打倒!破廉恥学園(改)

ブログのお引っ越しです。旋風寺武流PLが意味もなくただ、だらだらと書き散らかすブログです。

『風雲児たち~蘭学革命編~』感想

2018-01-02 00:05:04 | 徒然
面白かった……。原作とはキャラクターや話の細かい部分は違ったけど、信念があれば大抵のことはなんとかなるんだなと、おっさんの身体に熱を入れてくれる話でした。原作の補強部分として実際の読み分け(翻訳)作業が行われていましたけど、気が遠くなるような根気のいる作業だなと思いました。

切ないのが前野良沢の心変わりです。娘を亡くした時は娘のような人を無くすために一刻も早く読み分けを進めたかったのに、いつの間にか医学よりも語学に心を奪われてしまっていることです。そして杉田玄白は、医学の発展のために解体新書の名声を独り占めしたという悪名を被ろうとしたけど、返って名声が高まってしまい物凄い罪悪感を背負ってしまうっていうね。

ラストシーンの年老いた二人の抱擁にもらい泣きしてしまいました。18年のわだかまりが氷解したんだなーって嬉しかったです。しかしこの時代ではすでに中川淳庵も平賀源内もすでにこの世にはいないんですよね。淳庵は癌で、源内は人を殺めてしまい獄死しています。

本当かどうかわからないけど「鼓膜」「十二指腸」「神経」という今でも使われる言葉を前野良沢が考案したというのは本当なのでしょうかね。もしそうだったら前野良沢の語学センスはすごいです。晩年の良沢は蘭化の号にふさわしく蘭語本の翻訳に人生をかけます。翻訳ができるようになったんで面白くなっちゃったんでしょうね。

この『風雲児たち』シリーズ、ぜひとも別の話が観たいです。個人的には源内編です。平賀源内の最後までドラマ化してくれたら嬉しいな。

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