精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

心理臨床の研修会・精神療法外来の陪席・海外のワークショップやバリ島ビーチフロントヴィラの利用のご案内などを掲載します。

2020年3月21~22日の宿泊研修会について

2020-01-25 23:02:54 | 日記

 ( ヴィラの赤い花がきれいでした。)

3月、春の宿泊研修会の参加資格の問い合わせがありました。
公認心理師の参加が可能なのかということでした。
この研修会では参加資格は全く問いません。どなたでも興味があり、勉強されたい方は参加できます。
私の出した本「来談者のための治療的面接とはー心理臨床の質と公認資格を考える」で、
誤解されて受け取られている向きがあるように感じる時があります。
公認心理師に対する否定やその方々の臨床力が低いと私が思っているという誤解です。
私が指摘したのは、公認心理士師の資格の認定のあり方への問題提起であり、歴史的に考えて日本の心理臨床の質の低下を懸念したものであります。
公認心理師の方自身の問題ではありません。
私の希望は公認心理師の方を含め、自分の心理臨床の質を高めたい方ならどなたでも参加してもらいたいのです。
また、ゆっくりと自分を見つめなおしたい方、自分の抱える問題との関わり方を体感したい方なども、今までに参加してもらっています。
治療者と患者さんの垣根もなく、一人の人間として参加してもらいたいのです。
今のところ、研修会のみの参加を除くと半数ぐらいの申し込みなので、是非ともご参加ください。

バリ便り 今日帰ってきました。

2020-01-24 21:25:17 | 日記


本日、無事に日本に帰って来ました。
帰りの機内でキャビンアテンダントまでがマスクをしていたので、何となくおかしいと思っていたら、
後から中国の新型肺炎の流行を知りました。慌てて用心の為、薬を飲んで休んでいます。
今回女性スタッフの二人は、四日間続いていろいろ違ったケーキを作ってくれました。
私達が帰るその日もココナッツミルクと野菜のケーキとナシゴレンのおにぎりを作ってくれました。
空港のレストランで食べるより、私には数倍おいしく、家庭的で有り難いのです。
ケーキも「トライ、トライ」と言いながら、スマホで調べて何やら楽しそうに作り、
みんなで味見タイムがくるのを、男性スタッフも素知らぬふりして目はウキウキです。
もちろんオーブンはなく、蒸して作るケーキですが、甘すぎずフワフワ、
子どもがたかって食べるようにあっという間になくなります。
帰る前の日焼き鳥屋さんに来てもらって焼き鳥を食べるように言ったら、
「子供がいるからお土産」と食べずに言ったので、お土産の分も持たせました。
ちょっとしたことにバリの人の心の深い優しさを感じます。

翻訳機で、久しぶりに大笑いしました。

2020-01-19 23:18:54 | 日記
 

今回のバリ行きは重要な懸案事項を二つ抱えていましたので、バリ便りをゆっくり書く気持ちになれませんでした。
しかし、どうやらその要件が済みそうなのでバリ便りを書いています。

 要件もあって、今回、翻訳機を持ってきました。日本語で話したら数秒後にインドネシア語になるものですが、
その翻訳機の前で、はっきり、わかりやすく話さないと、相手は機械なのできちんと訳せません。
きょう、スタッフのダンデイがやや神妙な顔をして話し始めたので、詳しく聞こうと、翻訳機を口元に向け、
話すように合図をすると、緊張したのか、途中から何やらモニャモニャとなりました。
訳された言葉は、「寄宿生が助けを求めることができない場合があります。」とか、
 「ガンジーのロゴは助けを求めることができます。」とかで、直子が苦しがるほど笑いだし、
しまいに、「助けて」と言って涙をふきながら笑い転げていました。
私も笑いながら、はっきり、シンプルに話すように言ったら、ダンデイは
「プラパ」と言いました。私でも知ってる言葉が、翻訳機に「いくら?」と出ました。
「プラパってなんで翻訳機でわざわざ言うの?」と、直子は「もう、やめて。」と翻訳機を持って逃げました。
直子が落ち着いてから直に聞くと、ダンデイのお母さんが病気でお金がかかるから心配だということでした。
明日、直子がお見舞いに行くと言ったら、ダンデイはコロッと元気になり、ココナッツ水を飲まないかと勧めてくれました。一個はお母さんへのお土産に、あとはみんなで飲むことにしました。
まだ青いココナッツは特に身体によく、果肉と果汁、それにライムの絞り汁、少しシロップを加え、冷やして飲みました。
それはそれは美味しく、直子は私の分までねらっているようでした。

 翻訳機と言えば、相当学のある司法書士に話してもらった時、翻訳機を向けられると急に固まり、言葉に詰まっていました。バリの人は基本的にとても恥ずかしがりやで、それは良い事のようにインドネシア語で「マル、マル」と言います。

 
 アリさんお薦めの豚のナシチャンプル おかずとの混ぜ飯 なんと100円
 かなりスパイシーで、私の口の中では燃えました。

葉っぱのしぼり汁がゼリーになるジェンドール(バリのダイエット食)

2020-01-16 22:34:13 | 日記
 

 ダイエットしている私に、女性スタッフのアリさんがジェンドールというものを作ってくれました。
緑の葉っぱを水の中でもんで、青汁になったら葉っぱだけ捨て、残りの汁を冷蔵庫で冷やすと、グリーンゼリーができます。それにバリの黒砂糖と生姜で作ったシロップとココナッツ水をかけてできあがり。癖がなくういろうみたいで、私には美味しく、お通じが良くなり、空腹感も減ります。こんなことだったら、もっと早くに作ってくれたらよかったと言うと、「ルパ、ルパ。」(忘れた、忘れた)と、ニコニコしてアリさんは言います。
ジェンドールを食べ始めてから数日経ち、直子はあっという間に1キロ痩せたのに、私はなんの変化もありません。
しかし、また明日もアリさんは忘れない限り、ジェンドールを作ってくれるでしょう。 

直子のバリ便り

 早朝から泳ぐと言うより、水遊びやお風呂がわりのように海に浸っている人達がいました。気持ち良さそうで、楽しんでいる声が聞こえてきました。

 バリに来ると、まず、肌がしっとりつややかになり、気のめぐりが良いのか、いかにも身体が喜んでいるようです。冬の指のささくれがあったことなど、一日経たずに忘れます。
それに、食べ物がおいしいというより、おいしく感じられます。日本での私は、何を食べたらおいしいかなとよく考えます。これと思って食べてみても、そうおいしくないこともありますが、バリでは、何を食べてもおいしいのが不思議なくらいです。

 先生も私もぐっすり眠るので、夢をみます。その夢が二人ともバリらしいので、つい笑ってしまいます。日本では決して見ない夢です。

 人は「自分」という意識や感覚、頭で考えていることが、普段は優先されて、あるいは自覚できて、自覚されやすくて、その感覚や思考で動いているように思います。けれど、もっとベースは、先生が良く言う「生命体」の部分であることを、ここ、バリでは教えてもらえるというか、何となく感じます。この温暖な気候とゆったり流れる時間、人工的なものが少なく、自然が豊かなことで、思考が鈍くなり、動物的感覚がちょっとは蘇るのかもしれません。
 暑いけど海風が心地よく、身体が「ちょうどいいよ。」と言っているみたいです。

バリに、無事に着いています。

2020-01-11 20:29:49 | 日記

朝は定番のメニューで始まります。とろけるような美味しさのマンゴスチンは、真夏の果物です。

 いつも通り、バリ式オイルマッサージをたっぷり受けています。
プールで泳いだり、食事も気をつけて痩せようとやや努力しています。
日本の疲れをとるように、ぐっすり、たっぷり眠れています。
個人的なメールは、アイパッドの方に送ってもらっても良いです。



 直子のバリ便り

 昨年の夏は、クロコダイルの小型バージョンのピアワに再び会いたくて、随分あちこちウロウロしたことを思い出します。結局、ヴィラの庭に現れたお母さんピアワを一回見ただけでしたが、後から思うと、とても幸運だったと思います。
 今回バリに着いた日の朝、まだスタッフも来ていない時に庭を歩いていると、レンガの塀辺りでごそごそと動くものがあって、そっと追ってみました。なんと、かわいい子どもピアワではありませんか。  おそらく二度と会えないかもしれないと思って、私はなるべく気配を消して、長い時間、ピアワを見ていました。ヒトも動物も、やはり子どもは愛くるしい。その子どもピアワは塀から落っこちそうになったり、ドジで甘えん坊さんみたいでした。
 求めすぎると、逃げられて、諦めていたら? 求めなかったら、向こうからやってくる、
そんなものかなと思いました。