高崎市小中養護学校PTA連合会 顧問のブログ

高崎市小中養護学校PTA連合会 2008年度顧問です。2007年度中は会長のブログとしてお世話になりました。

071206 第3回学校保健委員会(片岡小)・・・  本当の意味での聞く、聴く”こころ”と姿勢

2007-12-06 05:31:26 | Weblog
第3回学校保健委員会・・・片岡小で開催の5,6年の保健委員会活動です。
心の健康についてが主題でした・・
5,6年生に実施したアンケート結果の発表・・・
そしてロールプレイングで体験してみよう・・というコーナー?の2本立てでした。
心のアンケート・・・(男女別の回答で)
設問1.、あなたが今まで他の人から言われたり、してもらったりしてうれしかったことは?
男女とも、ほめられた事、親切にしてもらったことが上位で・・
特徴的なところは、男子が教えてもらったこと、が上位に・・
女子はプレゼントを貰った事、ありがとうといわれた事が上位に・・・(なるほど・・)

設問2、あなたが今まで他の人から言われたりされていやだったことは?
これは男女とも悪口を言われたが圧倒的に多く、女子は無視されたがその次に(なるほど・・)

設問3、あなたが今までに困ったり心配に思ったり、いやだなあって思ったこと?
答え①友達のこと・・・男子は悪口、女子は無視が・・・
答え②自分の性格や体型のこと・・・男子は太り気味、女子は性格の事と同じく体型の事
答え③勉強のこと・・・男子は、わからない事や国語漢字ができない・・
女子は、算数が苦手、国語漢字、勉強ができないって続いていました・・(うーん・・・)
答え④家でのこと・・・どちらも上位は父母のこと(うるさい、おこる、解ってくれない)
と・・・兄弟・姉妹の事で上ばかり怒られる・・が双方共通で・・・(ここがポイント)

設問4、あなたは友達に困ったりいやだったことを話したり相談したことがありますか?
男子は3割弱・・女子は60%・・・があると・・・(この差は如実に出ました・・)

設問5、あなたは友達から困ったり、いやだったりした事を相談されたことはありますか?
男子は2割切っています・・・女子は過半数がある・・・(上記の傾向のまま・・)
そしてあると答えた場合のどのようにしたのか?の問いには・・
アドバイスをした、話を聞いてあげた・・が男女とも上位でした・・・

具体的な記入例も多いのですが・・・性質上このような形でお伝えする形で・・
設問4,5は実はこのてのアンケートは、第2弾で第1弾のときに相談相手は・・
一番が母親・・2番が友達・・という結果を受けて・・今回は友達に特化して設問・・
という説明がありました・・(きちんと理論だって・・細かいケアーをしながら進めている)

男子と女子・・・5,6年生という時期だけに性別という部分での意識の差が見えてくる
この差は、大人になっても恐らく大きな変化はないのかなと・・(相対的な意味で・・)
もしかしたらもっとはっきり出てくるのかもしれませんが・・・(いろいろな意味で・・)
でもそれは、私は男と女・・・体も心も違っていいと思います。それが差なのだから・・
区別をすると差別をするは、違う次元の話で、差別はNGですが区別は必要だと思います。
(性格・・無視・・・形に見えない“こころ”の中の部分・・デリケートな部分ですね)

今の大人社会・・PTAの中でも・・・
この“こころ”の問題?・・・親と子の関係・・・親同士の関係・・・大人同士の関係
より複雑に・・・微妙なバランスの上で成り立っているのでしょうか・・・
大切なのは、向かい合うことなんですがねぇ・・プライドや照れ?があってねぇ・・中々

さて・・・引き続きロールプレイングの体験を・・・
役員さん2名が、最初モデルになって3パターンの受け答えを実演?しました。(台本あり)
①最初のパターンは・・・投げかけに対して「・・・・」無視という答え・・
②次に・・・小さい声で答えるあるいは顔を見て聞くが気のない返事というパターン。
③最後に・・相手の顔を見てはっきり答える、時々あいづちを打ちながら聞くパターン。

ここだけ読むと・・・どれがベストなのか・・・一目瞭然ですよね・・・
(また演技するお母さん・・・上手でした・・そのパターンも・・・ねっ(笑))

①・・これって論外・・だけど・・・大人同士でも解っていて挨拶しない、出来ないって
経験・・ありませんか??・・・タイミングを逸したとかいって・・(いいわけ)
②・・これは・・・危険・・・
家庭の中でありがちなシーン??気のない返事というもの・・・TVを見ている時とか
多いのが・・家事をしていて(正当に忙しい??)って・・(保護者の方の感想にも・・)
悪気があって・・ではなく・・・でも結果・・ある・・・
①、②、③って並べて書くと・・・この②・・・十分にいけないことって理解できる。
③・・頭まではわかるしやっているつもり?・・・でもね相手がそう感じないといけない
以前、学校評価のアンケートがありました。親の目線と子供目線の相談していますか?
この数字に如実に差が出ました・・・親はつもりでも子供サイドからすると不十分?

この・・①、②、③・・・こうしてみると解りやすい・・実際の場面にすると・・・
③のつもりでも・・・“こころ”の声まで聞くではなく聴いてあげないと・・②と同じ
“こころ”の健康・・・聴く・・十四の心で耳を傾けて聴くなんですね・・うん
頭でわかっていても・・・相手の気持ちが満たされないと・・・うーん・・
改めて、今日から“こころ”がけて実践ですね・・(気づきに感謝、ありがとう・・・)
(すみません・・・アンケートの考察・・・またの機会ですね・・)