たかしの啄木歌碑礼賛

啄木の歌碑並びにぶらり旅等を掲載いたします

東北六魂祭

2012-05-27 | ぶらり盛岡
東北6県の代表的な祭りが集まる「東北六魂祭」が26日、27日に盛岡で開かれた。昨年の仙台市での開催に続き2回目になる。今年テーマは復興への意気ごみを盛岡から全国への発信です。天気は2日間とも良く、26日の土曜日は10万人以上の人が出たようです。パレードは、青森ねぶた祭りを先頭に、山形花笠まつり、仙台七夕まつり(七夕飾りは無く、仙台すずめ踊りの行進でした)、福島わらじまつり、盛岡秋まつり、盛岡さんさ踊り、の順に盛岡市役所前から中央通の1kmを練り歩いた。なお、秋田竿灯祭りはパレードには参加せず中央通4か所での演舞となった。



5月26日の岩手山 



青森ねぶた祭(青森での開催は8月2日~7日)





山形花笠まつり(山形での開催は8月5日~7日)








仙台すずめ踊り(仙台の七夕は8月6日~8日)



福島わらじまつり(福島での開催は8月3日~4日)



盛岡秋まつり(盛岡秋まつりの開催は9月14日~16日)




盛岡さんさ踊り(盛岡さんさ踊りの開催は8月1日~4日)





秋田竿燈まつり(秋田での開催は8月3日~6日)




開会式は岩手公園(岩手城跡公園)で行われ、公園内の啄木歌碑にも多くの人が訪れていました。




 









天神山緑地の啄木歌碑

2012-05-23 | 啄木歌碑
札幌での用事が済んだので、翌日20日は旭山動物園、21日は札幌市平岸の啄木歌碑を訪れ、盛岡に帰ってきた。旭山動物園にはホテルからバスで3時間近くかかり着き、まず食事をとって園内を歩いた。









翌日21日は、金環日食をテレビで見、ホテルをゆっくりと出発し、天神山緑地に向かった。







天神山緑地は、札幌駅から地下鉄南北線に乗り「南平岸駅」下車、歩いて15分ほどで着いた。ここに、「札幌平岸林檎園記念歌碑」があった。














石狩の都の外の
君が家
林檎の花の散りてやあらむ
啄木 




この歌は、「文章世界」(明治43年11月菊花号)に発表、一握の砂に掲載されている。歌の中の、「君」は、もちろん、啄木が函館の弥生小学校代用教員時代に同僚であった橘智恵子のことで、当時札幌郊外で果樹園を経委で営していた智恵子の実家の風景が歌われている。


天神山緑地から一度札幌市内に戻り、ラーメン横丁で食事をし、智恵子の実家跡に向かった。







智恵子の実家跡には「林檎の碑」が建立されている。






碑の裏面に碑建立の趣旨が刻まれており、この林檎園に関わりのある詩を一首加ふ


  石狩の都の外の君が家
   林檎の花の
    散りてやあらむ   「一握の砂」


とある。橘智恵子の生家があったところは、札幌市営地下鉄「東豊線」で、環状通東駅で下車すると、10分ほどの所にありました。








札幌大通公園の啄木歌碑

2012-05-22 | 啄木歌碑
19日の土曜日に札幌での用事のため、花巻空港から新千歳空港に向かった。盛岡から花巻空港までは高速道路を使うと40分ほどで着きます。花巻空港―新千歳空港間は50人乗りで小さく観光バスのようです。15時からの会議なので、札幌のホテルに寄り、美味しいカレーライスがあるというので、そこまで歩いて行き、昼食をとって、啄木歌碑がある大通公園に出かけました。啄木は、明治40年、函館から札幌に来て2週間はど過ごし、小樽へと旅立ちましたが、この歌碑は石川啄木の没後70年を記念して建てられました。建立日は、昭和56年9月14日、啄木が初めて札幌の地に足を踏み入れた日となっています。








しんとして幅廣き街の
秋の夜の
玉蜀黍の焼くるにほひよ
  


           

この歌は、一握の砂「忘れがたき人人(1)」に掲載されている。


歌碑側面には『「秋風記」より「札幌は寔に美しき北の都なり。初めて見たる我が喜びは何にか例へむ。アカシヤの並木を騒がせ、ポプラの葉を裏返して吹く風の冷たさ。札幌は秋風の国なり、木立の市なり。おほらかに静かにして、人の香よりは、樹の香こそ勝りたれ。大なる田舎町なり、しめやかなる恋の多くありさうなる郷なり、詩人の住むべき都会なり。  明治四十年作 」』  とある。







上坊牧野の一本桜

2012-05-13 | ぶらり旅
岩手県八幡平市松尾の上坊(うわぼう)牧野に岩手山の雄姿を背景にした一本桜があります。日曜日の今朝(5月13日)はしばらくぶりに晴れたので私もカメラをもって出かけました。小岩井農場の一本桜のように今のところは有名ではありませんが、広大な岩手山の麓、野原の中にあり、なにも遮る物がないので、どの角度からでも桜を見ることができます。この場所は東北道西根ICを降りて盛岡側に少し進むと右側に岩手山焼走り国際交流村方向に行く道があります。国際交流村を過ぎ道なりに進むと国際交流村から4.5kmほどの所に「上坊牧野」と書かれた白い看板がありますので、ここを左折し進んで行くと約1.5㎞で桜の地点に着きます。




ここを左折すると約1.5kmほどで上坊牧野の一本桜に着きます


















岩手山焼走り溶岩流から見た岩手山




岩手山焼走り熔岩流
岩手山が噴火して流れ出た大量のマグマが280年を経た現在も、ほとんど風化されずに、当時のままの溶岩流を見ることができます。




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啄木の盛岡中学時代の歌

  たなぞこにちりしま玉の露の香にうつゝはとかじ黄朽葉の
 
岩手日報 明治34年12月28日  白羊会詠草 追悼の歌 翠江 名で 3首(その3)


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為内の一本桜

2012-05-12 | ぶらり旅
岩手県八幡平市野駄の為内山(いないさん)と呼ばれる丘にそびえ立つ「為内の一本桜」は、いつ、どのようにして植えられたのかははっきりしませんが、桜が立っているのは神社の跡地ということです。この場所は東北自動車道松尾八幡平インターチェンジから松尾総合支所方面に向かい、約1.5km先のT字路(ここに案内標識あり)を左折すると約300mほどのところです。小高い丘の上にあるすばらしい桜です。




















丘の上からは岩手山が見みえます








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啄木の盛岡中学時代の歌

  紫にけなむうつゝの雲の色ちぎれし今のいしさ星のさびしき
 
岩手日報 明治34年12月28日  白羊会詠草 追悼の歌 翠江 名で 3首(その2)


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