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快気分析

何か快適な気分になれるような記事にしたいです。

仕組みとアプローチ -  先日発生の京都府南部を震源とするMj4.3の地震はこれまでと少し違う

2024-02-15 12:16:16 | 火山 地震 津波 
 先日は京都府南部を震源とするMj4.3の地震が発生しました。
 このエリアの地震については以前に記事にした事がありました。

仕組みとアプローチ -  京都府南部でMj4.4 最大震度4の地震発生
2022/05/03 09:40:02

仕組みとアプローチ -  京都府南部でやや目立つ有感地震が増加
2022/05/01 13:29:31

仕組みとアプローチ -  地磁気の乱れ発生後からの有感地震 そして京都府南部と滋賀県南部
2018/08/28

 そして先日発生したこMj4.3の地震を含めてのエリアを震源とするMj4以上の地震とその2カ月前以内に発生した有感地震は次の通りです。

Mj 最大震度
2024年2月14日 15時29分ごろ 京都府南部 4.3   4

2022年5月2日 22時21分ごろ    京都府南部 4.4   4
2022年4月30日 18時06分ごろ 京都府南部 4.2   3
2022年4月25日 13時10分ごろ 京都府南部 4.1   3
2022年4月16日 6時49分ごろ    京都府南部 2.9   1
2022年4月13日 11時12分ごろ 京都府南部 4.0   2
2022年4月11日 16時29分ごろ 京都府南部 3.5   2
2022年4月1日 10時50分ごろ    京都府南部 3.0   1

2022年3月31日 23時34分ごろ 京都府南部 4.3   4
2022年3月13日 21時06分ごろ 京都府南部 3.1   1

2004年12月1日 23時30分ごろ 京都府南部 4.0 3
2004年12月1日 23時12分ごろ 京都府南部 2.8 1
2004年11月29日 15時30分ごろ 京都府南部 2.4 1

 これを見ればすぐにわかるのですが、先日のMj4.3の地震はその2カ月前以内にこのエリアを震源とする有感地震が発生していません。
 この事象は2004年以来、今回が初めてとなります。
 さて、この程度の傾向からの乱れと言うのはそう珍しいものでもないのか?
 それとも先日からの地震はこれまでとは違うものなのか?
 今の所は判断できないのですが、能登半島地震が大きかっただけに少し気になるところでは有ります。
 今後どうなるでしょう。

仕組みとアプローチ -  硫黄島近海を震源とするMj6.3の地震発生

2024-02-13 22:44:08 | 火山 地震 津波 
 先日のやや目立つ地震は硫黄島近海を震源とするものでMj6.3でした。

発生時刻 2024年2月12日 20時20分ごろ
震源地 硫黄島近海
最大震度 1
Mj 6.3
深さ 260km
緯度/経度 北緯22.2度/東経143.0度

 また震源の深さが100km以深の地震です。
 こう言う深い所が震源となるものが多いのは、やはり月の引力が影響しているからと言う事が多いと言う気がしますがどうでしょう。
 今月10日の大きな新月から4日後となるのは明日。
 まあ今日よりは月の引力の影響は少ないので今日程の地震はもう無いか?と言うとそうとは限らないのが地震予測の難しい所で、地震は多くの要素の合算で発生するのですが、その多くの要素の全容を知る事は現在の技術では不可能です。
 来月10日は年間最大新月なので今回よりも前後期間を1日多くとって、新月とその前後5日間を注目期間としましょうか。
 さて結果は如何に。

仕組みとアプローチ -  能登地方を震源とするMj4.7の地震発生

2024-02-11 15:21:49 | 火山 地震 津波 
 今日は能登地方を震源とするMj4.7の地震が発生しました。

                         Mj   最大震度
2024年2月11日 12時36分ごろ 石川県能登地方 4.7    4


 今月5日の当ブググ記事、サブタイトル「大きな新月と雨(雪)天曇天一過の地震晴れ」で書いた条件通りに能登地方の今日は午前中殆どが晴れ、そして今日は先日の大きな新月の翌日です。
 まあMj4.7 最大震度4の地震程度では「傾向則が実際に再現された」と言う程では無いのかも知れませんが、今月6日以降、国内で発生したMj4以上の地震はと言うと次の通りです。

                         Mj 最大震度
2024年2月11日 12時36分ごろ 石川県能登地方 4.7   4
2024年2月11日 0時34分ごろ   新潟県上中越沖 4.3   2
2024年2月10日 16時47分ごろ 茨城県南部    4.0   3
2024年2月10日 5時18分ごろ   能登半島沖    4.0   2
2024年2月8日 13時26分ごろ   福島県沖      4.0   2
2024年2月7日 20時59分ごろ   和歌山県北部    4.1   4
2024年2月7日 16時25分ごろ   岩手県沖      4.1   2
2024年2月7日 6時08分ごろ   佐渡付近      5.1   4
2024年2月6日 11時56分ごろ   石川県能登地方 4.0   3
2024年2月6日 4時04分ごろ   硫黄島近海    5.7   1
2024年2月6日 2時59分ごろ   日向灘      4.0   2

 誰がどう見たってこの一連の地震を「活発ではない方」とは言えないでしょう。
 では今後数日間については今月13日までは全国的にほぼ晴れ気味、14日は東日本太平洋側ははぼ晴れ間が有り、西日本と日本海側は雨天曇天と言う予想をしている気象予報士が多いようです。、
 この期間、そして年間最大新月の来月10日とその前後期間は果たしてどうなるか?
 正確な事はわかりませんが「備えあれば憂いなし」。
 

仕組みとアプローチ -  伊豆半島東方沖を震源とするMj4.9の地震発生

2024-02-09 23:33:43 | 火山 地震 津波 
 今日は伊豆半島東方沖を震源とする地震(Mj4.9)が発生しました。


                        Mj  最大震度
2024年2月9日 17時42分ごろ 伊豆半島東方沖   4.9   2

と言う事なので最初は特に気にする程でも無いと思ったのですが、震源の深さを見ると次の通りです。

発生時刻 2024年2月9日 17時42分ごろ
震源地 伊豆半島東方沖
最大震度 2
マグニチュード 4.9
深さ 170km
緯度/経度 北緯35.0度/東経139.2度

と言う事で、ならば過去に同様な地震は無かったのかとMj4以上で2004年以降に発生した同様のものついて調べてみると、たった1件だけ有りました。

2006年6月2日 11時31分ごろ
発生時刻 2006年6月2日 11時31分ごろ
震源地 伊豆半島東方沖
最大震度 2
マグニチュード 4.3
深さ 144km
緯度/経度 北緯34.9度/東経139.2度

 これを見ると震源の位置は 北緯34.9度/東経139.2度で、今日の地震と殆ど同じ位置で、ただ深さだけが違う、と言う事なのでした。
 それではこの前後で能登地方やその近隣エリアでどんな地震が有ったのか、と調べてみると、

引用開始(一部抜粋)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E9%9C%87%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8_(%E6%97%A5%E6%9C%AC)#21%E4%B8%96%E7%B4%80%E5%89%8D%E5%8D%8A

2007年(平成19年)
3月25日 能登半島地震 - Mj6.9(Mw6.6)、石川県穴水町・輪島市・七尾市で最大震度6強。死者1人、小さいながら津波も発生した。
7月16日 新潟県中越沖地震 - Mj6.8(Mw6.7)、新潟県長岡市・柏崎市・刈羽村、長野県飯綱町で最大震度6強。柏崎刈羽原子力発電所では震度7相当との試算がある[176][注 22]が、計測地震計によるものではない。柏崎市を中心に家屋倒壊や土砂崩れなどの被害。死者15人。局所的に最大1mの津波を観測。

引用終了

 この時は能登半島地震が後に来たので今回とは前後関係が逆になるわけですが、それでも前後1年以内に能登半島と伊豆半島沖でややパターンが似ている地震となった、と言う事象が(たった1件ではあるものの)有ったわけです。
 これだけで遠隔連動傾向が有るのかどうか、までを言うのはどうかなと言う感じですが、まあ少し気に留めておくと言う程度でしょうか。
 地球の地下深くで一体何が起きているのでしょう。
 

仕組みとアプローチ -  海底地盤隆起が発生した能登半島地震と海水面上昇の一因

2024-02-09 07:46:27 | 火山 地震 津波 
 能登半島地震では広範囲で海底隆起が発生しました。
 漁港に船が出入りできなくなったとかのように見た目でわかる事例だけでなく、表面では直接見られないような海底でも隆起が多く発生したようです。
 以前に東日本大震災での海岸隆起関連で記事にしましたが、海底隆起した分だけどこかで海底陥没が起きなければ当然のように海水面上昇するのではないでしょうか?
 「いや、海底地すべりで海底がえぐられた部分もあるのでは?」と考えてしまうのは間違いで、海底地すべりによる海底地盤ではより深い所に土砂などが落ちるだけですから、それでプラスマイナスゼロなわけで別に新たな陥没体積とはなりません。
 能登半島地震についてはプレート境界型地震ではないので内陸部の沈降がもしかして殆ど無かったかも知れませんが、いずれにしてもそれだけ海洋の部分は海底地盤が隆起して浅くなった体積分だけ海水面は上昇するはずなのです。
 実は特に今世紀に入って海水面の上昇が顕著になったと言われている一因は、2000年のスマトラ島沖地震 Mw8.0、2004年に発生したスマトラ島沖地震 Mw9.1-9.3、2005年に発生したスマトラ島沖地震 Mw8.6、ペルー沖地震 Mw8.4、2010年チリ・マウレ地震 Mw8.8、2011年東日本大震災、etcなど海底を震源とするプレート境界型地震でMw8以上のものが多発しているわけで、その多くは海底の隆起とその分だけ内陸が沈降すると言うケースが多いはずなわけで、地震規模が大きい分だけ海水面が上昇するはずなのです。
 その他に、これら大地震により、プレート境界面の歪(ストレス)が解消され、それまでよりもプレートがスムーズに滑り込むようになった分だけ、その摩擦熱により海底の地中で地盤が温度上昇し、それで海底地盤や海水が温められ、このような温泉化みたいな事が大規模に発生したはずで、その温度上昇により海水が熱膨張して海水面が上昇した、と言う面も有るのだと個人的には考えています。
 「大気の温度上昇に比べて海水の温度上昇の方が大きい」と言うのはこう言う「仕組み」で無ければ説明がつかないのではないでしょうか。