精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

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バリで元気をもらう会の感想が届きました。(2)

2018-08-21 20:31:41 | 日記
 今回は二人の方の感想文を掲載します。

 初めて参加しましたが、1番感じたのが、『本来の自分に戻れた』という実感でした。バリの青空、星空、海と緑は心地良く、朝から晩まで健康的な生活は、最高の癒しになりました。
日本でいかにストレスフルだったのか、気付かずに、過ごしていました。
子連れ参加だったので、朝から1日騒動し、ご迷惑をおかけしました。
先生や直子さん、メイドさんやハウスキーパーさん達のお世話を沢山受けました。
みんな、温かくて優しかった。毎日、楽しかったです。
道中は、飛行機の乗り継ぎもあったので、片道で1日以上も時間がかかり、子供を連れての旅行がこんなに大変だとは思いませんでした。でも、一緒のグループメンバーに助けられ、守られて、安全に来ることができました。
行き帰りも共に過ごしたメンバーは、最高だったと思います。短い期間でしたが、家族のようでした。今後もお会いしたいと思っています。
また、キツイ思いをしながら子連れ旅行のお陰で、私にはこの子が何よりかけがいの無い存在と本当に思えるようになりました。
バリで先生から、『クライエントを大切に思う気持ちを貫くこと、信じること、中途半端に生きず、周囲に異を唱えたとしても、自分自身らしく進むことで、クライエントも前に進める』等と教えてもらい、励ましていただき、日本に帰ってからは随分調子がいいです。
職場の空気まで全然変わってきて、なんだか優しく大らかな風が吹いているようです。
臨床家にこそ、良質な休憩が必要だと思います。
ハウスキーパーの皆さん全員素敵でしたが、特にアリさんやダンディさんが、可愛くて好きでした。言葉が分からない中でも、お互いに理解しようと話し合ったり、冗談言い合ったり、笑顔や感謝、ノーヘルバイク、子どもを可愛がってくれて、嬉しかったです。
今は少し寂しく、バリの思い出の写真、動画を見ながら、また日々の生活を励ましながらの日々です。
子どもも、色黒になって、少し逞しくなったと思います。
 先生、直子さん、ありがとうございました。これからも、よろしくお願いいたします。

               小さなお子さんと一緒に参加されたTさん より

 
 お二人目の感想です。

 1月に続き2回目の参加、同じ場所であるにもかかわらず前回とはまた異なった滞在経験となりました。特に日本の季節が冬と夏とであることの違いの大きさには驚いています。
今回の滞在はバリでは時に肌寒く感じることもあり、逆に帰国してからの日本の“危険な暑さ”には参りますが、それでも雪の降る時期に帰ってきた前回とは異なって、大汗をかきながらも心地よく体を動かせることのありがたさを実感しています。1月の帰国後は、バリでの滞在はただただ「夢の中のできごと」のようで、温かい部屋で現地のお茶を淹れてぼんやりと飲むことにしあわせな感じをもっていました。今は、家じゅうの窓を開け放し、近くの海からの風を通り抜けさせて、夜は夜でベランダに椅子を出して月や星を眺めています。そして空が、バリだけではなく私の好きなどんな場所ともつながっていることを実感し、本当にありがたいことだということをとても思って、大きな安心感と言いますか、「大丈夫」という気持ちに満たされています。季節が大きく異ならず続きで感じられるということは、バリにいた感じ方を思い出しやすいということでもあるのだなと思い、しあわせ感の持続を容易にしていることに恵まれたのは大きな発見です。前回の滞在を「毒素の排出」とその「養生」のイメージであるとすれば、今回は「採り入れ」とエネルギーの充実であるように感じています。

今回、バリ行きにあたって描いていたことのひとつは、「そこはどんなところなのか?」ということを、現地の人たちの暮らしている姿に触れ、感じてきたいということでした。周りの自然や動物たちの様子を含め、どんなところで、どんなふうに時が流れ、人々はどのような表情で暮らしているのか、少しでも多く、そのまま、ありのままの姿を見て来たいと思いました。そしてそのとおりに、時間があれば海辺や周囲の道をうろうろと歩き、誰か出会えばあいさつを交わし、木陰に腰を下ろして風に吹かれ、空気を感じてこれたような気がします。
今から思えば、自分のことを考える時間も充分にはあったのだけれども、それ以外に、そこから意識を外に向けることで逆に見えてくるものをみたかったのかもしれません。またそのように心がけることで「行動」として自分に動きをつけたかったのかもしれません。そのうちに、先生がよくおっしゃる「歩きながら考える」という言葉を思い出しました。バリに行けたこと、そのこと自体も含めて「ああ、これが」と思った時に、風が通るというのはこういうことなのかな、という気もしました。

バリで過ごしたことは、やはり「夢のようなこと」だったと思います。でも、1月の時のように「夢の中のできごと」ではなく、しっかりとした現実感の中で、「私は何をしたいのか?」ということを見ようとしている自分を感じます。
帰ってからの日々の生活でも、その時どきで、「さあ、何をしようかな?」と、でもあまり頭の深いところで考えずに自ら気の向くに任せ、気持ちよく体を動かし整えることを生活の中心としています。自分の内に、流れ、巡りよく感じられて心地よいことが大切なことであり、静かでありながらもエネルギーを感じるこの頃です。
もちろん、現実の生活の中に在る雑雑としたこと、重く感じることはバリに行く前と何一つ変わらずに同じ場所にあるままです。でも、それを抱える私自身は、「それはそれ」と思っているような帰国後の日々です。

このような機会を与えていただいた先生、直子さんに、また、参加者の皆さん、スタッフや現地で出会った皆さんに、心から感謝いたします。バリの不思議な魅力に、心の満たされる思いです。

                    二回続けて参加されたAさん より



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