えられる、タイトルこそ、時間かけるべきで、
ぶっちゃけ中身なんてどうでもいい。細々ポスターに書く必要はない。
僕だったら、自虐して、方向性も何もないこのシンポジウムを
「闇鍋カルチャー」なんて言葉に落とし込むかな、と述べた。
講演タイトルも(お任せしたんだが)、「夢を釣ろう!」なんて、
僕はそんな熱苦しい人間じゃない。
フツーに就職した人ほうが、釣りで飯食ってる人より、釣りが楽しそうに見えるよ?
と思うしね(苦笑)
「君も、怪魚ハンターになろう!」なんて、若者に言う気はサラサラない。
僕は、大企業に行った同級生みたいな生き方はできないだろうし、
逆に、大企業に行った同級生たちは、僕みたいな生き方はできないだろう。
ただの選択の問題だと。
そのうえで、満員電車の中の中吊り広告ひとつ見ても、
「あぁ、デザインにこんな意図があるんだろうなー」とか、
どんな時でも、モノを見る視点が増えたという意味で“株式会社ひとり”は、
退屈しないよ、と。
「仕事」というコトバひとつとってみても、組織や上司に「仕える事」じゃなくて、
会社(“法人”という法律上の人格)を「仕わせる事」だと、
……つまり、“世界(日常)の捉え方”が、根本的に変わるよ、と。
「世界の怪魚ハンター、秘境・高岡市にUターン」
「ド田舎富山で、夢なんて釣れるの?」
そんなタイトルが思いつけるようになるよ、
いいか悪いか、やるかやらないかは、次の選択肢としてね、と。
世界から見れば、高岡市に釣りに来たとなれば、“秘境釣行”になるだろう、
ただし一方で、世界から見れば、東京と富山の距離感など、お隣だと。
みなさんが思ってるような“地方”という概念そのものが、
無意味なんだよ、と。
「森・里・海」なんて、漠然と、ビミョーに大きく出るぐらいだったら、
特大に大きく出ればいい、と言った。

(次頁。とあるイベント業務で、官庁へのプレゼン用に作った会社概要を
際立たせるため、このページだけ背景は、白)
なんだろう、起業=企業誘致、と直結する、この地方都市の違和感はw
大学生まで、そんなステレオタイプなのかよと。
3か月前起業した俺に、もう、企業誘致について語れというのかと(笑)
会場の隅に、2週間前に事務所に取材に来たNHKの方を発見したオレは、
「シーラカンスを釣る、って定款に書くだけで、NHKが取材に来る世の中なんです!」
と言った(笑)
ちなみに、中部6県で各県1名ごとのキーパーソンに、
2013年の展望・抱負を聞くという企画、去年の富山代表は大学教授だったそうだが、
今年は僕になったそうです(笑)
中部地方の方は、新年7日の朝のNHKニュースを聞いてみてね!
(7分ほどのインタビュー)

(次スライド。せっかくなんで、こういう形に落とし込んだ)
講演タイトル・僕の講演名を考えた大学の先生(女性)は、
苦笑いしつつもニコニコ聞いていてくださったが、
運営サイドの40~50代の男性諸氏は、
本気で、苦虫を噛み潰したような顔をしていた(笑)
上スライドの、初自社広告を雑誌に載せた時もそうだったが、
いわゆる“中年男性”のナニカ(警戒琴線)に触れるものが、
僕(及び僕の会社)にはあるらしい。
というかね、一応仕事で呼んだ人(僕)に対しては、
仮に年下であっても敬語使いなさいよと思う。
……演台で、“苦虫を噛む潰したような顔”を見ながら、
「イージーライダー」という映画の、
弁護士の言葉を思い出していた。
「人々は、自由について語りたがる。
ただ、いざ自由を目の前にすると、ひどく怖れる」
ちなみに映画では、その弁護士は、数時間後に強盗に襲われて死ぬ。
主人公の自由人2名も、ラストに、どーでもいいアホに気まぐれで殺されて、
そこで映画は終わる。がしかし、最高に、聴後感がいい。なぜかしらんけど。

(ラストのスライド。丸秘部分には、
26日発売の怪魚マガジンに入れた広告デザインを、先行公開した)
いよいよ今日23日、弊社釣竿が初出荷を迎えるが、
その完成は、都会に住んでいたら、いろんな意味で、もっと時間がかかったろう。
「世界を“変える”ことは難しい、が、自分を変えるのは、ラクだ。
自分が変われば、世界も“変わる”」
と、講演を締めた。
どこまで伝わったか不明だが、
主体的な変化と、(ある意味)受動的な変化を組み合わせて、
“自分の都合のいいように”ライフスタイルを創ればいい、と。
質疑応答ではなかなか手が上がらないが(やっぱりね笑)、
閉会後、単に人足として、クリスマスな休日を駆り出されたであろう
大学生たちから、たくさん話しかけてもらったし、
中国からの女子留学生軍団とは、
ケツギョ(桂魚)の清蒸(チンジョン)の美味さについて、話が弾んだ。
“妙齢のお姉さま”からも、「目が覚めた思いがした」と感想をもらった。
わざわざ感想を、メール下さった方もいた……。
小さい規模であったが、世界を旅したから言えること、言いたいことが伝わった、
過去最少人数の講演ながら、それなりに満足度の高い講演だった。
……そして、やっぱり思ったとおり、
“30年前のイケメン”諸氏からは、完全ノーリアクションであった(笑)
そんな“裏日本”より「DearMonster」お届けします!(発送業務に戻ります~)
猫の手も借りたいくらいの師走、
だからこそ、昨日の講演のことについて語ろう。
このブログで公開しているもの(一般公開の講演)以外の企業・団体向けでも、
前半はとりあえず自己紹介的にザーッと旅の話をするのだが(基本的に毎度流用)、
もちろん、後半は依頼者さんからの要望に応じて、味付けを変える。
一通り旅の話をしたあとの、後半。
今回は、こんな感じだった。

(依頼書のA4用紙を、そのままスキャン。
学生さんから事前に上がった質問だそう。僕への興味も感じないし、
僕(演者)に依頼する際の、情報の取りまとめ・調整能力にも欠如を感じる)
これ、釣りのイベントでもそうなんだけど、
「人(たとえばプロ・アングラー)を呼ぶときに、運営側の丸投げ感」
ってのが、超ダメ。
裏方プロデュースもやってるオレ(弊社)とすれば、
「有名人さえ呼んどきゃ人来るだろ」思考は、たんなる怠惰。
特に、大手インフラ企業から依頼された「とりあえず上から言われてますんで仕事」や、
官庁・NPO関係の「生き残りにリアルさが欠けた業種・分野」に多いが、
呼ばれる側としても、「集まる人数=自分の影響力」を外部に示すものになるわけで、
依頼する側も、プロモーション(客寄せ)に尽力すべきだと、僕は考える。
「人よぶ為に(ラクするために)、有名人を使ったのに!」という反論もあろうけど。
……誰でも知ってるバスプロ(ブランドの社長)が、
5人の聴衆を相手にセミナーをやらされた……なんて苦労話は、いくつか聞く。
これは、イベントを企画した側が悪いと、僕は思う。

(次スライド)
……というわけで、今回は正直、引き受けたのを後悔しつつ、
「絶対、人来ないだろー!」と思って行った。
5人ということはなかったが、せいぜい30人、過去最低人数の講演だった。
用意していったパワーポイントも、
「大盛況、満員御礼だったらヤバいな。ま、そうであれば、現場で修正しよう」
と、ハチャメチャなスケジュールの中、出番の2時間前に行ったのだが、
案の定、修正の必要はなかった(笑)
の~~~~~んびり、“富山な時間&空気”が、流れておりましたw
「大学生向け」と聞いていたが、
実際は運営に駆り出されている大学生がほとんどで、
その他は、むしろ「たまたま来た」妙齢のお姉さまや、30年前のイケメンが多かった。
予想通り、聴衆の半分が運営スタッフという構図だ(笑)
「このイベントの現状を実例に、“地方”の問題点を浮かび上がらせる。
そのうえで、僕&(株)モンスターキスの“文脈”から、前向きな意見を添える」
という、呼んでくださったイベントをダメ出しするなんていう、
失礼なコンセプトに自信を持った!

(依頼された、どーどもいいテーマを、青字で)
大学生に言った。
「君ら、ほんとに、こんなこと(青字)のことに興味あんの?」と。
空気読みすぎて、空気になっとるぞと。
言わされてる(受動的)だけじゃなくて、能動的にいかんと、アカンぞと。

まず、イベントの名前がダメ。
人材が少なく、東京コンプレックスみたいなシンポジウム開いても演者も聴衆も
集まらないんだから、それに予算もないんだから、頭使わないと。
キーボードの打ち込み一つで変えられる、タイトルこそ、時間かけるべきで、
ぶっちゃけ中身なんてどうでもいい。細々ポスターに書く必要はない。
僕だったら、自虐して、方向性も何もないこのシンポジウムを
「闇鍋カルチャー」なんて言葉に落とし込むかな、と述べた。
講演タイトルも(お任せしたんだが)、「夢を釣ろう!」なんて、
僕はそんな熱苦しい人間じゃない。
フツーに就職した人ほうが、釣りで飯食ってる人より、釣りが楽しそうに見えるよ?
と思うしね(苦笑)
「君も、怪魚ハンターになろう!」なんて、若者に言う気はサラサラない。
僕は、大企業に行った同級生みたいな生き方はできないだろうし、
逆に、大企業に行った同級生たちは、僕みたいな生き方はできないだろう。
ただの選択の問題だと。
そのうえで、満員電車の中の中吊り広告ひとつ見ても、
「あぁ、デザインにこんな意図があるんだろうなー」とか、
どんな時でも、モノを見る視点が増えたという意味で“株式会社ひとり”は、
退屈しないよ、と。
「仕事」というコトバひとつとってみても、組織や上司に「仕える事」じゃなくて、
会社(“法人”という法律上の人格)を「仕わせる事」だと、
……つまり、“世界(日常)の捉え方”が、根本的に変わるよ、と。
「世界の怪魚ハンター、秘境・高岡市にUターン」
「ド田舎富山で、夢なんて釣れるの?」
そんなタイトルが思いつけるようになるよ、
いいか悪いか、やるかやらないかは、次の選択肢としてね、と。
世界から見れば、高岡市に釣りに来たとなれば、“秘境釣行”になるだろう、
ただし一方で、世界から見れば、東京と富山の距離感など、お隣だと。
みなさんが思ってるような“地方”という概念そのものが、
無意味なんだよ、と。
「森・里・海」なんて、漠然と、ビミョーに大きく出るぐらいだったら、
特大に大きく出ればいい、と言った。

(次頁。とあるイベント業務で、官庁へのプレゼン用に作った会社概要を
際立たせるため、このページだけ背景は、白)
なんだろう、起業=企業誘致、と直結する、この地方都市の違和感はw
大学生まで、そんなステレオタイプなのかよと。
3か月前起業した俺に、もう、企業誘致について語れというのかと(笑)
会場の隅に、2週間前に事務所に取材に来たNHKの方を発見したオレは、
「シーラカンスを釣る、って定款に書くだけで、NHKが取材に来る世の中なんです!」
と言った(笑)
ちなみに、中部6県で各県1名ごとのキーパーソンに、
2013年の展望・抱負を聞くという企画、去年の富山代表は大学教授だったそうだが、
今年は僕になったそうです(笑)
中部地方の方は、新年7日の朝のNHKニュースを聞いてみてね!
(7分ほどのインタビュー)

(次スライド。せっかくなんで、こういう形に落とし込んだ)
講演タイトル・僕の講演名を考えた大学の先生(女性)は、
苦笑いしつつもニコニコ聞いていてくださったが、
運営サイドの40~50代の男性諸氏は、
本気で、苦虫を噛み潰したような顔をしていた(笑)
上スライドの、初自社広告を雑誌に載せた時もそうだったが、
いわゆる“中年男性”のナニカ(警戒琴線)に触れるものが、
僕(及び僕の会社)にはあるらしい。
というかね、一応仕事で呼んだ人(僕)に対しては、
仮に年下であっても敬語使いなさいよと思う。
……演台で、“苦虫を噛む潰したような顔”を見ながら、
「イージーライダー」という映画の、
弁護士の言葉を思い出していた。
「人々は、自由について語りたがる。
ただ、いざ自由を目の前にすると、ひどく怖れる」
ちなみに映画では、その弁護士は、数時間後に強盗に襲われて死ぬ。
主人公の自由人2名も、ラストに、どーでもいいアホに気まぐれで殺されて、
そこで映画は終わる。がしかし、最高に、聴後感がいい。なぜかしらんけど。

(ラストのスライド。丸秘部分には、
26日発売の怪魚マガジンに入れた広告デザインを、先行公開した)
いよいよ今日23日、弊社釣竿が初出荷を迎えるが、
その完成は、都会に住んでいたら、いろんな意味で、もっと時間がかかったろう。
「世界を“変える”ことは難しい、が、自分を変えるのは、ラクだ。
自分が変われば、世界も“変わる”」
と、講演を締めた。
どこまで伝わったか不明だが、
主体的な変化と、(ある意味)受動的な変化を組み合わせて、
“自分の都合のいいように”ライフスタイルを創ればいい、と。
質疑応答ではなかなか手が上がらないが(やっぱりね笑)、
閉会後、単に人足として、クリスマスな休日を駆り出されたであろう
大学生たちから、たくさん話しかけてもらったし、
中国からの女子留学生軍団とは、
ケツギョ(桂魚)の清蒸(チンジョン)の美味さについて、話が弾んだ。
“妙齢のお姉さま”からも、「目が覚めた思いがした」と感想をもらった。
わざわざ感想を、メール下さった方もいた……。
小さい規模であったが、世界を旅したから言えること、言いたいことが伝わった、
過去最少人数の講演ながら、それなりに満足度の高い講演だった。
……そして、やっぱり思ったとおり、
“30年前のイケメン”諸氏からは、完全ノーリアクションであった(笑)
そんな“裏日本”より「DearMonster」お届けします!(発送業務に戻ります~)