道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/16今日も酷寒の雪化粧(バイトのお姉さん①)

2023-02-16 17:23:00 | バイトのお姉さん

今日もやたら寒い朝
外の景色をひと目見て走れないと…



玄関に残った新聞配達員さんの足跡で
そんなに積もってないことが確認できるが…

なので
初孫くんをこども園に送り届けてから
今日もジョギング代わりの雪かきGO!

走れないから
念入りにしとかないとな…



昨日の氷点下で慣れたせいか
-0.6℃くらいじゃ
そんなに寒くないように感じてしまうが…

それでも身体の方は正直で
坐骨神経痛とシモヤケは今日も活躍中…

特に今日はシモヤケの痛みがひどく
ジジイになると血の巡りが悪くなるからか
一向に治ろうとしてくれない

治療法が間違ってんのかなぁ

3月のマラソン大会まで
あと1ヶ月を切ったのに
このシモヤケでうまく走れるんだろうか?

どっちみち
坐骨神経痛も治りそうにないから
ゆったりと構えてればいいか?








《バイトのお姉さん①》

昨日の
バレンタインチョコの手作りの話に出てきた
バイトのお姉さんだけど…

当時まだ30代半ばすぎで
いま思うとかなりの美人だったと…

しかも
ちょうど脂の乗ってる年頃?で…


そんなバイトのお姉さんとは
リタイアする数年前くらいで
アラサーの独身女子と別れたあと…

そんな時期に
会社のバイトとして
新しく採用されたのが出会いだった

採用されてから
僕が担当するセクションのひとつで
会社の中心的な役割を担う部署に配属され…

その部署の一角に僕の自席があったことから
顔を合わせることになったのが
そもそもの出逢い…

最初は
上司と部下ということよりも
単に同じ部屋の中で勤務する
幹部とバイトの関係でしかなかったと…

というか
幹部とバイトの関係なんて
仕事上の指示や報告があるわけもなく
まったく無関係と言っていいほど…

しかも僕の席は部屋の一番奥の方で
彼女の席は出入り口付近と離れてたから
話す機会なんて全くなかったのだが…

しばらくして
僕が部屋を出入りするたびに
何度か視線が合うようになり
その度に彼女が僕に微笑んでくるので
気に留めるようになり…

やがて
出退社時には部署のみんなにだけでなく
僕の席の近くまでやってきて僕に向けて
おはようございます!
お先に失礼します!
と微笑みながら挨拶するのが日課になり…

コッチは
ますます気にかかってしまって…

いくら僕が幹部だといっても
そこまで媚を売らなくてもいいのにと
不思議に思っていたのだが…


バイトの○○さんって
よく見ると結構な美人だね

彼女の笑顔に接する機会が増えたある日
部署内で父娘のように仲良くしてる
娘より年下の女子社員にそう話しかけると…

え〜っ!
○○(役職名)気づかなかったんですか?
いままでずっと?

だってメガネかけてるから…笑

メガネかけててもすぐにわかりますよ!
すっごい美人だってことくらい…笑

そう女子社員に笑われて
あらためてバイトのお姉さんを観察すると
確かに美人だしスタイルもスレンダー
そして脂の乗り切った30代後半…

ということは
絵に描いたようなエロジジイの
どストライクなタイプ?

そんな美人の彼女が
ある日のお昼休みに
部屋を出た僕を追いかけて呼び止めた

直に相談したいことがあったらしく
直属上司のリーダーを通り越して
僕に相談することって何?と思いながら
話を聞いてみると…

何でも
期間途中だけどバイトを辞めたいと
できれば週明けにでも…

予想もしなかった彼女の言葉を耳にして
家庭の事情なのかと思いつつ尋ねたが…

どうやら
勤務時間中に与えられる仕事が殆どなくて
出社してから帰るまで耐えられないらしく
何もしないで毎日8時間を過ごすのが
まるで地獄だと…

おそらく
思い詰めた上で誰にも相談できず
発作的に僕を頼ってきたのかもしれない

ただ幹部だからといって
バイト社員まで掌握できてるはずもなく…

彼女の性格はもちろん
仕事への対応ぶりなど
詳しく知ってるわけでもないし…

引き止めればいいのか
承諾すればいいのか
どんな返事を彼女が待ってるのかわからず
迷った挙句…

○○さんにいま辞められると僕が困るなぁ
美人の笑顔を見れなくなって
生きがいの一つがなくなっちゃうなぁ…

自分でも思いがけない言葉が
僕の口から出ていた

本来なら話を詳しく聞いた上で
幹部らしく適切な対応をすべきなのに…

咄嗟に僕の口から出てきた言葉は
エロジジイのチャラいホンネ?
しかも彼女のことなどお構いなしの
まさに独りよがりの…

本当なんですか?

本当だよ
○○さんのこと好きだから
辞められると僕が困るんだよなぁ〜
会えなくなるから…

そうなんですか?

だから考え直してよ…
せめてもう1ヶ月くらい
我慢して様子を見てみてよ
僕のためにも…

何の説得力もないいい加減な言葉で
自分でも碌でもない引き止め方だと…

ただ…
そんな僕のいい加減な言葉を聞いた途端
彼女の表情が変わって…

わかりました
頑張ってみます

僕の「好き」という言葉の意味
彼女はどう受け取ったんだろう?
そんな言葉で
辞めたい思いを簡単に考え直すなんて…

まさか恋愛感情みたいな?
彼女にはダンナも子供もいるんだぜ?

結局
彼女は翌週からも出社し続けて
辞めることはなく…

部署のリーダーには
彼女から相談があったことは伏せたまま…

バイトの○○さん
いつも何にもしないで
たまに居眠りとかしてるんじゃない?
業務多忙だっていうから募集して
それなりの給料払ってるんだから
ちゃんと働いてもらわないとダメだろ?

そう何気なく伝えると
リーダーからサブリーダーに伝わったのか
彼女が仕事をしている姿
少しずつ見かけるようになった

間もなくして
僕のケータイにお礼のショートメール
それをキッカケにいつしかLINEに変わって
何度かやり取りをする間柄に…

ただ
仕事の話はもちろん全然しないで
他愛ない世間話や僕のマラソン談など…

ある時
マラソン大会終了直後の喜んでいる姿を
メンバーに写メで撮って貰って送信すると…

いつもの○○さんとは違って
会社では見れない素直な笑顔ですね
そんな○○さんに惹かれます
素敵です

返ってきた彼女の返信に
隠れていたエロジジイの本心?が揺れた

惹かれます?
素敵です?
って…


その時から僕と彼女は
急速に接近することになって…


( to be continued … )




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