本日のミッション！！

　あれは私の誕生日のことでした。
　仕事から帰ってきたら、自宅に一枚のはがきが届いていました。

　でも、あて名の字はどーみても私の字だ（笑）

　なんか出したかなー？と思って裏を見ていると、『そうだ、そうだった！！』と思い出しました。



　


　護衛艦『ちくま』の乗艦整理券に当選したのでした！！


　一枚で二名まで申し込めるのですが、今回も我が家で誰を連れて行こうかと考えましたね…。
　揉めるのはわかっていたので。

　海王丸修繕ドック見学の時も揉めたもの（爆）

　勿論、私以外の人たちが揉めてましたよ…。
　どっちも譲らず（苦笑）

　でも夏場の体調を考えると父に軍配が上がり、父が行くことになりました。
　
　





　ちくま、です。
　全長109ｍ（海王丸よりデカい）
　2000ｔ
　乗員約120名
　
　護衛艦なので、いくつか武器があります。
　マニア程ではないのですが、戦艦好きな父（というかその世代の方々）にはたまらないようです。
　意外とご年配のおじ様が多かったわー。




　これは速射砲かな。
　（奥に見える船は、国土交通省所有の浚渫船『白山』）





　上にでっかいレーダーがあります。






　そちらはあんまり私は無関心…。

　寧ろ、護衛艦すごーい、という感じです。
　艦そのものの方に興味がありました。

　当然だけれど、中は狭いわー。
　私は大丈夫だけれど身長170ｃｍ以上の男性は猫背になりそうだよ。

　
　今回の体験航海は10：00～11：30でした。

　
　艦内の至る所に海上自衛隊の方々がいらっしゃって、色々お話を聞くことが出来ました。
　
　艦長さんにもお話を聞くことが出来ました。

　艦長さんは、赤と青のネクタイ。
　幹部の方々は青。

　で、気になったのが…緑の方々…これがほんの数名。

　関橋の中にいるということは、きっと偉い人なんだろうけれど、誰に聞いていいのかわからないので、直接緑のネクタイの方にお聞きしました。

　すると

　『我々は所謂、幕僚です』

　『今回、司令が乗艦されてているので御付です』


　司令…って艦長よりエライ人だよね？　え？何処にいるの？
　

　と思ったら、私の目の前の、優しそうなおじ様でした…。

　でもよく見たら、肩に金の線が4本！！
　一等海佐だ！！（艦長は二等海佐）

そしてネクタイは、赤、でした。（司令でも色々階級がありこの上は、黄色、とか）


　確かに御付なだけあって、司令の後ろに常に控えているという感じでした。

　その方はかーなーり若い感じで…多分私より若いだろうなー。
　防衛大出身のエリートだろうなー、と思ったり。
　全然目が笑っていないし（苦笑）

　
　父のいるところに戻ると、近くに海上自衛隊の方が。
　よく見ると…その方も『緑』だ！！

　お話を伺えば、今回御付の方々は5名もいらっしゃるそうな…。

　また司令はいつも『ちくま』に乗艦されているわけではなく、この隊に所属している3つの護衛艦のどれかに乗艦することが決まっているそうです。
　予定が組まれているそうな。
　
　なので、司令が乗艦されているときは、特別な旗が掲げられる、という話でした。

　確かに、上を見たら、不思議な旗が。
　
　端がひらひらした白っぽい旗の真ん中に桜が。
　
　しかも、司令の階級によって旗がどんどん変わっていくらしい…。

　桜の数が増えたり。
　旗の形が変わったり…。
　
　最終形態としては…

　内閣総理大臣だとえび茶色の旗に金で桜。
　防衛庁長官だとえび茶色の旗に銀で桜。

　らしい。


　中々面白いことを色々教えていただきました。
　この方はまだ目が笑っていたわ（笑）

　
　それにしても…皆さん姿勢がいいんですわー。
　シャン！としている。
　見習いたいわ。
　

　厳しく鍛えられた中で培われたものなんでしょうが…隙がなくて…怖いくらいです（笑）





　さて、ちくまが再び入港して、今度はお隣にいる『白山』の方へ。

　こちらは作業船、という位置づけでしょうか。
　日本には三隻しかない船です。



　
　全長は約94ｍ
　4185ｔ

　大型浚渫兼油回収船。
　

　
　　
　上から見るとなんだか工場ぽいです。


　ちくま、と違っていて色々なところが広い（笑）
　雰囲気もなんだかのんびりしています。

　働く車ならぬ働く船、だから子供たちにはこちらの方がいいかもね。
　広いし。
　

　こちらでも、たまたま　ちくまの司令、艦長、幕僚の方々がいらっしゃいました。

　お互い所属は違えども『船乗り』だもんねー。
　気になるんだろうなー。



　『白山』は本日までの一般公開ですが、『ちくま』の方は明日も一般公開されます。
　お時間のある方は、伏木港まで是非。


　し、しかし…暑かったー！！
　『ちくま』の上は…例えるならフライパンの上の目玉焼きです…。

　小さなお子様方はみな、へばってましたね…。
　海に出ている間は、飽きてしまって、親御さんが抱えなければならない感じでした。
　親御さんも大変だったろうなー。