悔しさをバネに意識を変え、世界を目指すでつなぁ〜
自然に囲まれた土地で育ち、父の影響もあって子どもの頃から登山やスキーに親しみ、高校時代には
兄弟そろってスキー複合競技の国内１、２位を独占してた荻原次晴くんでつなぁ〜
だけど、高校２年で国際大会に初出場すると世界の壁は厚く、二人ともビリに近い戦績。
次晴くんは「楽しくやれて結果は後からついてくればいい」とあまり気に留めてなかったでつなぁ〜
でも健司くんは、「世界で活躍したい」と練習に打ち込んでたでつ！
そんな次晴くんの意識は、健司くんの金メダル獲得で大きく変わったでつ。
街で健司くんと間違われて声を掛けられた揚げ句、弟だと分かり「ちぇっ」と舌打ちされたことも
一度や二度ではなかったでつなぁ〜
外出も嫌になる日々の中で、次第に「金メダリストの弟ではなく、自分らしさを世の中に認めさせたい」と
いう思いが湧き上がり、世界を目指そうと決意したでつ！
だけど、自分のスタイルとは何なのか、簡単には見えないでつ。
結果が出なければ周囲も認めてはくれないでつ。
トップ選手たちの姿を間近で見るうち、地味でも基本練習こそが何よりも重要。
その先で自身の限界を超えられたら「自分らしさ」が分かるかもしれないと思うようになったでつ。
日本のアドバンテージは繊細な感性と技術力でつ。
長野大会が近づき周囲の期待も高まっていたワールドカップ。
ジャンプのスタート台で経験したことのないプレッシャがあったでつ。
足がガクガクと震え、逃げ出したい気持ちに押しつぶされそうになったとき、
生まれて初めて「ここでどんなことがあっても１センチメートルでも遠くへ飛ぼう」という境地になったでつ。
気づくと主要大会で自己初のK点（ジャンプ台の建築基準点）超えの大ジャンプを達成。
その経験が自信につながり、日の丸を背負って出場した長野大会の団体戦でも実力を出し切れたでつ。
団体戦では自分の少しのミスがチームの成績につながるでつ。
その強烈な緊張感の中でもいかに限界を超えられるか。
団体戦入賞の瞬間、うれしさとともに自分の成長を実感できたでつ。
スキーもクルマもヨーロッパが発祥の文化で、日本は後発。
スポーツでは体格差もあるでつ。
だけど、日本人は美しさへの感性、技術力などあらゆるものに対して繊細で、器用さや勤勉さがあるでつ。
他が追随できない個性でハンディを覆せる実力を持っているでつ。
大胆な発想を加えて挑み続ければ、世界をリードし続けることは十分可能。
全力を出し切る強い気持ちがプレッシャーを克服し、結果につながるでつ。
そして、練習は正直に出るでつなぁ〜
そりが自信になるでつ。
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からなぁ～
