テツはピカピカの一年生に5月の末になりました。
普段は静かで落ち着いていて、庭の方を眺めては物思いにふけっているようなので、彼の部屋の名札をテツから哲替えました。
誕生日には、私たちはケーキ、テツには、大好きな和牛のスジ肉で、ハッピーバースデーをしました。
テツは可愛いので、直子は1日に何十回も
「テツ可愛いね、大好きよ、テツ、テツ」
と話しかけています。直子が体中撫でると、テツも頭を直子に突っ込んできてハアハア言って喜んでいるようです。抱っこされた時はちょっと迷惑そうで、仕方がないなあというような顔をしています。
テツは深く優しいやつです。無邪気に寝転んで木をかじっている時、何ともいえない可愛さがあります。
ピカピカの一年生ですので、今日は名札を着けてあげました。
最近はオーデオルームでテツと一緒に音楽を聴くのが、私の楽しみの一つになっています。
ところで、遠見書房からシンリンラボという電子書籍の原稿依頼があり、
心理療法とは何か、クライアントとは何か、治療的面接とは何か、治療的技法とは何か
という根本的な考えについて書きてほしいとのことでした。(それは、既にネットで読めます)
その原稿を神田橋先生が読んで絶賛され、増井武士の世界とスーパーバイズという本を是非出版するように勧められました。まだ、日本では私の行っている心理臨床は全く新しいものであり、またスーパーバイズの本も出ていないということでした。今現在、その本は私の原稿と7名ぐらいバイジーの文章を掲載する予定です。
本のテーマは「増井武士の世界とスーパーバイズ」ということでしたが。少し恥ずかしいので、
「私の臨床の世界とスーパーバイズ」とでもする予定です。
「精神療法で私は変わった」の感想を聞かせてもらっていますが、時々仮想か、事実に近いフィクションのように思っている方もいるようです。患者さんの残した文章をもとに、少し事実(夫婦喧嘩の話など)を和らげたところがあるだけです。
この本はお陰さまで、第2版に入ったそうです。