at randomで行こう!

手当たり次第に読んだ本、食べ物、旅行記など兎に角好き勝手に話します。

今日の健康

2012-05-12 00:52:22 | 健康
ちょっと読んだ本のことで、思うことをつらつら…。

 数年前にも似たような本を読んだ気がしたのだけれど…。

 どちらも、ガンで身内を亡くされた家族の本です。
 ガンの発見から、亡くなるまでの記録です。

 そして、今回の本と以前の本との共通点は

『わかっていたのに、病院に行くのが遅れた』

そして、

『一度、完治した、と言われた』という点です。


 なのに、どちらも再発して亡くなった…。
 
 それもまた良く似た過程なのです…。

 どちらも『過信』しすぎていたのです。
 『がん』がなくった、『がん』に勝った、という…。

 
 個人的な話で申し訳ないのですが、私はかなり前に大病で家族の介護をした経験があります。
 一旦は助かり、日常生活を送れるようになったのですが、本人の過信により、再度倒れました。
 周囲がかなり厳しく言っていたのに、まーったく話を聞かなかったからです。
 幸い、医師たち(四名!!)の尽力もあり、再度こちらの人間として戻ってきたわけですが…また一昨年手術する羽目になりました。
 全ては、本人の慢心と過信です。
 家族は、常に気を付けるように何度も何度も、それこそ喧嘩になるほど、口酸っぱくして言って、実行をしていました。
 それでも、本人が、ちゃんとしなければ…損を食らうのは、周囲の人間です。
 
 最初の介護のとき、それがわかった私には、

 
 つまり、禍福は糾える縄のごとし、と…。


 だから、どーしてそんなふうに『がん』に勝ったなんて完全に思えるのか…。

 色々考えたのは、

 『がん』に勝った、という自分の運の良さをアピールしたいため
 『がん』の治療が辛すぎたため、それを払しょくしたいという思いが強いため
 『がん』の治療期間を、元気な体になった今、取り戻したい、と思うため
 『がん』の再発への恐怖を打ち消したいため
 
 他にもあるとは思いますが…。


 でもね、どちらにせよ、がん、というものは毎日生産されているらしくて、体が健康で免疫力が強くなければ、がんは増えていく存在らしいのですよ。

 一度がんと闘った身であればそのために、体は散々痛めつけられて、傷ついているはずなんです。
 抗ガン治療にしろ、手術にしろ。
 本来の体ではない。


 なのに、どーして、本来の体に戻った、と思うのか…。


 辛さを忘れ去れるものが、人間にはあるとしか思えない。

 ともあれ、本来の体ではないのですよ…。
 だから、本当は、ゆっくり休ませてあげてほしいのです。
 時間をかけて、ゆっくりと体が強くなるのを待ってほしいのです。
 
 そのためには、本当に慎重に慎重に、行動してほしいのです。
 勿論、周囲もそれを促してほしい。
 やみくもに喜ばないでほしいのです。
 

 私の方は、医師が全然楽天的でない人なので、有り難いくらいです。


 その積み重ねが、新たな命の糸となって、その人の人生を紡いでいくのだと思うのです。

 今ある命は、決して運が良かった、というものではなく、様々な人の努力によって存在しているものだということを忘れてはほしくはないのです。

 日々感謝、と思うのです。
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