7月10日、桜森2丁目に開設された有料老人ホーム「サニーステージ大和」を「市民のための介護保険をつくる会」の方と一緒に見学した。
今年3月に開所した、このホームは全員個室で60床あり、現在、入所している方は10人、満室には数年かかる見込みとのこと。設備はすばらしく、人員も2人に1人のヘルパーが対応する。入所には入所一時金600万円(5年償却)前払い預かり金240万円、月費用20万9千900円と介護保険利用料の1割負担、その他に自己費用の医療費、などが必要になるとのことで、少なくても毎月30万円近い費用となり、払える方はどれだけ居るのかと思う。、しかし特養ホームなどの入所待機者は大和市でも500名近くいる。介護保険は制度の改正で利用者負担が大幅に引き上げられ、サービスの抑制が行われている、一方ヘルパーなど介護で働く労働者の賃金は低すぎ改善は急務である。
今年度、大和市で新たな施設建設は、下和田、和喜園の増床と深見に晃風園が小規模で計画している80床、後は桜森と下鶴間の2箇所にグループホーム(36床)の計画、待機者の解消には程遠い状況。
見学後に市の担当者に施設介護について尋ねると、有料老人ホームも様々なタイプがあり、自宅を処分するなどで入所金を作らなくてすむ、高齢者専用賃貸住宅もある。介護が必要な高齢者を一箇所にまとめるのではなく、在宅もふくめ、地域のなかでサービスを受けられれば、費用も安くできる、施設介護は痴呆などに特化していくのではとのこと、まさにどのように人生の最後を迎えるのかが問われているが、老老介護など在宅介護には様々な困難があり、施設介護を望む方が多いと思う。
いろいろと考えるほどに、政治が果たさなければならない役割が大きい