おじぃの独り言

セミリタイアして第二の人生をエンジョイするおじぃの備忘録です。

久米島の絶景ポイント『具志川城跡』

2015-12-06 08:48:28 | 旅行
久米島には沖縄本島の糸満市喜屋武にある『具志川城跡』と同名の『具志川城跡』があります。歴史的には関係が繋がっているので伺ってみました。


久米島の『具志川城跡』は、城壁には安山岩と石灰岩が使われているのが特徴で、久米島の北西海岸に突き出た標高25mの断崖絶壁となり、東シナ海を一望する絶景ポイントでもあります。

『具志川城跡』へのアプローチは、久米島の北西部のアップダウンの激しい山々を抜けて断崖絶壁に向かいます。こちらへは車で伺うのがベストです。


入口には『おもろさうし』の石碑があります。この『おもろさうし』とは沖縄,奄美の島々で謡われたオモロ(琉球の古謡)を集めた古謡集です。


『具志川城跡』は、現在修復中でなかなか原型は分かり難いですが、四つの曲輪からなっています。
まずは『城門』からで、立派な石積の城壁が復元されています。


城門を登り進むと『三の曲輪』があります。こちらも外側の石壁は復元が進んでいますが、城内側は復元前の状態です。


更に岸壁へ進むと『四の曲輪』に当たります。石積はなく、草木が生い茂り 断崖絶壁の絶景が見渡せます。


『三の曲輪』から『二の曲輪』、『一の曲輪』となりますが、ほとんど修復中の石積です。


『具志川城跡』は元々15世紀初頭に島外の侵入者真達勃(マタフツ)が築いたお城で、久米島の北西海岸に突き出た断崖絶壁にあります。その後、伊敷索(いしきなわ)一族が久米島にやってきて『具志川城跡』を乗っ取りました。そのため、真達勃(マタフツ)一族は沖縄本島に渡り、糸満の喜屋武の絶壁に同名の『具志川城跡』を築いた様です。久米島の『具志川城跡』は沖縄本島のものよりはるかに大きく、オリジナルと言えるでしょう。

内部からは青磁片が出土したことから、南海貿易の歴史を担う貴重な城跡として国指定史跡に指定されている貴重な文化遺産です。

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