前回の記事で、「火山性ガスの濃度が380PPMから470PPMに上昇するのはツジツマが合わない、もし地中で目詰まりするのなら火山性ガス濃度は減るはず」、と疑問視しましたが、やはりどうも一時的に低下していた火山性ガス濃度がまた上昇したような報道がありました。
引用開始(一部抜粋)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150525/dms1505251203002-n1.htm
箱根山活発化の原因…ガス岩で「目詰まり」? 東海大分析
2015.05.25
箱根山(神奈川県箱根町)の活発な火山活動は、地下のマグマから発生するガスが一時的に周辺の岩にブロックされ、その後一気に解放されたことで起きた-。こうした分析結果を東海大の大場武教授(火山化学)らがまとめた。
マグマ周辺の岩には通常、ガスが通り抜けできる穴があいているが、地下水などで運ばれた鉱物が大きく成長して穴をふさぐ「目詰まり」が起きたとみられる。
大場教授は「蓄積されたガスが出尽くせば、火山性地震は終息するだろう。マグマに変化は起きておらず、マグマ噴火の可能性は低い」と話している。引き続き水蒸気噴火の恐れはあるという。
大涌谷周辺から出る水蒸気には、マグマで発生するガスと、マグマの近くを通る地下水が熱せられてできる水蒸気が混ざっている。長期間にわたりこの水蒸気の成分を調べている大場教授によると、今年2月~4月24日にかけ、マグマから来るガスの比率が下がっていた。この比率は5月8日になって急上昇した。
マグマを取り囲むようにガスを通さない岩の層が形成されたと考えられる。ガスが閉じ込められ内部の圧力が上昇、その後この層に穴があき、4月26日以降の火山性地震や激しい蒸気の噴出につながった可能性がある。
引用終了
あの火山性地震は火山性ガスの高圧化による地中内での破壊振動だったのでしょうか。
それと、「では通常は火山性ガスの濃度が何PPM、水蒸気に含まれる火山性ガスの比率がいくつで、現在はどうなのか?」
そこは数値で公表してもらえれば、箱根観光客や心配に思う人にもわかりやすいとは思います。
ところで、地面は今も盛り上がり続けているのでしょうか?
火山性ガスの目詰まりが解消されつつあり、マグマからの熱供給がスムーズに行ってしまうと、今度は地下も水分も更に熱を持つ事にはならないのですか?
それと、もう一つ、重要事項。
火山性ガスの目詰まりは解消されつつあっても、では「地下水の流路の目詰まりは果たして全くないと言えるのか?」という話。
「ボイラーの缶体で出口が塞がれ気味になれば、加熱用の燃焼室の高温ガスがスムーズに流れると、より缶体内部の水、蒸気は高圧、高温になり、やがて安全弁作動で水蒸気排出、あるいは安全弁が作動しないと缶体爆発になりやすい」と言う事です。
どこかで水を抜けないのでしょうか。
今後の地面の「盛り上がり」と「その広さ」には注目です。
引用開始(一部抜粋)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150525/dms1505251203002-n1.htm
箱根山活発化の原因…ガス岩で「目詰まり」? 東海大分析
2015.05.25
箱根山(神奈川県箱根町)の活発な火山活動は、地下のマグマから発生するガスが一時的に周辺の岩にブロックされ、その後一気に解放されたことで起きた-。こうした分析結果を東海大の大場武教授(火山化学)らがまとめた。
マグマ周辺の岩には通常、ガスが通り抜けできる穴があいているが、地下水などで運ばれた鉱物が大きく成長して穴をふさぐ「目詰まり」が起きたとみられる。
大場教授は「蓄積されたガスが出尽くせば、火山性地震は終息するだろう。マグマに変化は起きておらず、マグマ噴火の可能性は低い」と話している。引き続き水蒸気噴火の恐れはあるという。
大涌谷周辺から出る水蒸気には、マグマで発生するガスと、マグマの近くを通る地下水が熱せられてできる水蒸気が混ざっている。長期間にわたりこの水蒸気の成分を調べている大場教授によると、今年2月~4月24日にかけ、マグマから来るガスの比率が下がっていた。この比率は5月8日になって急上昇した。
マグマを取り囲むようにガスを通さない岩の層が形成されたと考えられる。ガスが閉じ込められ内部の圧力が上昇、その後この層に穴があき、4月26日以降の火山性地震や激しい蒸気の噴出につながった可能性がある。
引用終了
あの火山性地震は火山性ガスの高圧化による地中内での破壊振動だったのでしょうか。
それと、「では通常は火山性ガスの濃度が何PPM、水蒸気に含まれる火山性ガスの比率がいくつで、現在はどうなのか?」
そこは数値で公表してもらえれば、箱根観光客や心配に思う人にもわかりやすいとは思います。
ところで、地面は今も盛り上がり続けているのでしょうか?
火山性ガスの目詰まりが解消されつつあり、マグマからの熱供給がスムーズに行ってしまうと、今度は地下も水分も更に熱を持つ事にはならないのですか?
それと、もう一つ、重要事項。
火山性ガスの目詰まりは解消されつつあっても、では「地下水の流路の目詰まりは果たして全くないと言えるのか?」という話。
「ボイラーの缶体で出口が塞がれ気味になれば、加熱用の燃焼室の高温ガスがスムーズに流れると、より缶体内部の水、蒸気は高圧、高温になり、やがて安全弁作動で水蒸気排出、あるいは安全弁が作動しないと缶体爆発になりやすい」と言う事です。
どこかで水を抜けないのでしょうか。
今後の地面の「盛り上がり」と「その広さ」には注目です。