1月6~11日
ラングホブデ氷河で活動中の氷河掘削調査チームのサポートの為
昭和基地から観測隊ヘリでラングホブデ氷河へ入りました。
今回はスノーモービルを利用して、氷河掘削調査チームの調査機材を第二掘削予定ポイントまで移動すること、調査終了後に調査機材数トンをしらせ搭載ヘリコプターが離着陸できる氷河対岸までスノーモービルで輸送できるかを見極めることが主な任務になります。
6日、しらせヘリコプターが離着陸できるポイントにデポしているスノーモービル近くに58次隊土屋隊員と前泊
7日、クラックと池が点在する氷河の端ストップ&ゴーの繰り返し、
徒歩で30分約1キロの距離をスノーモービルが通過できるルートを探しながら1時間半近くかけて通過、何とかキャンプ地にスノーモービルを運ぶことができました。
午後から1台200キロ近くある熱水掘削機械の前輪にはめるソリを工作
何とか氷上での物資輸送の目途つき、
第二掘削ポイントまでの引越しも無事終えることができました。
8日、スノーモービル利用の氷上輸送輸送ルート工作
9日、第二掘削地点で260mの掘削成功の瞬間にも立ち会うことができました。
10日、第二掘削地穴を利用して
氷厚260m下の海水250m下の堆積物、海水採取調査のサポート、
長さ500mのワイヤーの先につけた採取機器を掘削穴からゆっくり引き下ろし、引き上げを10回近く繰り返す単調な作業が1日続きました。
11日、早朝に観測隊ヘリコプターでピックアップしていただき無事昭和基地へ帰還いたしました。
天気も良く数日で真っ黒になりました!