精神療法家 増井武士のブログ・バリ島日本人自殺予防ヴィラオーナー(レンタル可)

心理臨床の研修会・精神療法外来の陪席・海外のワークショップやバリ島ビーチフロントヴィラの利用のご案内などを掲載します。

バリで元気をもらう会

2017-10-02 08:58:07 | 日記
はじめに

パリ島で元気をもらう会


バリのビィラの宿泊研究会などのタイトルをやめ、

バリのビィラで元気をもらう会
と、タイトル変更します。以下の理由です。


1.ある大きな誤解

最近ある方から、バリ島の集まりは、勉強会ではないのですか?という質問されて、私は驚きました。
そんな説明はどこにもしていないに、先入観でしょうか?世の中は先入観で動くこともあるという新たな見方もできるという発見です。
私の職業は精神療法の実績家でもあるし研究者でもあります。だからそのような先入観も出てくると思います。
しかし、バリ島のビィラの会は、何ひとつも勉強などしません。強いて言うなら、そのようなややこしい、勉強という地点働きが、自然に取れて、身体がまず調子よく気持良くなります。それにつれて、時間と心がざわざわしたのが静かになってきて、その静かな流れさえ感じるようになります。
それは勉強などしない事から発生してきます。

2.参加される方は自然に変化していきます。

バリのビィラの集いでは、勉強など含めた知的なこだわりが取れて行くのです。
だから、この誤解のもとは取り除かないと、とんでもない誤解のままになってしまうのは残念です。
自然に、ということを書き示すほど不自然な作業はありません。
ビィラの周りは自然だらけです。表玄関の前は、鹿と間違えるほど可愛い牛の放し飼の広場です。その垣根も細い木々などで簡単に作られたもので、時々牛が家の庭に現れます。バリでは牛は神様の申し子なので、人と何のいさかいの種になりません。
庭先に寝転んでいる牛と顔を合わせるだけで、気分はコロリと変わります。また、家のメインの庭の先は広いインド洋です。
夜になると波音だけとなり、時々ガムランという、バリの伝統音楽の練習の音が風に乗り聞こえてきます。
このような自然だらけに囲まれると、やはり身心ともに余分な雑念が産まれる隙間もなくなっていくのです。
そうしていると、別の案内の記事に載せているように、その場に身をおき、静かに流れる時を感じるようになり、何か言葉を越えて、自然に湧き出る心や命が膨らみ、笑顔が増えていきます。
私はその、何か、を 体験してもらいたいが故に、このような企画を思いつきました。

3.保安や治安の良さと人間指数について

こんなに見通しが良く開放的だと、近所の人達は海辺から庭のまん中の石畳を通って表玄関の道に出る人もいます。
しかし、治安は極めて良く、海沿いの庭先に置き忘れたサーフィンなど庭の奥に入れてくれていたり、ビィラが建ってから、海沿いに建てたバーゴラの豆電球一つがなくなっていただけです。それも二つある内の一つでした。ハウスキーパーは「豆電球は一つで困らないから、もらっていたのだろう。」と、苦笑いしていました。
また、夜間のガードマンが滞在しているビィラを中心に見回ってぐれています。私はプトウさん、(日本で言うと一郎さん、長男)というガードマンと仲が良く、時には夜中までテラスの椅子で話し込みます。
彼の経歴は豊かで、デンパサールの中心街でディスクジョッキーをしていたこともあるぐらいです。彼はやさしく、相手に分かりやすい英語で話します。
この優しさや、人を思う心の深さや、きちんとした距離を保つ事、そして何より怒りを恥として、みなが単純な冗談でも微笑みや笑いにすぐに変える明るさなど、仮に人間指数というスケールがあれば、日本人は極めて低いと、ついつい私は思ってしまいます。
都会と比べて治安は極めて良く、人の心は奥深く優しいのです。
総体的学力や経済指数は低くてもバリの人、とくにヒンズー教徒は人はとても豊かなのです。
バリのビィラでの元気を貰うというのは、名所旧跡の観光のようなものではなく、本当の豊かさを感じるものなのです。

4つまらない重荷をしょいこんでいませんか?

我々は日本という社会と仕事や仕来たりという文化の中で、余分な荷物や捕らわれや我執にいかに捕らわれて生きてるか考えた事はおありですか?
自然の中で、一人と自然と優しさの中で大事なものと余分な我執は、良くわかってくるでしょう。
しがみついていたつまらない重荷も沢山あります。
これらが自然と剥がれ落ちた時、心は軽くなっていきます。
また、周りの人も優しく見守ってくれるでしょう。
参加する人が夕食後、普通の話から時には個人的な話となり、皆でその気持を汲む事で心や命の洗濯にもなります。エンカウンターグループとかは、それを促進するひとつの方法でしかなく、それが目的ではありません。
だから、それを必要とする人はどなたでも参加できます。

5.文章が堅いという感じがあるとも聞きました。

元来、研究論文など書いてきた者ですから、やはり文章が堅いのでしょう。
それなら、コメントでもしてくれたらいいと言うと、名前が出るから、と言われます。
ニックネームでコメントすることもできますと、私は伝えました。
やはり、人の心を対話で正確に理解する事が仕事にしている私には、パソコンと言うメディアは恐ろしく不正確に思われます。
因みに私の研究者として論文は、非常に柔らかいと言われていました。
万一興味ある方は、私の論文選集で、治療的面接への探求、1巻~4巻、2009人文書院、をご覧下さい。

参加定員とか費用などはすでに示しているブログをご覧下さい。


最後に、お願いがあります。

私達のグループは最初、メーリングリストを使って、私の研究会の案内やいろいろな企画の相互連絡をしていました。そのメーリングリストをやめてブログにしたのは、一長一短があると思います。しかし良い点から考えると、より沢山の方への情報公開と意見の交流ができるということです。
ブログについて沢山の方から個人的にメールをもらいますが、出来たら、ブログのコメントとして、ニックネームなどで送ってくださると、ブログにした本来の目的がより達成できると思います。
いかがですか?

月夜のミントテイーさん、コメント、有り難うございます。
素直な意見や感想こそ、とても大事です。大歓迎です。 気軽にください。