高井良ゼミナール

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第13回ゼミ

2021-07-12 17:54:00 | ゼミ日記
皆さん、こんにちは!

ゼミのたかいらです。先々週(7/1)から対面授業となり、対面の良さを噛みしめていたところですが、わずか二週間で対面は終焉を迎え、最終回の今週は、オンラインとなりました。五輪は、開催するのに、大学のゼミは、オンラインとは、一体、どうしたことでしょうね!?soccerballpencilset

ともあれ、先週のゼミ(7/8)では、スターターも早三週目となり、「ある本を紹介しながら、教師の仕事の魅力について語る」というお題で、まずは自分自身が悪戦苦闘しました。黒柳徹子の『窓際のトットちゃん』にしようか、灰谷健次郎の『兎の眼』にしようかと悩みましたが、結局、選んだ本は、無着成恭の『山びこ学校』でした。note

『山びこ学校』は、23歳の青年教師・無着成恭が山形県山元村の山元中学校で行った生活綴り方教育の実践記録です。中学2年生の生徒たちが自分たちの家庭、村の暮らしを克明に観察しながら、社会の矛盾に眼を向けて、人々が貧困から解放される方法を探ります。無着クラスの生徒たちにとって、「学ぶ」ことはよりよく「生きる」こととつながっていました。symbol1

「社会科」の原点がここにあると思います。また、若い教師のもつ力がここに示されていると思います。「格差」や「貧困」が問題となっている今、もう一度、『山びこ学校』を通して、仲間とともに学ぶことの力を再認識したいものです。boygirl

その後、ゼミでは、「ライフヒストリー・セレクション」を読むという内容で、ゼミの卒業生たちの作品を読んでいきました。西村伸也さんの「重光孝政先生のライフヒストリー」、小林里佳子さんの「笹本裕子先生のライフヒストリー」、伊藤裕美さんの「長岡美徳先生のライフヒストリー」、いずれも読み応えがありました。また、今年のゼミ生のコメントが共感力が高くて、すばらしく、過去のゼミ生やその恩師が教室にともにいるかのような錯覚にとらわれるような、時代を超えた学びの空間になりました。kirakira

コロナ禍が落ち着きましたら、ゼミの卒業生たちと対面で会って、現役のゼミともども、学び合うことができたら、嬉しいです。moon

いよいよ、今週は、前期の最終回、夏休みのインタビューに向けた、最終準備を行います。また、村松さんがどんな本をもってくるのか、楽しみです!ok

それでは、皆さんもどうぞよい夏をお過ごしください。bye