平成4年7月に天満宮社殿横の稲荷社前に狐の石像一対が寄進され、その台座に啄木短歌が活字体で刻まれました。稲荷社に向かって右の狐像の台座に短歌、左の狐像の台座に建立の由来が刻まれています。
一対の狐像
狐像の台座の歌
苑古き
木の間に立てる石馬の
背をわが肩の月の影かな
啄木(岩手日報)
この歌は啄木が岩手日報(明治38年7月18日)に書いた随筆 閑天地(20)「十一夜會の記」にあります。啄木当時の狛犬は台座がなく地面に直接置かれていたようで、啄木は上から見たので石馬に見えたのでしょうか。この歌は、狐象の台座に刻まれておりますが、狛犬の台座に刻まれても面白かったでしょう。
巖手日報 明治38年7月18日
一対の狐像
狐像の台座の歌
苑古き
木の間に立てる石馬の
背をわが肩の月の影かな
啄木(岩手日報)
この歌は啄木が岩手日報(明治38年7月18日)に書いた随筆 閑天地(20)「十一夜會の記」にあります。啄木当時の狛犬は台座がなく地面に直接置かれていたようで、啄木は上から見たので石馬に見えたのでしょうか。この歌は、狐象の台座に刻まれておりますが、狛犬の台座に刻まれても面白かったでしょう。
巖手日報 明治38年7月18日