一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

天山 ……ハンカイソウの小径を通って、カキランやノギランの咲く稜線へ……

2018年07月08日 | 天山・彦岳


天山には、7月5日(水)に行ったばかりだが、
日曜日の今日(7月8日)も、天山へ。
3日しか経っていないが、
蕾だった花々が咲いているかもしれない。
そう考えると、
居ても立っても居られず、
自然と足が天山へ向いていたのだった。

上宮登山口駐車場に到着すると、
一台の車もなかった。
日曜日だというのに、ビックリ。


天気予報の所為なのか……
花が少ない時期の所為なのか……
どちらにしろ、私にとっては好都合。
静かな山歩きが楽しめそうだ。
9:45
ここから歩き出す。


上宮の池の周囲にはアジサイが咲き始めていた。
この頃はまだ青空が見られた。


池の裏側には、オオバギボウシがたくさん咲いていた。


水たまりを避けながら、ゆっくり登って行く。


オカトラノオや、


テリハアカショウマや、


ノイバラの花を楽しむ。


ハンカイソウの小径へやってくると、
花が咲き始めていた。


まだ蕾が多いけれど、


開花したものもある。


完全に開いた花もあった。
嬉しい。


あめ山分岐を通過。


しばらく登って、振り返る。
あめ山が美しい。


ギボウシ越しに見た彼方に、
雲海が……


ねっ。


サワヒヨドリも開花間近。


天山山頂に到着。


やはり誰もいない。


山頂からも雲海が見えた。




さあ、稜線散歩へ。


花の少ない時期だが、
よく探すと、案外見つかる。


ホソバシュロソウや、


オトギリソウは、かなり増えてきていたし、


モウセンゴケの花も、もうすぐ開花。


楽しみ~


この辺りで、七曲峠から歩いて来た中年夫婦と会った。
七曲峠にも車はまったく無かったそうで、
私(タク)が今日会った初めての登山者とのこと。
本日の登山者は、この御夫婦と私の3人だけだったかもしれない。


ヤマサギソウと思っていたが、


マイサギソウかもしれない。


キュウシュウコゴメグサは、


花が増えていた。


蕾も多いので、これから次々と開花するだろう。


カキランも咲き始めていた。


この株はまだまだだが、


3日前にこんな感じだった株は、


見事に開花していた。


ズーム。


もっとズーム。
いいね~


こちらの株は、開きかけ。


頑張れ、頑張れ。


こちらは、まだ蕾。
7月中旬頃には、あちこちでカキランの花を楽しめることだろう。


雨が降り出したので、山頂へ戻ることにする。


ノギランの株がたくさんあったので、
花を探すと、


「あった~」
嬉しい。


雨は次第に強くなってきた。


山頂を経て、下山にかかる。


雨に濡れたノイバラや、


テリハアカショウマや、


コナスビの花が美しい。


沢と化した登山道を、注意しながら歩いて行く。


上宮登山口駐車場に戻ってくるが、
やはり、私の車以外は無かった。
午後は、娘たちや孫たちが来ることになっている。
早く帰らなくっちゃ~


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