今日は、昨日電子レンジで加熱し、水に浸しておいた材をクワガタの容器の中に入れました。
昨日、セットした飼育容器です。
飼育容器の中には、オオクワガタの転覆防止用の木の皮が入れてあります。
水に1日浸しておいた材の様子です。
材の上に置いた容器の重しを外すと、水の中に材が2本入っているのがわかります。
材を入れてあった水は、茶色に染まります。
これは、木に含まれる成分が水に溶け出して水を茶色くしたもので、アク(灰汁)といいます。
その主な成分はフミン酸、フルボン酸、タンニンなどの腐食酸です。
熱帯の河川を流れる水は、よく茶色や黒色に濁っていて、ブラックウォーターと呼ばれています。
ブラックウォーターに含まれる成分も木に含まれる物質が溶け出しているので、同じものと考えられます。
材の表面についている、コルク層は、オオクワガタのメスが産卵するときの妨げになるといわれている
ので、理科部では、手で丁寧に剥がします。
きれいになった材を飼育容器の中に入れました。写真はオオクワガタのオスです。
オオクワガタのメスです。
セットが終わると、飼育容器の上に新聞紙をのせます。
その上からフタをします。
フタと飼育容器の間に新聞紙をはさむことによって、飼育容器内を乾燥と害虫から防ぐことができます。