1887年創業 『瑞泉酒造』

1887年沖縄の首里城下に創業した泡盛の老舗『瑞泉酒造』を訪れました。
『瑞泉酒造』は大手の泡盛酒造メーカーで海外でモンドセレクション金賞の受賞や沖縄戦で絶滅した戦前の黒麹菌を復活させ造った泡盛『御酒』を発売するなど話題の多い蔵です。

『瑞泉酒造』は首里三箇と言われる琉球王国時代に泡盛造りを許可された地域の『崎山町』にあります。静かな住宅地にあり泡盛のふるさとです。

見学コースには戦前の首里城と崎山町の写真が展示されています。琉球王国を知る貴重な写真です。琉球王国時代は　泡盛の製造は首里城近辺の王家が管理する赤田、崎山、鳥堀の三箇所の街で許されていました。（首里三箇）

『瑞泉酒造』は泡盛酒造の大手でよく機械化が進んでいました。まずは蒸米冷却機、蒸したお米を冷やす機械です。

単式横型蒸留機、蒸留酒の心臓部にあたる機械で『もろみ』を沸騰・冷却させてアルコール成分を取り出す機械です。

貯蔵タンク、蒸留したアルコールを寝かせるためステンレス製タンクに貯蔵します。
古酒などはこの後アルコール度数を調整して甕に数年貯蔵されます。


すべての製造工程は見せてもらえませんでしたが、泡盛の大手メーカーの機械化工程を見せてもらい　良くできているなと感心しました。『瑞泉酒造』は古酒（泡盛の熟成酒）造りに力をいれて　世界の泡盛を目指しているようで応援したいと思います。

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