たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

道の駅「とうわ」

2013-03-29 | ぶらり旅
道の駅「とうわ」    岩手県花巻市東和町安俵6区147-2


道の駅「とうわ」は、東北横断自動車道の東和インターと隣接しており、主要地方道北上東和線にあります。道の駅の多くは産直販売所が大きく占めておりますが、道の駅「とうわ」はこじんまりとしたお店です。ここには東和温泉が隣接しており、大浴場、炭酸泉浴、サウナ等があり、ゆっくりとくつろぐことができます。 温泉にはホテルも隣接しており、温泉と通路でつながっています。
東和町には、東和町出身の萬鉄五郎の記念美術館があります。萬鉄五郎は、明治18年に東和町土沢に生まれ水墨画を独学で始めた。彼の作品には、明治40年、東京美術学校の卒業制作で国の重要文化財になっている「裸体美人」があります。









隣接する温泉




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啄木の歌 

 天姫がふる領雲の白彩に光は湧きてあらた世なりぬ。
 
岩手日報 明治37年1月10日号に9首(その2)   啄木生
 

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学、明治36年12月まで、ペンネームを「白蘋」で投稿していましたが、明治37年1月からペンネームを「啄木」で投稿しています

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卒業式

2013-03-22 | ぶらり盛岡

盛岡の今日22日の天気は晴れであたたかい日でした。3月も半ばが過ぎ昨日は岩手県立大学の卒業式が市民文化ホール(アイーナ)で、今日は国立大学法人岩手大学の卒業式が県民会館で行われました。以前は大学の体育館などで卒業式が行われておりましたが、盛岡の3月はまだ寒いことなどもあり、最近は空調の整った会場で行われるようになったようです。各地で中学、高校、大学の卒業式が行われておりますが、それぞれ一つの区切りであり、感激深いものがありますね。






高松の池の氷も融け、数日前から悠然と飛び立つ白鳥の北帰行が見られます。V字形に編隊を整え飛んでいる姿をカメラに収めるチャンスに巡り巡り会えませんが、その姿は素晴らしいものです。ここ数日ですべての白鳥も飛び立つのでしょう。










飛行練習中






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啄木の歌 

 大花の天華(てんげ)かざしてこの朝明(あさけ)君が戸見舞へ白羽(しらは)幸神(さとがみ)。
 
岩手日報 明治37年1月10日号に9首(その1)   啄木生
 

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学、明治36年12月まで、ペンネームを「白蘋」で投稿していましたが、明治37年1月からペンネームを「啄木」で投稿しています

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道の駅「石神の丘」

2013-03-17 | ぶらり旅
道の駅  石神の丘(いしがみのおか)   岩手県岩手郡岩手町大字五日市10-121-20

道の駅「石神の丘」は、岩手県岩手町の国道4号線にあり、盛岡から北上すると30kmほどのところです。道の駅には産直施設、レストラン等をそなえ、日本有数の規模を誇る野外美術館を併設しています。この「石神の丘美術館」では、ギャラリーでの企画展も鑑賞できます。 また、「B-1グランプリ」と称し、年に一度全国のまちおこし団体などが集まり「ご当地グルメでまちおこし」活動の日本一を競う大会がありますが、岩手町は「焼きうどん」で挑戦しています。

















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啄木の盛岡中学時代の歌

  闇(やみ)に馳せて素琴(すごと)ひきゆく星人(ほしびと)と調(しらべ)かなしきうかりがね渡る

 明星  明治36年12月号に4首(その4)  石川白蘋 

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学しましたが、明治36年12月まで、ペンネーム「白蘋」で投稿しています


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ニットでハートをつなごう展

2013-03-11 | ぶらり盛岡
東日本大震災から今日11日丸2年を迎えました。岩手県でも各地で追悼式が行われ、犠牲者へ鎮魂の祈りをささげるとともに、明日への決意を誓い、復興を願うともし火もかかげられた。被災された方々も元気を取り戻し、被災女性の作ったニット製品の展示販売が盛岡の川徳デパートで開かれている。この展示会は村上祐子さんが代表を務めているハートニットプロジェクトの作品展で岩手県の大船渡市、山田町などの女性の展示即売会で、12日まで行われます。











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啄木の盛岡中学時代の歌

  鋳(い)鐘の音(ね)に万づ代のちからある歓喜(よろこび)としも我恋成りぬ

 明星  明治36年12月号に4首(その3)  石川白蘋 

啄木は明治35年10月に盛岡中学を退学しましたが、明治36年12月まで、ペンネーム「白蘋」で投稿しています


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岩手大学卒業作品展2013

2013-03-07 | ぶらり盛岡
岩手大学、岩手県立大学の前期合格発表が昨日6日にありました。入学後は受験勉強のなんぶんの一でもいいから毎日勉強するとよいですね。岩手大学で4年間まじめに勉強された教育学部美術教育科学生の卒業作品展が岩手県民会館で7日から13日までの7日間行われています。時間は10時から20時までです。卒業予定者は26人で、全て女性のようです。代表の尾崎さんは「自分がしたいことをしているのに、ちっとも楽しくないことがあります。・・・・・・・そんな時に、ぢっと手を見ることがあります」と啄木の歌を思い出し「絵描けども 作れども 猶我がリビドー楽にならざり ぢっと手を見る」と。毎日20時まで開催しているようなので、勤め帰りにでも足を運んで下さい。



















岩手大学は,盛岡駅から北へ約2キロほどのところにあり、緑に囲まれた広大な自然公園を思わせるキャンパスです。その中に教育・人社・工学・農学の4学部が集まっています。






宮澤賢治の母校でもあり、また、啄木の妻節子が生まれ育った場所でもあります。数年前啄木と節子の歌を刻んだ歌碑をも設置しております。








ある日、ふと、やまひを忘れ、
牛の啼く真似をしてみぬー
妻子の留守に。
啄木  歌集「悲しき玩具」より


ひぐるまは焔吐くなる
我がうたにふと咲き出でし黄金花かな
節子  文芸雑誌「小天地」より



大学のある盛岡は,四季を告げる自然のいろどりは豊かな町であり,街のいたるところで城下町の風情が漂います。また、市内には北上川・中津川・雫石川の3つの川が流れ,町のどこからでも秀峰岩手山の雄大な姿を見ることができます。


岩手山


大学のすぐそばには四季を通じて楽しめる市民の憩いの場、高松の池もあります。




高松の池


小岩井農場の「一本さくら」も春を待っています



春を待つ小岩井の一本桜

盛岡は、大学生活を送るには適した環境と言えるでしょう。