たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

盛岡三十三観音(第十四番 永祥院)

2012-08-12 | ぶらり盛岡
第十四番 永祥院  幸田観音  盛岡市材木町

永祥寺は材木町にあり、境内には幸田観世音をまつる観音堂や、酒買地蔵の伝説などで有名な酒買地蔵堂がある。幸田観音といわれていますが聖観世音様です。幸田観音については次のようにいわれております。以前は長町田圃の天福院に安置されておりました。長町田圃の稲の豊作を祈り幸あれという意味なのでしょう。その後、都市計画により取潰されて幸田観音は永祥院に移されることになったようです。

観音菩薩は複数存在しますが、六観音とは6体の観音菩薩のことで、聖観音、十一面観音、千手観音、馬頭観音、如意輪観音、准胝観音(不空羂索観音)を六観音と称している。複数存在する観音菩薩のうち、基本形のものを「聖観音(しょうかんのん)」と呼び、観音菩薩といえば通常この聖観音を指し、千手観音や十一面観音などは、この聖観音の「変化観音」である?ともいわれる。





















酒買地蔵伝説:昔、材木町のある酒屋に毎晩酒を買いにくる物言わぬ小僧がおりました。ある晩のこと、 貸した小樽を返さぬことに腹を立てた番頭は、小僧の頭を木槌でなぐってしまいました。 けれども、帰って行く小僧の身を案じた酒屋の主人は、そっとあとをつけました。ところが永祥院(えいしょういん)のお堂の前まで来ると、小僧の姿が見あたりません。 不思議に思ってお堂の中をのぞいてみると、何と貸した小樽が山のようになっています。 ふとお地蔵さんを見上げると、その眉間に傷がついているではありませんか。 そのとき、酒屋の耳に「お客様には親切にしておあげなさい」と鈴のような声がきこえました。 「もったいないことをした、毎晩このお地蔵様が化身されてお酒を買いに来られたのだ」 と酒屋は心から悔やみました。その後、酒屋は親切第一に商売に励み、 縁日にはお地蔵様にお酒を供えて商売繁盛の守り本尊としておまつりをしました。 するとお店は大繁盛、健康と賢い子宝にも恵まれました。ということです。




********************************************************************

啄木の盛岡中学時代の歌 (啄木の書簡の中から)

  音を高み楽所の春の玉椿律は乱れてそとちりにけり。

 赤林虎人宛  明治35年5月17日 モリオカ 二オー(盛岡仁王)30 田村方 白頻石川生 名で3首(その1) 

 ***************************************************************************************
 








最新の画像もっと見る