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おいでよ上海へ、の巻

2010-04-28 01:44:00 | 海外遠征

(数十m沖、シンキングペンシルへの2度のミスバイトに、ガラ針を遠投して
ひっかけたという……中国4000年の秘技を見た気がした。この時だけだけど)

その戦慄の釣果に驚愕し、
そして口をつぐんだ……(汗)



(これが太公望を生んだ国の、現在の姿なのか……?)

ちょっと早めのゴールデンウィークを頂き、サクッと上海に旅行してきた。
謎の中国人に招待され、「じゃぁ、冒険しません!!」と、完全に殿様フィッシング。
5月末号のロドリ連載は、先に告知するけど、「第20回 おいでよ上海へ、の巻」
20回記念にふさわしい(?)、記事になりそうな予感。
締め切りは過ぎてしまっているので、今日明日で一気にやるしかないっ!!

あ、今月末号のロドリもとっくに発売されたよね。
「連載第19回 バス釣りわらしべ長者はだれだ!?、の巻」
&カラーで「GW応援企画 だから僕らは車中泊」も、ヨロシクです!!
もっと遠く、もっと楽しく、そんな僕のメッセージを込めておきました。


(久々に自分がバス釣りした54cm。西日本、フィールドのポテンシャル高すぎ!!
「国内で釣果を残せぬ怪魚派は説得力皆無」と日々、戒めて取材に臨んでます)

今回の上海で、ハッキリわかったよ。
世界一淡水魚が釣れる国は、日本!!


(上海の、カニ)

武さんをもってして、この時思わず「アニマー」と叫んでしまった。
ガラ針をシャクリまくる、そんな“中国式スポーツフィッシング”に脱帽。
わき腹の脂肪に効きそうだよね、アレ……。
そんな、ある意味衝撃の釣行記は、1ヶ月ほどだけ待ってね。

※メール返信がたまってますが、現在、ちょっと首が回らん状況でして、
GWに入ったらまとめて返信します。すいませんがよろしくお願いします。




続・ゆとりオーパ!

2010-03-27 22:04:00 | 海外遠征

(ロドリ「チープオーパ」企画でも登場、アンクルベニーさん)

やっぱ最高、このノリ!!
“いい歳して”こそ、オチャメにって思うよ。


(サイズ感覚が、バスだよね)

人の魚で更新は情けないとは理解しつつも、
やっぱりあまりにも楽しそうだったんで更新しましたスペシャル第3段



(トーマンとのダブルヒット)

楽しそうで&元気そうでなにより。


(仙台のおじさん、足元でヒット)

「トーマンへの一番の近道は、ロッジの下にランパン(ジャワ鯉)を
泳がせておくこと」
っていうへたれ(笑) byあきら


(宿からゲット。いい顔の、でっかい男になったな、ケイタ!笑)

マレーシアのGスネークヘッドは、リザーバーがメイン。
そんなわけで“シャドー”より“トーマン”の方が太いのよ。>たんたん


(懐かしー。もう1年半前か。悔しいので自分の写真も出してみた)

同じ場所で虫パターンで、ジャイアントグラミー。
単独でいる奴は頭が良すぎるが、2匹でいるところを競わせて釣ったっけ。


(これがトーマンのファイト)

こういう写真を見ると、複数人釣行もいいなと思う。
確かにこの魚、細長い割に異常に引くんです。


(Mr.ケニール湖ともいえる魚、現地名ベリーダ。背筋ムキムキ)

知人も何人も挑んだが、未だ抜かれぬ“東洋の秘刀”。
夜に、みんなでワイワイやってるその時が、こいつらの時合。
単独行で、孤独に打ちひしがれつつ粘らなきゃ手にできない魚かも……。


(黒ナイフ。死んでからの変色とか、その類ではないカンジの違い)

上の白ナイフとは別に、黒いタイプもいるようだ。
黒×緑に輝く、アバロンナイフ。フェザージグで食ってきた。
ナイトスピン(光るリール)で釣ったってのも、個人的に◎


(“東洋の秘刀”の隠し武器。驚愕の舌)

ナイフフィッシュに牙は無いが、釣って仰天、とんでもない舌をしていた。
こういう発見が、釣り人として最高の瞬間よね!
頭部剥製を持ち帰ってきて部屋に飾ってあるけど、
遊びに来た友人・後輩諸氏も、これを見て釣りたいとため息を流す。
でもね、結局これも運だから。目指せ、15kg、150㎝!!>ヒロト


(見えた魚は全部釣る。タイ名「プラーブー」、マレー名は忘れた)

リアクレジグでゲットした、カワアナゴ系の肉食魚。
ケニール湖には多種多様な魚が住んでいます。
今回、弟たちは「タクヤは来ないのか?」と宿の連中に言われたとか。
嬉しい限りだよ。オーナーのシュリーさん、また行きますから!


(コブラスネークヘッド。プラーチョンともコウタイとも別物。※弟提供写真)

誤認識サイトが検索に引っ掛かってくるが、誤解なきよう。


(これがホントのオセレイトスネークヘッド。これはボルネオ島。※弟提供写真)

こういう写真をみてるとおもうよ。
シャドー&トーマンだけがメジャーになりすぎてしまったが、
やっぱり雷魚は全部、カッコイイってね。

一方で、
「現地釣りキチの話は、最終的には、セバラウに向かう。
なぜ日本人がトーマンに執着するのかわからないそうだ」
とは弟の談。


(これがセバラウ。まだまだお子様サイズ。もう2年前になるか)

アジア人の探究心や勤勉さは、日本のフナにしろ、中国の四大家魚にしろ、
コイの仲間(雑食性。すなわち気分屋)を地味に、
シブく釣る方向に、最終的な趣向性があるのかも。

南米のような派手さ、牙魚のような迫力こそないけれど、
大きなウロコ1枚1枚に、東洋の美意識、アジア的ワビサビを感じます。

……僕が初めてアジアを訪問してから6年、
色んな意味で、アジアの釣り&釣り情勢(?)は大きく変わった。
旅人の勝手な感傷など入りこむ余地はないけれど、
ただ、「釣るだけ」には終わるのはもったいない。
“ゆとりオーパ”が、一つのきっかけであるのはいいと思うけどね。
楽じゃないけど、楽しい道(未知)を求めてほしい。
そう願う。

<追伸>

(「穴釣り☆メモリアル」のメモリアル。現在、動画編集中!)

ゆとりオーパ!

2010-03-24 12:50:00 | 海外遠征

(仙台のおじさん、ヤンマー帽子でタイを訪問。一投目でヒット。
蘇生に失敗して浮かび、管理人に石を投げつけられてるバラを見て、曰く……)

「ウワッ、コイツらタイじゃこんな扱い受けんのかよ。
ニジマス以下じゃねーか。不忘よりも釣れる。おわってんな。」



(彼は1つのルアーを壊すためだけに、ボリマンディを釣り続けたという)

「野性のバラを釣ったら、記憶から消去、フォルダ削除で。笑(バキ)」

「誰も喜ばないから、釣った瞬間オーストラリア行きたいと思った(たんたん)」



(左からケイタ、バキ、たんたん)

他人の釣果写真での更新は情けないと肝に銘じつつ、
あんまりにも楽しそうなので更新してしまったスペシャル第2段。

……現在、タイ帰りの後輩たちが部屋に遊びに来てます。
微笑みの国の生ぬるい、タル~空気が、部屋にあふれております。

「モンスターレイク、不忘よりは釣れないけど、秋保よりは釣れる(バキ)」


(“紅の豚”7匹目。エサ釣り以外、やる気なしという彼。)

「オレ、ゆとりなんで。
ミクシで、釣りやらない友達相手に自慢できれば、それでいいんで(ケイタ)」



(でたー、パーカイエン!)

「リアライザー(小)に、尾びれで食ってきました。
ガーを釣りたかったんで、1時間半も時間を無駄にしましたが(バキ)」



(キター、パーカーホ!)

「またリアライザー(小)に、今度は背びれで食ってきました。
カイエンと合わせて3時間も時間を無駄にしましたが(バキ)」



(はいこれ、ボリルクー。ギロンまるのみ)

「最初のダッシュだけはビビったけど、あとはボリマンディより引かなかった。
ヘッドシェイクは、まさに“神龍が昇った!”って感じ。
お借りしたバリバスのショックリーダー、フロロ40LBのおかげです(たんたん)」


……あー、40ポンドで獲れちゃうんだ、というのが正直な感想。

でもやっぱり、
野性魚だけは笑顔が違います



(最高にいい写真だと思う!こっちが元気になったゼ)

「シャドーだけは、ゆとりじゃ無理っすね(たんたん)」


(カンボジア国境の湖だそうです)

「スピナーベイトでは釣れませんでした(バキ)」

……ゆとり教育的、オーパの弊害。
最高に楽しんだ者だけが言うことの許される、若気の至りだろう。

「円はしぼんだか?」 ナンツッテ。お疲れさん!



“炎の朱雀” レッドピーコックバス

2009-11-12 12:33:00 | 海外遠征

(“炎の朱雀”フォーゴ:炎の意。ブラジル/サンベネジット川)

2008年の8月から、僕は3カ月間アマゾン河を旅した。
ハッキリ識別できるだけで71種類の魚を手にしたけれど、
最も「美しい」と感じた魚が、この「ツクナレ・フォーゴ」だった。
「ツクナレ」とは、一般にピーコック・バスと呼ばれる魚の現地名で、
「フォーゴ(Fogo)」とは、現地ポルトガル語で「炎」を意味する。
学名は、一応、Cichla mirianae とされている(参考HP)。
さてさて、このフォーゴ。生息域はごく限られるものの、
タイマスーロッジなど整備された釣り宿のおかげで、
手にすること自体は難しい魚ではない。
僕は知人の紹介で、4日間釣りをさせてもらえることになったのだ――。

「パカーン!!」
炸裂音を轟かせ、ルアーが水中に沈んだ。
まるでいきなり、水に火がついたように見えた。
ガソリンに、マッチを放り投げたかのように。
鳥や動物が鳴き声がこだまし、かつ、限りなく静か。
……そんな矛盾した“静”の空間に、突如生まれた“動”。
緑の森、空の青、それとは明らかに異質の、赤いエネルギー。
飛び散るしぶき1粒ひと粒までが、赤く見えるほど……。

……ある旅人が、いつかこんなことを言っていたのを思い出す。
「バス釣りが人気なのは、比較と自慢ができるからでしょ?」、と。
分かる気がする。技術と経験を駆使し、対象魚を征服する感覚。
やっぱり闘争心と向上心が、人間の原点だと思うから。
だからきっと、僕は海外釣行すらも自力開拓にこだわるんだろう。
一方で、比較を通してではない、瞬発的な価値観の存在。
タイマスーロッジでの日々、フォーゴに感じた、
釣れば釣るほど、自分がちっぽけなものに感じていく感覚。
圧倒的なものに対して、あきらめるという気持ちよさ。
釣った瞬間「負けた」という感覚、「許された」という感覚―――。
それもまた、とても貴重な経験だと思った。

僕がこうしてブログを書いたところで、
現実的に、みんながみんな海外に行けるわけじゃないのは承知。
ただ、こういう世界があり、同じ時間軸に存在している。
それを意識できるかどうかで、何かが変わってくると思うから。
……計算してみると現段階で海外22カ国、総滞在日時は442日。
膨大すぎてWEB上ではまとめ切れる自信がないので、
こうやって、1種1種に絞って綴っていこうと思います。


(写真右下、群がってくる小魚こそが、アマゾンなのかもね)

Terget&Tackle Deta:
フォーゴに関しては、中型種のツクナレなので大きさというより、
発色がいい魚(産卵が絡んでるんだと思う)狙いでした。
日本のプリスポーンのバスをイメージした場所と釣り。つまり止水。
止水でのツクナレ釣りの印象は、アスー種の時に詳しく語ってみます。
Rod/Lure:F7-76RDti WhitePython/XPOD (Megabass)
Reel:SPEED MASTER (Shimano)
Line/Ring:Avani MaxPowerGT 70lb&90lb/Power Ring 80lb~150lb(Morris)
Hook:Cultiva STINGER TREBLE ST-66 (OWNER)
Other:SuperSnap♯4(WaterLand)+Wylon♯37ss43kg(TAIYO)

<備考>アマゾンのルアー釣りでは、このセッティングのみで通しました。
初めてのアマゾン、膨大な対象魚、持って行ける荷物に限りがある中で、
「これがいいよ」ではなく「これならまず大丈夫でしょ」という考え方。
竿は長くて固ければいい、糸は太ければいい、リールは早ければいい、
リンキンパーツは強ければいい、という究極の“大は小を兼ねる”思想。
あとは手首、ヒジ、ヒザと、自分の関節で“落として”いけばいいじゃん?
「物理的に歯が立ちませんでした~」ってのが一番嫌だもの(笑)