首里城の瑞泉と泡盛の瑞泉酒造

昔、琉球王府は泡盛の高い品質を保持するために、首里三箇と呼ばれる首里の城下町『崎山・赤田・鳥堀』でのみ泡盛の醸造を許して厳しい管理の元におき、伝統の味を守り続けてきました。

首里三箇の中で現在も元気で泡盛造りをしている『瑞泉酒造』があります。
首里城の売店には『瑞泉古酒甕貯蔵43度』が売られており、頂きました。荒焼の甕の香りとバニラの心地よい香りがしてとてもまろやかな味わいの古酒です。



首里の銘酒“琉球泡盛『瑞泉』”は瑞泉酒造株式会社の創始者である喜屋武幸永氏が名付けたものです。首里城内の第二門に登る石段途中にこんこんと湧き出る泉『瑞泉』があり、この泉に因んで銘柄に『瑞泉』と命名したといわれています。



『瑞泉』の湧水は冊封使や国王などの飲料水として使われていたそうで、その先にある首里城二番目の門である瑞泉門の名前の由来でもあります。透き通った美味しいそうな湧水です。



以前に『瑞泉酒造』さんにお邪魔しましたが、こんなところでした。
『瑞泉酒造』さんの出荷量は売上ベースで業界第４位の大手蔵元であり、伝統的な味わいを守りながら甕貯蔵の古酒造りも盛んに行っており、大好きな泡盛の蔵元です。


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