『トロピカル～ジュ！プリキュア』第一話感想

明るい。とにかく底抜けに明るい。そんなアニメの第一話でした。

まずＯＰが明るいんですよ。プリキュアたちも悪役もサブキャラもモブ生徒もみんなで踊るＯＰはアニメ『こどものおもちゃ』のＯＰを思い出してしまいました。さらにハイスピードで手を打ち合う主人公まなつとローラ。おそらくＯＰ映像のテンションの高さはプリキュア歴代一だと思います。ＥＤで『こどものおもちゃ』の監督だった人ががＯＰアニメの担当と判明して納得！

第一話は小さな島から都会に引っ越してきた少女・夏海まなつが人魚の国グランオーシャンからやってきたローラと出会う内容です。ローラはあとまわしの魔女によってやる気を奪われた故郷を救うために伝説の戦士プリキュアを探します。このローラ、故郷を救いたい気持ちよりも手柄を立てて次期女王につきたい気持ちが強く、その無駄に強い野心は『魔法つかいプリキュア』のリコを思い出します。

今年のプリキュアはテンション高く、ギャグ多めでいくようです。これは私の考えですがコロナ禍で世の中が暗くなっているので明るい作品でみんなに元気になってもらおうとしているのではないでしょうか。東日本大震災の翌年のプリキュアも明るいものでした。みんなに元気を与えることこそが娯楽の、エンタメの本質だと思うのです。