“ママノリア日記

ママノリアの独り言

都会と田舎の狭間の会話

2010年03月07日 | アリノママノリアの日々
今日いつも格言をくれるおじさんと東京と神奈川の境の辺、ビルと田んぼの境目で立ち話をしたのであった。
おじさんは白髪頭に、ちゃんちゃんこ。
僕はニット帽にフリース。


アダルトとヤングの間に白い息がただ交差する。



「経験というもんはあれやな、しりゃいーちゅうもんやないな」

「どーいうことすか」

「経験、経験っていうが消化しないとまた経験がやってくるわな」

「はー。」

会話の成り行きは日本の政治家の現在の姿からそこへ至った。

「とにかくだ、経験しろ経験しろっていうが経験を頭の中でわかってても意味がないんだな」

「はー。」

「栄養にせなあかんのじゃ」

「栄養?」

「そうじゃ、消化して栄養に変えてから初めて経験といえるのじゃい」


大阪弁?東京弁?九州の方?
とにかくなまりがおじさんの言葉に混じることに気がいってしまう。


「いいから、栄養を吸収せな、やせていくのじゃいな」

「なるほど」


「ようするに成長できんというこっちゃねー、そういうこっちんこねぃ」

「こっちゃねー?こっちんこねぃ?」


笑っちゃいけない。笑うな俺。
ガチンコ笑うなクラブ。
でも笑わせようとしてるかも。
でも顔が真剣。
駄目駄目笑っちゃ駄目。
今日のご飯何にしよー。
脳を方向転換。



こっちんこねぃ。

こっちんこねぃ。


僕の中の笑いのツボだということを経験した。
そして消化しきれずに、今に至る。


おじさん、ありがとう。

また来週笑わないでがんばるのだ。