山岳ガイド 眞さんの山がいど日記

山岳ガイドが出あった自然、感動、日々の様子など綴ってみました。このブログで、のんびり"ねまらっしゃい"!

早池峰山と賢治

2010年07月07日 | 旅行記

7月5日
早池峰山の仕事が早く終わり、5日前に見つけた早池峰山河原の坊登山口近くにあった宮沢賢治の詩碑の意味を確かめようと花巻市にある“宮沢賢治記念館をたずねてみた。

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入口にはタイムリーに特別展示の看板が掲げてあり、大いに期待して入場券を手に展示を見て回った。

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確かに早池峰山登山口で見かけた詩は『山の晨明(しんめい)に関する童話風の構想』という39行詩、最後の5行が碑文として掲載されていることがわかった。1972年全国で16番目の賢治詩碑として立てられた。「春と修羅」第二集の中にこの詩が納めれれ、宮沢賢治が1925年8月10日から11日にかけてこの早池峰山に登山したときのことを、この山を大きな菓子の塔に見立て表現したという。ここまではわかったが、詩の解説や現在どの本に掲載されているのか、その本が手に入るいるかは職員の方にも尋ねて見たが、わからなかった。
100円で購入した資料「早池峰山と賢治」には
他にも、「栗鼠と色鉛筆」「早池峰山嶺」「花鳥図譜、八月、早池峰山嶺」「東岩手火山」「白菜畑」「雲」「職員室に、こっちが一足はひるやいなや」「うすぐ濁った浅葱の水が」「川が南の風に逆らって流れているので」「暗い月明かりの雪の中に」「鈍い月明かりの雪の上に」「早池峰中腹」など早池峰山に関連した多くの詩が残されているようだ。
この詩はどのような内容なのだろうとまた興味が湧き出す。
“宮沢賢治と山登り”という???ミステリアスな世界へと引き込まれてゆきそうだ。
まずは、「どんぐりと山猫」という童話を読んでみた。


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