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9.11 オオクワガタの世話をする

2013年09月11日 | 日記
 今日は、昨日電子レンジで加熱し、水に浸しておいた材をクワガタの容器の中に入れました。

 

 昨日、セットした飼育容器です。

 

 飼育容器の中には、オオクワガタの転覆防止用の木の皮が入れてあります。

 

 水に1日浸しておいた材の様子です。

 

 材の上に置いた容器の重しを外すと、水の中に材が2本入っているのがわかります。

 

 材を入れてあった水は、茶色に染まります。

 これは、木に含まれる成分が水に溶け出して水を茶色くしたもので、アク(灰汁)といいます。

 その主な成分はフミン酸、フルボン酸、タンニンなどの腐食酸です。

 熱帯の河川を流れる水は、よく茶色や黒色に濁っていて、ブラックウォーターと呼ばれています。

 ブラックウォーターに含まれる成分も木に含まれる物質が溶け出しているので、同じものと考えられます。

 

 材の表面についている、コルク層は、オオクワガタのメスが産卵するときの妨げになるといわれている

ので、理科部では、手で丁寧に剥がします。

 

 きれいになった材を飼育容器の中に入れました。写真はオオクワガタのオスです。

 

 オオクワガタのメスです。

 

 セットが終わると、飼育容器の上に新聞紙をのせます。

 

 その上からフタをします。

 フタと飼育容器の間に新聞紙をはさむことによって、飼育容器内を乾燥と害虫から防ぐことができます。

 

9.11 日本カメ会議に参加して

2013年09月11日 | 日記
 8月31日(土)

  私は、はじめて日本カメ会議に参加しました。

 名前を聞いたとき、いったいどんな会議なのだろう、と興味が沸きました。

 実際に参加してみると、予想外のことが多くあり、驚きました。

 壇上で、それぞれの発表者が自分たちの研究成果を発表していくのですが、

 その話し方がフレンドリーで素人の私たちにもわかりやすく話をしてくださる方が

 ほとんどだったので、私も緊張せずに話を聞くことができました。

  私が参加したのは1日目だけですが、一番興味深かったのが鵜飼晋さんの発表された

 「名古屋市矢田川におけるミシシッピアカミミガメ幼体の捕獲調査」です。カメの生態を

 あまり知らなかったので、この発表で様々なことを知り得たので良かったと思います。

 特に、ミシシッピアカミミガメの子供は、砂利や小石、ゴミの下や中などにうまく隠れる

 習性があるので、私が探すとしたら、なかなか見つけられないだろうと想像しました。

 私は、カメは隠れずに水中を優雅に泳いでいたり、岸で甲羅を乾かしているイメージしか

 なかったので、この習性は意外でした。

  この1日の体験を通して、私はカメについて、より詳しく知ることができました。

 今までは、ほとんど見る機会もなかったカメなので、興味もあまり持っていませんでした。
 
 しかし、これからは、もっとカメの習性や生態を知り、来年カメ会議に参加する時は

 今回の受け身の姿勢ではなく、もっと積極的に参加し、いろんな人の発表もしっかり聞いて、

 成長したいと思っています。

                               高1 女子

9.10 オオクワガタを飼育する

2013年09月10日 | 日記
 9月1日(日)にオオクワガタをいただきました。

 理科部で飼育することになりました。

 

 オオクワガタのオスです。

 

 オオクワガタのメスです。

 飼育容器の底から5センチメートルくらいの深さにマットを敷き、その上に木の皮を置きました。

 クワガタの転覆防止です。

 

 電子レンジで3分間、木を加熱します。

 加熱するのは、木の中にいるコメツキムシの幼虫などを殺すためです。

 加熱した木は、水の中に入れて、1日放置します。
 

9.10 スッポンの甲羅はなぜ柔らかい?

2013年09月10日 | 日記
 スッポンの甲羅はなぜ柔らかいのでしょうか。

 甲羅を触ると、他のカメと違い、六角形のうろこもなく、柔らかく、

 ブヨブヨした感じがします。 

 スッポンの甲羅が柔らかいのは狭い岩の隙間などに隠れるのに

 硬い甲羅より柔らかいほうが都合がよいと思われます。

 また、甲羅の形も、カメとスッポンではスッポンのほうが流線型で水の抵抗が少ない

 体の作りになっています。

 ほかのカメと違い、甲羅が水の抵抗を受けにくい、流線型の形をしています。

 また、顔つきも違い鼻の先がとがっている種族が多いのも、水中生活に適応した結果です。

 また、水かきが発達していて、軽量な甲羅によって、素早く水中を泳ぐことができます。

 さらに、水中で長時間活動できるのもスッポンの特徴です。

 これは、喉の部分の毛細血管が極度に発達していてある程度水中の溶存酸素を

 取り入れることができるためです。

 また、歯はないが、あごの力が発達していて、高い殺傷力を持っています。

 首は、シュノーケルのように水上に伸ばしたまま呼吸できるので、水上の鳥などの捕食者から

 身を守ることができます。

 このように、スッポンは堅い甲羅で自分を守るよりも、水中生活に適応することを選んだカメだと言えます。

9.10 ミシシッピアカミミガメの子供の様子 甲羅干し

2013年09月10日 | 日記
 

 ミシシッピアカミミガメの子供が甲羅干しをしていました。

 ミシシッピアカミミガメを含み、川に棲むカメは、定期的に甲羅干しをします。

 なぜ甲羅干しをするのでしょうか。

 甲羅干しをする理由は、次の3点だと考えられています。

 1. 「体温をあげる」

   変温動物であるカメは、体温を一定に保つ機能を持ちません。

  9月にもなると、朝夕は気温が下がるため、体温を上げます。

  日光浴によって体温を上げているのです。

 2. 「代謝を高める」

   日光浴によって体温が上がると体内の代謝が高まり、活動したり、

  食べ物を消化することができます。

  冬になると、気温が下がり、代謝も下がってしまうため、食欲も減ります。

  温帯のカメの場合は、極力体力を低下させないために冬眠をします。

 3. 「日光で体を殺菌する」

   甲羅干しは日光の殺菌作用を利用した病気予防の一つです。

  太陽光に含まれる紫外線の効果で皮膚を殺菌したり、日光にあたって体を乾かすことで、

  カメたちは皮膚病や寄生虫を防ぎます。

  スッポンの甲羅は柔らかく、特に甲羅のふちはコラーゲンの固まりなので

  カビなどが生えやすいために、甲羅干しは健康維持のために大切だといわれています。